お盆期間真っ只中ですが、本日8月15日より当店は通常営業。
そんな折以前から問い合わせをいただいていた栃木県那須町の某ペンション様へリニューアルを施した
宿泊管理システムの納品と操作説明も含めお伺いさせていただきました。
栃木県那須町は一帯が高原地帯で栃木県を代表する一大観光地であります。
特に夏季期間は避暑地として多くの観光客が足を運ばれますため周辺道路は大変混雑いたします。
混雑を回避するために当日は下道で那須へ向かいました。
案の定高速道路はひどい渋滞で下道を選んで正解でした。
栃木県那須郡那須町 : https://www.town.nasu.lg.jp/
那須町北西部は高原地帯のため標高の高い地区はエアコンなどを使わなくとも快適に過ごすことができます。
逆に冬場は平野部に比べ積雪も多く寒さも一層厳しくなります。
恒例のゆるキャラ紹介です。
那須町には古くから悪事をはたらく九つの尾を持つ九尾狐が、陰陽師に殺生石に変えられたという
言い伝えがあります。
九尾狐にちなんだゆるキャラ「きゅーびー」です。
『那須町観光大使』として鋭意活躍中とのことです。
那須町公式ゆるキャラ きゅーびー : https://www.pref.tochigi.lg.jp/a03/town/shinkou/shinkou/tochichara/kyubi.html
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さて今回お伺いしましたお客様ですが今年の6月にメールでお問い合わせをいただいたのがファースト
コンタクトとなります。
以前勤務されていた従業員様が独学で作製した宿泊管理システム。
Microsoft社のAccess2003をベースに作られておりました。
これまでも不具合はあったようですが、騙しだまし使用してきたそうです。
しかし6月に入るとエラーが発生する頻度が多くなり業務に著しく支障が出るようになりました。
ついにはシステム自体が微動だにしない状況に。。。
この時当店で出張サポートにて応急処置を行いどうにかシステムが稼働できるように暫定的に復旧
させたのです。
しかしエラーが発生する頻度は変わらず。
改善のためにはシステムのリニューアル作業が必須とご提案させていただきました。
ペンションのオーナー様からも予算を確保するので正式に宿泊管理システムをリニューアルして欲しいと
お返事をいただき7月中旬から製作作業に着手し8月上旬に完成に漕ぎ着けたのです。
リニューアル後のシステムはMicrosoft社のAccess2016をベースにこれまでのシステムの仕様設計などを
見直しするところからメスをいれました。
Microsoft社のAccessは一般に市販されているPC等には標準搭載されておりませんが極めて優秀な
ソフトです。
上手く活用すればご自分の手で顧客管理や販売管理といった具合にデータベースを扱うソフトが作れて
しまうのです。
当然Accessの操作を極めるのは一筋縄ではいきません。
当店でもAccessをマスターした人間はごく一握りで、社内でも神扱いされているぐらいです。
今回は一からシステムを構築するのではなく、既存システムのリニューアル(改修)でございました。
また既存システムを製作された際の仕様書および設計書が残っていたので低予算、短納期が実現できたの
です。
システムリニューアル(改修)時ほとんどの場合仕様書などが無い、前任担当者とも連絡が取れ無いなんて
のはざらです。
そのため予想よりも費用納期がかさむことが多いのですが、今回は予定より低予算で納品することが
叶いました。
最初に見積もりを出した業者様の金額と比較しても半分以下のコストで日々悩まされていた問題が解決。
さらにはより使い勝手がよくなったシステムを目にしオーナー様を始め従業員様にも満足していただけました。
このたびのシステムリニューアル時の浮いた予算は宿泊されたお客様へ還元する予定だそうです。
当店パソコンサポートPCわんだではAccessベース、Excelベースの業務用アプリやシステム開発も行っております。
※当店の業務はPCの修理のみだけではありません。意外だと仰るお客様が非常に多いので念の為。
これにより高額なソフトを購入せずに低予算化が実現することも可能です。
お客様のオフィスのコストカットに貢献させていただきますのでご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。
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久々の那須町。
作業の合間に小休憩を。
高原の空気を吸いに那須町湯本方面へ足を延ばしてみました。
向かったのは名所でありミステリースポット「殺生石(さっしょうせき)」
ちなみにこれまでにも訪れること多数で数え切れません。
高原の空気を吸いに来たのに硫黄性ガスを吸いに来たのでは本末転倒な気もしますがそこは深く突っ込まない
でください。
