福島県郡山市 落雷で起動しないMacbook Air A1466 ロジックボードの修理作業

先月も当修理日記で紹介しました福島県郡山市

県の中央に位置し古くは街道沿いの宿場町として栄え、近代は交通の要衝として栄えてきた内陸型の
工業都市です。

その郡山市ですが全国的に知られる食べものがあるのはご存知でしょうか?

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郡山市の誇る名店柏屋の薄皮饅頭
創業160年から続く伝統の味は現代でも変わることなく受け継がれています。

薄い皮に包まれた十勝産の新あずき。
くちどけの良い「こしあん」とあずき本来の風味とふっくらとし食感を味わえる「つぶあん」の二種類のお饅頭。

幸い那須町にもお店があるので那須方面へ出張の際はちょくちょく利用しております。

日本三大まんじゅうのひとつ柏屋の薄皮饅頭 (柏屋公式サイト)

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前回の修理日記でも紹介しましたビッグアイ
高さ133mと福島県内最高層の建築物

日中と異なり夜に見るビッグアイは雰囲気がガラッと変わります。

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郡山市の玄関口兼福島県最大のターミナル駅JR郡山駅

ペデストリアンデッキやロータリーも整備され郡山市はおろか福島県の玄関口にふさわしい様相を呈しております。

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駅構内の新幹線ホームへと続く階段には地元郡山市の発展には欠かせない安積疎水の生みの親である
オランダ人技師 「 ファン・ドールン 」 の功績をたたえた階段アートが描かれていました。

安積疎水とは (郡山市公式サイト内紹介ページ)

明治初期まで水源乏しく荒野が続いていた安積野(郡山市の旧名称)を疎水の開削によって人口30万以上の
都市になるまでに発展させたファン・ドールン氏ゆかりの ” 開成館 ” については後ほど紹介させていただきます。

東北地方では仙台市に次ぐ経済規模を誇る郡山市 (郡山市公式サイト)

先月8月20日にデータ復旧の対応をしたお客様から再度依頼が入りました。

福島県郡山市 通電しない Macbook Air A1466 内蔵SSDのデータ復旧 (2019/8/20投稿記事)

落雷で故障したMacbook Air A1466

前回は火災保険適用外のデータ復旧のご依頼でしたが、今回は晴れて保険適用となる修理での依頼でした。

幸いにもお客様は落雷時にPCなどの電化製品の故障にも適応した火災保険に加入されていらっしゃいましたので
保険を使わない手はありません。

※通常落雷時の機器故障は修理費用も高額になりがちですが、火災保険を利用すれば全額まではいかなくとも
ある程度の費用を保険会社様が負担してくれるのです。

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今回も郵送で送られてきたMacbook Air A1466

Macbook Pro より小型軽量でモバイル用途に特化した人気モデル

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前回の作業同様機器を分解するために本体を裏返します。

この後Macbook Airでお馴染みの精密特殊ネジ (星形5角形ペンタローブ1.2)を用いてボトムケースのネジを
外していきます。

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ボトムケースを取り外したMacbook Air A1466

ご覧のように画像の上半分以上を占めるのがバッテリーになります。

核となるロジックボードは下側に僅かに見える程度となっております。

これが昔のMacだったらロジックボードの占める割合の方が大きかったのですが...

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分解したMacbook Air のCPU冷却ファンをズームしたところです。

画像からは上手く伝わりませんが冷却ファン右側の黒いチップ(コンデンサ)に数カ所腐食が見受けられました。

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バッテリーの右下部をズームしたところです。

こちらにも多数のチップ(コンデンサ)がありますが、その内の複数において腐食箇所がございました。

通常ロジックボードに異常があるとボードごと総交換になることが、ほとんどどなのですが当店は違います。

故障箇所が限定的である場合や、スポット補修が可能であると判断した場合は高額なボードの交換はせず
ボード上の腐食箇所、損傷個所のスポット修理を行うことも可能です。

これによりApple社へ修理依頼した場合に比べて安価に対応することが可能です。

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こちらはバッテリーを取り外すことで姿を現わしたクリックパッドの裏側になります。

クリックパッド=トラックパッド とも呼びます。

ノート型PCではお馴染みのキーボード下部にあるマウスの代わりになるパーツです。

このクリックパッドの動作も不安定だったので合わせて診断

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クリックパッドとロジックボード部とを接続するフレキケーブル

ケーブル先端の金具部分にご注目ください

お分かりになりますでしょうか?

