9月に入りましたがまだまだ暑い日は続きます。
こう暑い日は海にでも行きたい気分です。


・・

そんな気持ちを察したのか本日は海に面した福島県いわき市へ出張することになりました。


福島県いわき市 : https://www.city.iwaki.lg.jp/www/index.html

いわき市は平成の大合併が全国で相次ぐ中、2003年まで日本一の面積を誇る市として長らく王座に
君臨しておりました。

・・・・・が現在では悲しいことに12位まで順位が下降↓↓

※余談ですが当店の地元栃木県日光市は、このいわき市の面積を抜いてしまい、な・な・なんと全国3位に
 大躍進しておりました。

面積が広ければよいという問題ではありませんが、全国一位というのは中々とれるものではありませんから。

さて恒例のゆるキャラ紹介

スパリゾートハワイアンズを擁するいわき市らしい南国気分なゆるキャラです。
しかもお姉さんでは無くおじさんを選定したのは面白いと思います。

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いわき市ゆるキャラ フラおじさん : https://hula-ojisan.jp/

くどいようですがいわき市は面積が広く多数の市町村が合併したことで市街地があちこちに分散しております。
今回訪れたのはいわき市の平(たいら)地区。
かつて平市と呼ばれていた地区になります。

名実ともにいわきの中心地でかつては 磐城平藩の城下町でした。
市役所や国・県の出先機関、大手銀行の支店、JRいわき駅を擁するエリアになります。

今回いわき市へ足を運んだ理由ですが、以前対応しました同じくいわき市のお客様のご紹介からでした。

ご友人がパソコンのことで困っているので面倒を見てほしいと切実にお願いをされたのです。

経緯をご案内しますと
1. ヤフオクで半年前に購入したBuffalo社のLinkStation LS510D0301がPCから認識されなくなった。
2. 電源を入れるも数分後にLinkStation本体の電源が落ちてしまう現象に見舞われるようになった。
3. ヤフオクの出品者へ保証を求めるもノークレーム、ノーリターンで交渉難航
4. メーカー様Buffalo社へ問い合わせをするも正規ルートからの購入品では無く、保証書も無いことから
  無償修理は出来かねるとの回答。

修理がダメでも最悪保存したデータだけでも復旧できないかとのお問い合わせをいただいたのです。

お客様なりにデータだけでも取り出そうとLinkStationのケースをネットの情報を参考に分解し、内蔵HDDを
取り出し、お手持ちのPCへ接続などしてみたそうです。
※外付けHDDやNASのHDDをケースを分解し取り出す行為を殻割(からわり)と呼んでおります。

しかし結果は期待したものではなく、
「フォーマットしますか?」
の表示が。。。

ここで素直にフォーマットを実施される方が数多くいることに驚かされますが、決して実施してはいけません。

しかしお客様はこれ以上深入りしては余計駄目になると天の声が聞こえたらしくここで作業をストップ。

状況をPCに明るいご友人(今回紹介してくださった御仁)に相談され当店の利用を勧められたのです。

ヒアリングした内容を精査するにLinkStation本体側の異常の可能性が高く、内蔵のHDDに損傷は無いだろう
と推測。

当初郵送での作業をご案内しておりましたが、お客様の強いご希望で作業は現地で行うことになりました。

今回は内蔵HDDに損傷は無いものと推測した上で現地作業をお引き受けいたしました。
※データ復旧作業の場合、内蔵HDDの損傷が著しい場合現地作業をお断りしております。
 またデータ復旧作業は時間を要します。お客様のお時間まで拘束してしまうため今回は特例として対応
 いたしました。




午前10時過ぎにいわき市のお客様宅へ到着。

早速問題のLinkStationを拝見さえていただきました。

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Buffalo社のNAS LinkStation LS510D0301
2016年発売の比較的新型の機器となります。

HDD単体モデルのRaid機能無しのLinkStationとなります。
HDD単体モデルのため価格もお安くNASの入門用としてはよろしいかと。

但しRaid機能は有しておりませんので障害発生時はそれなりの対策を事前に行っておく必要がございます。

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LinkStation LS510D0301 を設置場所のラックから作業のし易い場所へ移設。

こちらの機器は約半年前にお客様がヤフオクで購入された物ということで、機器の状態見た目は綺麗でした。

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LS510D0301 を真下から見た状況です。

内部の熱を逃がすための排気口がかなりの面積に渡って設けられております。

この辺が旧モデルとは異なる仕様ですね。

但し真夏日などはこれだけでは暑さ対策は不十分です。

冷房の効いた環境下で運用していただくことをおススメいたします。

初期診断と称してLinkStationの電源を入れてみますが、ご申告通り数分で電源が落ちてしまいPCからは
認識すらできない状況です。

LinkStation本体の電源部、基盤部 もしくは内蔵HDDの物理的損傷の3つを疑い原因を切り分けるために
殻割を行います。

一度お客様で殻割を実施されていたので、すんなりと内蔵HDDを取り出すことが出来ました。

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LinkStation LS510D0301 から取り外した内蔵のHDD。
Seagate製の3TBのHDDが搭載されておりました。