お盆期間ということもあり駐車場は県外ナンバーでほぼ満車でした。
殺生石の案内版
殺生石とは切っても切れない関係の白面金毛九尾(はくめんきんもうきゅうび)の狐の伝説についても紹介
されております。
駐車場に車を停めいで湯橋を渡ると非現実的な光景が目に入ります。
雰囲気は恐山に近いかもしれません。
ガスの排出量が多い場合は立ち入りが規制されることもあるようですが今日は特段規制は掛かっておりませんでした。
特に雨が降った直後などは硫黄性ガスが滞留しやすいので規制がされるようです。
※地元の方に聞いた話です。
整備された遊歩道があるので足場は思った他よいみたいです。
ただ高低差がありますので歩きやすいシューズを履くことをおススメいたします。
ヒールの高い靴などは控えた方が良さげです。
しばし歩くと見えてきた石 盲蛇石(めくらへびいし)
案内板によると目が見えない蛇を助けた村人による伝説が由来との事。
石が蛇の首の部分に見えるとのことですが、、、う~んよく見えませんでした。
この地では地温が高く、発生する蒸気を利用して湯畑が設けられ、人工的に湯の花が精製されるそうです。
湯の花ってこうして作られるんですね。
松尾芭蕉の句碑
「石の香や 夏草赤く 露あつく」
本句は推敲の段階でボツになってしまったようですが、曾良旅日記に記されたものです。
この付近一帯は硫化水素、亜硫酸ガスなどの有毒な火山ガスがたえず噴出しております。
その発生する硫黄性ガスを長時間吸うことは生命活動に大きな危険性を与えかねます。
殺生石の名の由来ですが
「鳥獣がこれに近づけばその命を奪う、殺生の石」
として古くから言い伝えられていることからです。
ここまで来ると立ち込める硫黄性ガスの匂いも強烈です。
長時間滞在することは避けた方が良いかもしれません。
※決して野宿などしないでください。
教伝地獄
案内板の紹介を読むとかなり興味深いことが書かれておりました。
教伝というのはかつて実在した住職で彼の悪事についての懲悪が書かれております。
さらに歩を進めると無数のお地蔵様が見えてきました。
ちょっと異様な光景で夜間に一人で遭遇したら金縛りに愛想な雰囲気でした。
その正体は千体地蔵です。
お地蔵様の数は年々増えておりもう少しで名の通り千体に達する見込みだそうです。
千体地蔵
赤頭巾を被っている物、しおり手ぬぐいのようなものを被っている地蔵様など実に様々なバリエーションがございます。
千体地蔵
ここでよく見ると一体一体表情が違うことに気が付きました。
共通しているのはすべてのお地蔵様が平安を祈って、とても大きな御手をしていることでした。
殺生石 : https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AE%BA%E7%94%9F%E7%9F%B3
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続いて向かったのは那須町湯本の有名神社 ”那須温泉(ゆぜん)神社”
残念ながら”おんせん神社”ではありません。ゆぜん神社です。
平家物語で有名な弓の名手 那須与一ゆかりの神社です。
那須与一が源平合戦への出陣の前に戦勝祈願をしたことでパワースポットにもなっています。
入口のすぐ横には無料で利用できる足湯小屋があります。
こんばいろの湯(足湯)
足湯ですが侮ってはいけません。付近の温泉同様効能が期待できます。
無料とはさすが温泉地なだけあります。
入口近くに安置されている白鹿の像です。
白鹿といえば温泉神社の伝説にも登場する重要な存在です。
遠目だと本物の鹿かと見間違う位に精巧に造られておりました。
大和さざれ石
そうです国家「君が代」にも登場するあのさざれ石です。
一見するとただの石とスルーしがちですが、石の周りにしめ縄が締められていることからもその重要性が窺い知れます。
触れることで願い事が叶うとも言われておりますのでぜひ触れてみてください。
カエルの像??
カエルのような謎の像もあります。
案内がないのでカエルでないかもしれませんが。。。
階段を登るとついにその姿を拝むことができます。
温泉神社本殿です。
雨上がりということで少しもやが掛かり始めたせいかどことなく神秘的です。
本殿を右側から見た図です。
屋根部分にもやが掛かりこれまた神秘的です。
これも那須与一ゆかりの馬なのでしょうか?
案内がなかったので詳細は不明です。
足湯でくつろげ神社で参拝もでき本日のミッションはクリアできました。
止んでいた雨が再びポツポツ降ってきましたので、強くなる前に帰ることにしました。
那須町は他にも見どころが沢山あります。
今回は湯本エリアの紹介でしたが、東部の芦野、伊王野エリアも興味深いスポットが盛りだくさんです。
時間があれば次回は那須町の東部エリアの紹介もしてみたいと思います。
那須温泉神社 : https://nasu-yuzen.jp/
栃木県那須町で宿泊施設のシステム化、予約管理システムの構築、システムリニューアルなどで困ったら