バックアップに便利なNAS(ファイルサーバー)ですが、みなさん有効活用しておりますでしょうか?

各社より様々な製品がリリースされております。

有名どころでは
Buffalo社のLinkstation 、Terastation
I・Oデータ社のLanDisk
などがございます。

そんな中お客様よりご相談をいただきました。

現在ご利用のNASのRaidレベルの変更をしていただきたいとの内容でした。

お使いのNASはBuffalo製の「LinkStation LS-WV2.0TL/RF」です。

こちらの製品は出荷時の設定がRaidレベル0となっております。

Raid0は2基搭載されているHDDの片方が故障するとデータの保護が利かない
Raidとは言い難い仕様となります。
当店としましては万が一のディスク障害に備え、Raid1で設定されることを強く推奨いたします。
データを復旧するにしてもRaid1で設定されたNASの方が、復旧率が高いという結果もございます。

メーカー様は少しでも記録容量を大きく見せたいためか、Raid0で出荷されているようですが
ユーザー視点からすると止めていただきたいものです。

今回お客様は県外にお住まいとのことでしたので、郵送での作業をご案内いたしました。

送られてきたLinkStation です。
LinkStation LS-WV20TLRF-01a

Raidレベルの変更を行うと現在HDDへ記録されているデータが全て消えてしまうので
注意が必要です。

必ず作業前にバックアップを取っておきましょう。

幸い今回送っていただいたLinkStationにはデータが保存されていなかったため、ダイレクトに
作業に着手することができました。

Raidレベルの変更はLinkStation の管理画面から行えます。

Raid0 → Raid1 への変更 Raidのリビル(再構築)にはHDD1TBあたり約6時間ほど掛かります。

Raidリビルド中でもLinkStaionへのアクセスは可能ですが、ファイルの転送速度が著しく低下しますので
注意が必要です。

作業開始から約7時間でRaid1へのリビルドが完了いたしました。

NASをRaid0にまま使用されているお客様が結構いらっしゃいますが運用前に
必ずRaid1へ面倒でも変更しておきましょう。
データ保存前の方が切り替え作業も楽ですので。

掛かった費用はWeb割引適用で
・作業料 4,200円
 計     4,200円(税込)
となりました。
※機器発送時の往復の送料はお客様負担となります。

BUffalo製 NAS LinkStation LS-WV2.0TL/RF のRaid設定、リビルドで困ったら
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