金属のコネクタ部分の一部に腐食が見られるのす。

これが原因でクリックパッドの動作を阻害していた模様。

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このケーブルは修理が困難であるため代替え用のケーブルを手配しました。

画像は到着したクリックパッド用のフレキケーブル

ちなみに今回手配したケーブルは安心の新品です。
当然新品ですから保証期間も1年と製品のサポートもしっかりしています。

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ロジックボードの補修作業あわせてクリックパッドの接続ケーブルの交換も終わり緊張の電源オンの時間が
やって参りました。

お客様の震える手が電源に触れた瞬間...
macOSの起動音が聞こえました。

ネット接続、キーボードの文字入力も異常なし。

これにて作業完了なります。

参考までに今回発生した費用です。
ロジックボード補修作業  12,960円
内蔵機器交換作業料(ケーブル代) 3,240円
ロジックボード補修用部材  6,480円
割り引き -1,000円
計 21,680円(税込)
※機器発送時の往復の送料は別途発生いたします。
※機器を発送していただく際は元箱 or 精密機器BOXにて発送していただくことを推奨しております。
 梱包が不十分ですと郵送中にひび割れなどが起きてしまうこともございます。

当店パソコンサポートPCわんだでは落雷後のPC火災保険の証明書作成にも対応しています。
保証期間内であっても対応可能です。

保証期間が過ぎたPCであっても諦めることなくお気軽に当店までお問い合わせください。
他社様では対応不可であっても諦めることなくお気軽に当店までお問い合わせください。

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今回修理依頼のあったお客様の地元である郡山市
2019年8月20日投稿の記事では郡山の玄関口であるJR郡山駅構内および車両の案内をさせていただきました。
今回は少し方向性を変え郡山市の歴史について紹介したいと思います。

冒頭でも触れました原野広がる安積野(郡山市の旧名称)
この安積野の発展に貢献した日本三大疎水のひとつである安積疎水

郡山市にはこの安積疎水に関する ” 開成館 ” という施設がございます。

明治7年、元々は役場の支所として建てられた擬洋風建造物で東北行幸の際に明治天皇も休憩を取られた
格式由緒ある施設になります。

8月に郡山市へ出張した際にこの開成館も見学して来ましたのでこの場を借りて紹介させていただきます。

郡山市開成館 (郡山市観光協会公式サイト内紹介ページ)

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郡山市民の憩いの場である開成山公園のすぐ近くに位置する開成館

施設には明治時代に全国から郡山へ入植した開拓者(元お侍さん)たちが生活していた住居が復元されています。
復元された住居は計4棟

トップバッターは入口に最も近い旧小山家の住居になります。

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住居内は見学可能となっており当時の生活を再現した家具などが置かれております。

畳のように見えるのは正確には ” むしろ ” と呼ばれるもの
ござに近い物だと思ていただければ分かり易いかと。。。。

そして水車のような出立をしたものは糸車
よく時代劇などにも登場するあの糸車です。

昔の人はこの糸車を使って糸を紡いでいたのですね。

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現代人の履物といえば靴ですが近代化間もない明治時代はまだまだ草履が履物の主役でした。

玄関は入ってすぐの土間付近にはこの草履も展示されております。

サイズの小さな草履は子供用でしょうか?

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次に紹介するのは旧立岩家の住居

こちらは先ほどの旧小山家とは異なり2階建

この当時に2階建ての住居は珍しかったはずですから立岩家は権力者だったのでしょうか?

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こちら旧立岩家の住居も内部の見学が可能です。

床には畳が敷き詰められ上を見上げれば立派な額縁まで飾られています。

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土間の先には現代でいうところのリビングに相当する囲炉裏があります。

昔の人はこの囲炉裏を囲んで食事や一家団欒をしていたのでしょうね。

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施設内には他にも旧邸宅があるのですがお時間の関係から割愛させていただきます。
気になる方は現地へ趣きその目でご覧になってみてください。

ここまで続いた旧邸宅を見終えると開けた庭らしきものが視界に広がります。

やや登り坂になっているこの丘を越えるとこの施設の看板ともいえる開成館が来るものを今か今かと待っています。

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丘を抜けた先には何やら記念碑が建っています。

『 明治天皇桑野行在所 』

と書かれた石碑が建っておりました。

これは明治天皇の東北行幸の際に旧桑野村(郡山市の旧名)に立ち寄られたことを記念して建てられた
碑になります。

ちなみに開成館の中には明治天皇が休息を取られた広間も公開されているのですから入館する今から
楽しみで仕方がありません。

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受け付けから続く緩やかな坂道を登ると高台にそびえ立つ建築物

昭和35年
福島県の重要文化財に指定された開成館です。

ここに至るまでに目にした開拓者の屋敷とは大きく異なるモダンな造り。
擬洋風建造物(西洋風に似せた建物)と区分されるそうです。

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開成館を正面から見たところになります。

白い外壁にターコイズグリーンの手すりや窓枠の色合いがオシャレです。

そして正面入り口に掲げられた 『 開成館 』 の看板(?)