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30分ほど診断作業を実施。

結果、、内蔵HDDには論理物理共に問題が無いと判明いたしました。

そのためデータ復旧作業は高い精度で行えると判断し、このまま現地作業を続行することに。

調査の結果保存されているデータの総容量は約300GBであることも分かりました。

お客様が準備された別HDDに復旧データをバックアップすることで作業を進めていくことになりました。

データ転送量から作業完了時間を逆算すると約5時間ほど掛かる計算となります。
だいたい夕方の5時ぐらいには仕上がりそうです。

HDDに保存されていたデータの無事が確認できたのと、なんとか当日中には宇都宮へ帰還できそうなので
まずは一安心。

当日はHDD単体モデルのNASのデータ復旧に特化した専用PCを持参しておりましたので作業の進行上は
まったく抜かりはありません。



順調に復旧データがバックアップ用HDDへ転送されていき残り作業時間も1時間を切りました。

ここまでくればラストスパートです。

といってもただ見守ることしかできませんが。

停電などが発生しないことを祈りながら完了までとにかく待機します。

見込み時間より若干早く16時台に完了することができました。

今回データ復旧を行いましたLinkStation LS510D0301 は比較的新しい機器でヤフオクやフリマなどで
購入なさらずに、正規販売店や家電量販店で購入されていれば十分保証期間内だったと思います。

保証期間内であれば記録されたデータまでは難しくとも故障した機器を交換および無償に近い形でメーカー様に
修理して貰えたかと思うとこの点が非常に悔やまれます。

安いからと言って無保証の機器を購入されるのはそれ相応のリスクも伴います。
可能な限り正規ルートより購入し、保証書は大事に保管して置くことを推奨いたします。

参考までに今回発生した費用です。
データ復旧作業料      25,000円
(電源が入らない状態のHDD単体NASのデータ復旧)
遠方交通費         8,400円
 いわき市出張分 
紹介割引          -1,400円     
合計 32,000円
※作業時間5時間以内、現地でのデータ復旧作業での作業料金となります。




作業後の束の間の自由時間。
このまま帰還するのはあれなので、ここいわきで少し早目の夕食を取ってから帰ることにしました。

駅前を少しぶらっと散策。

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いわきの玄関口 JRいわき駅南側のデッキから駅を眺めたところです。

さすが市の拠点駅ということもあり、多くの人が行き交い活気に溢れておりました。
駅付近には高校や大学などもあり学生さんが多いのが印象的でした。

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駅南口のデッキ上から南側へ延びる駅前大通りを眺めた光景です。
大通り沿いには商業ビルやホテル、銀行などがひしめき合っております。

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せっかくなので駅の南北自由通路も散策してみました。
この通路の真下には線路が走っているんです。

切符売り場の周辺路線図には栃木県に馴染みの宇都宮線(東北本線)の表記はございません。
このあたりからも常磐線エリアなんだなぁと実感させられます。

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駅南北通路を北側から眺めた光景です。
比較的最近できた通路なのか真新しさを感じることができました。

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画像右手の建物が駅ビルです。
画像左手が先ほど行き来した南北自由通路になります。

しばし駅舎を眺めていたのですがあることに気が付きました。
なんとホームに停車していた品川行の特急ひたちが発車する直前ではありませんか。

発車する様子を撮影しようと周囲の邪魔にならない位置へ移動を。

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いわき駅1番ホームから発車した直後の特急ひたち号
車両は新型のE657系を採用しております。

宇都宮近郊では見かけない車両タイプだけに食い入るように見入ってしまいます。

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2015年の上野東京ラインの開業に伴い常磐線の始発駅、終着駅は上野駅から品川駅へと変遷します。
品川駅まで乗り入れることで東海道新幹線や羽田空港へのアクセスが飛躍的に良くなったとお聞きします。

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かつては仙台まで乗り入れていた特急スーパーひたちが懐かしいですが、現在は常磐線特急は
停車駅の多い「ときわ」と快速型の「ひたち」の2タイプのみとなります。

いつの日かいわき駅から北へ常磐線特急が再開する日を期待しつつ、加速を増し通り過ぎる列車へ
手を振りながら駅を後にしました。

さて駅の散策で道草をしてしまいましたが、ここからは夕食のターンです。

お伺いしたお客様からの情報ではいわき駅に近いラーメン屋さんの中では中華そば風 さんが一押しとの事。

食べログさんで調べてみるとポイントは3.51と中々の高評価です。
おのずと期待値が上昇してしまいます。

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中華そば風 KAZE さんの入口です。
店名には英語表記でKAZEと入るのがポイントです。

夜の開店時間は17:30。
まだ18時前だというのに駐車場はほぼ満車。

こちらのお店は鶏白湯がおススメらしく、私も漏れなく鶏白湯を注文。
塩と醤油がありますが、ここはあっさりとした塩をチョイス。

店内はラーメン屋さんというよりはオシャレなレストランのような雰囲気が感じられます。
なんでも女性一人でも入りやすいようにと趣向をこらした店内設計がされているのだそうな。

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待つこと数分で運ばれてきました。
鶏白湯ラーメンの塩味です。

どんぶりに並べられたチャーシューの盛り付けもきれいでアートのよう。
食べるのが勿体ないくらいです。

スープはあの人気チェーン店である天下一品を思わせるようなクリーミーさ。
しかしこってりし過ぎず、鶏白湯の味がスープにしっかりと伝わっているのが分かります。

鶏白湯を扱ったお店は当たり外れがありますが、こちらのお店中華そば風さんは当たりでした。

教えてくださったお客様ありがとうございました。

こちらのお店のご主人はラーメンチャンピオン石上さんが主催する「食の道場」で修業をされたそうで
その実力はラーメンチャンピオンを唸らせる域に達しているのではないかと。

次回いわきへ訪れた際には鶏白湯の醤油味にも挑戦したいと思います。

良いお店を新規開拓でき、いい気分で帰路に着くことが出来ました。

一日の締めである夕食で良店に巡り会えるとその日あった嫌なこともすべて払拭できます。
幸い本日は嫌なことなどありませんでしたのでプラスの上積みになりますが。


中華そば 風 KAZE : https://tabelog.com/fukushima/A0704/A070401/7011001/

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栃木県宇都宮市のパソコン修理はパソコンサポートPCわんだ