青森県弘前市にお住いのお客様よりMacの修理についてお問い合わせをいただきました。

当店へご依頼されたお客様で北海道在住の方はおりませんので、めでたく最北端エリア更新となります。
ちなみにこれまでの最北端は同じく青森県の十和田市でございます。
僅差ながら緯度の上回る弘前市で記録更新が達成されました。

さて弘前市といえば人口約18万人、津軽地方の中心都市として青森県内3番手の規模を誇る都市です。
なにより日本で最初に市制施行された都市のひとつとして有名です。

かつては弘前藩の城下町として発展し、明治時代には宮城県仙台市、岩手県盛岡市に次ぐ東北第3位の
人口規模を誇っていた程の由緒ある都市なのです。

現在ではリンゴの一大産地でその生産量は全国一。
私も弘前産のリンゴは好きでリンゴジュースをよく通販で購入しております。

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本格派リンゴジュースのシャイニー: https://www.shinyapple.co.jp/index.html
このリンゴジュースを飲んだら、そんじょそこいらで市販されている品では満足できなくなります。

以下画像は当店スタッフが今年のGWに青森県へ遊びに行った際に撮影したものです。
スマホでの撮影ですので画質は期待できません。
ご了承ください。



弘前の桜は日本三大桜の名所の一つで全国的にも有名です。
弘前公園では毎年「弘前さくらまつり」が開催され、日本一の桜と称される桜と弘前城目当てに
多くの観光客が訪れます。

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青森県弘前市の誇るゆるキャラ たか丸くん
たか丸君: https://www.city.hirosaki.aomori.jp/takamaru/

弘前城天守閣がのった弘前藩初段藩主である津軽為信公の兜をかぶった弘前城の
別名鷹岡城の鷹(たか)がモデルになっております。

弘前城 : https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%98%E5%89%8D%E5%9F%8E

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弘前城天守閣へ至る朱色の橋。
橋の朱色と背景の桜が織り成すコントラストが絵になります。

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弘前城追手門。
弘前城の正面玄関となります。
多くの方が立ち止まってカメラで撮影しているのが印象的でした。

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お堀を挟むように並ぶ桜の木々。
丁度桜も咲き頃で良い時期に訪問することができました。
栃木県では5月上旬に桜が咲いているところは流石にありませんので羨ましい限りです。

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桜色の通路かと思われますが違います。
大量の桜の花びらがお堀に見事に舞い散り浮いているんです。
その光景はまるで桜のプールのようです。

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公園内をしばし進むと天守閣が見えてきます。
弘前城は全国に12ある現存天守閣の一つ。
日本最北端かつ最東端の地に位置する現存天守です。
1810年に造られた訳ですから約200年以上の歴史をこの地で刻んできたことになります。

現存天守: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8F%BE%E5%AD%98%E5%A4%A9%E5%AE%88

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弘前城は現在石垣の復旧工事に伴い天守閣を別場所へ移設しております。
本来は天守閣の下には荘厳な石垣が広がっているのですが今回は残念ながら拝見する
ことは叶いませんでした。
復旧工事後に再訪を誓ったのは言うまでもありません。

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弘前城後方に臨むのは岩木山(いわきさん)です。
岩木山はその形状から別名津軽富士と呼ばれます。
あの富士山と山の形が非常に似ているんですね。
5月だというのに山頂付近にはだいぶ雪が残っております。
手前には満開の桜に囲まれた弘前城、遠くには雪を被った岩木山。
心に残る素晴らしい光景でした。

岩木山 : https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E6%9C%A8%E5%B1%B1

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それでは本題に入ります。

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郵送で送られてきましたApple社のPowerMac G4 (MDD)
2002年製ですから実に15年以上前のマシンということになります。

このように年式の古いMacをご利用になるお客様は現在進行形で少なからずいらっしゃいます。

お客様は印刷デザイン系の会社を営んでおられ業務で使用するデザインソフトのバージョンの
関係で敢えて旧式Macを使わざるを得ない環境だと仰っていました。
新型Macを購入するにもソフトまで買い換えるとなると相当なコストになるため導入を見送っているのだそうです。

これまでは故障の度に東京は秋葉原まで中古同等品を探しに足を運んでいたそうですが
最近では機器の在庫が少なくなっており探すだけでも一苦労なのだとか。

日帰りで青森から東京まで足を運ばれるフットワークの軽さには脱帽です。
交通費だけでもバカにならないはずでしょう。



さてお送りいただいたPowerMac
診断の結果内蔵の電源ユニットに異常が見つかりました。

マシンを四苦八苦の末分解しどうにか電源ユニットを本体から引き離すことに成功。
ここまでに要した時間約40分。
冷房の効いていた空間とはいえ少し汗をかいてしまうほどでした。

PowerMacは分解をし難い構造になっているためくれぐれもご自身で作業をされる際には
途中で挫折されないようお気を付けください。

分解の結果内蔵の電源ユニットの型番はAcbel製のAPI1PC36。
電源容量360Wのユニットになります。
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さてここで一つ困ったことが。
というのも15年以上前のマシンの部品のため新品での部品入手が困難なのです。

電源ユニットの故障箇所が微々たるものであればコンデンサ交換などスポット修理も可能なのですが
今回は故障箇所が多岐にわたっているため電源ユニットの交換は避けられません。

お客様へ事情を説明し今回は中古部品での対応で承諾をいただきました。

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取り寄せた電源ユニット(中古品)
国内での部品手配のため入荷までにはそれほど時間を要しません。

電源ユニット交換後に改めて電源を投入します。

どうでしょう・・・

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ジャーンとMac特有の起動音と同時にリンゴマークが画面に表示されました。
作業成功です。

ちなみに当店では今回のような電源ユニットの交換修理の場合HDDのデータ等が消失することは
一切ありません。
修理依頼時でも安心してお任せください。

今更気が付いたのですがお客様のお住いの弘前市とApple社のMac。
そして本日の休憩時間の茶菓子はアップルパイでした。
共にリンゴつながりではありませんか!

参考までに今回発生した費用です。
内蔵機器交換作業料          8,400円        
交換用電源ユニット機器代(中古) 10,800円
割引                ‐1,200円
合計                18,000円
※機器返却時の送料はお客様負担となります。

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