横文字が右書きになっているのが時代を感じますね。

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中に入ると薄暗い照明に照らされた通路が続きます。

館内は3階建てになっており郡山市の近代史を語る上でキーとなる安積開拓安積疏水の歴史について学ぶことが
できる展示がなされています。

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2階へと続く階段

レッドカーペットでしょうか?

赤く続く階段は貴族など身分の高い方々が行き来するためでしょうか?

一般庶民の私にとってこの階段を上るのは恐れ多く緊張が止まりませんでした。

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館内の見どころは展示物につきます。

安積疎水の建設・開削に向けて作られた当時の図面なども展示されています。

ありがたいことに撮影もOKでした。

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明治時代に書かれた公文書でしょうか?

達筆すぎて何と書いてあるのか分からないのがもどかしいところ。。。。

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こちらも当時お役所だった開成館で書かれた書類になります。

こちらの書類は幸いにも文字を読み取ることができました。

結婚届 出生届 死亡届 etc….

安積開拓・安積疎水事業に従事するために全国9つの旧藩から約500戸といわれる多くの入植者が安積の地
(現郡山市)へ集いました。

これらの書類は入植者やこの地で生活していた方々の戸籍のような物だと思われます。

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館内にはポップなイラストも展示されています。

安積疎水の生みの親であり設計者でもあるオランダ人技師のファン・ドールン

明治政府の肝いりで始まった安積開拓・安積疎水の開削
当時水路の技術で世界一だったオランダから迎え入れたのがファン・ドールン氏になります。

安積疎水の生みの親ファン・ドールン (農林水産省サイト内紹介ページ)

その下に描かれているのは十六橋水門
※水門の所在地は会津若松市

安積疎水の要所ともいえる安積の地へ水を流すため貯水池でもある猪苗代湖の水位を調整する水門です。

安積疏水工事で一番初めに工事が始まった記念すべき場所でもあります。
当時は石造の16連アーチで日本最長の水門だったとの記録が残されております。

十六橋水門 (ジュウロッキョウスイモン) (郡山市観光協会内日本遺産紹介ページ)

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ファン・ドールンと対になるように描かれているのは明治維新の立役者である大久保利通

意外にも安積疎水とは切っても切れない関係なのです。

明治9年
明治天皇の東北巡幸の下検分のため内務卿(ないむきょう)の大久保利通が郡山と福島を訪れました。

この時当時の福島県の要職に就いていた中條政恒(なかじょうまさつね)は大久保利通へ直談判し
「県の発展のため広大な安積原野の開拓、安積疎水の開削を国費で」
と強く要望したのです。

これが契機となりその後の安積開拓、安積疎水の開削が国策で進められていくことになりました。

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開成館の2階に展示してあった甲冑

なぜ甲冑が!?

と思われるかもしれません。
だって開成館は城跡などではありませんから。。。。

まぁ元々安積の地へ開拓のため入植してきた方々の多くは元武士でしたから武士の象徴である甲冑姿もまったく
関係が無いとは言えない訳で...

但し残念ながら刀剣などの展示はございませんでしたが。。。

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広い2階の様子

床には薄い赤を基調としたカーペットが敷かれており高級感をさりげなく演出しています。

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こちらは2階の廊下の様子

板張りの廊下は当時の面影をそのまま残しつつ歩を進めるとギシッギシッと床が軋みます。

武家屋敷や寺社仏閣にあるような うぐいす鳴き などの細工はありません。

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ガラスケース内に展示されていた一本の竹

ただの竹ではありません。

じつはこれが安積疎水で猪苗代湖から安積の地へ水を送り出すために使用された竹製の木管になります。

竹の長さにも限りがありますのでジョイント部には水漏れを防ぐために木枠などで補強がなされておりました。

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こちらの絵画

文久元年(1861年)と書かれていますので江戸時代に書かれた物のようです。

当時街道沿いの宿場町だった郡山の様子がイキイキと描かれています。

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色あせたセピア調の集合写真

当時の写真は今と違って物珍しい時代
じつはこれ安積疎水の歴史を語る上で重要な写真なんです。

開成社

名前だけ聞くと秘密結社か?
と思うかもしれませんが全然違います。

明治6年に地元の有力者であった阿部茂兵衛(あべもへえ)が郡山の発展を掲げて創設した会社が開成社

その後安積開拓、安積疎水の開削や建設の原動力にもなった組織になります。

そのキーマンとなる阿部茂兵衛はどこにいるのかというと最前列の中央に坐しております。

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親切なことに先ほどの開成社スタッフ集合写真の位置を表した図まで用意されていました。

これを見ると異様に阿部姓が多いのが気になるところ。
阿部茂兵衛の親族なのでしょうか?

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そして開成館のクライマックスともいえる3階フロアまで到達

ここで目に入るのは立派な集合像

髭の形から左から2番目は嫌でも大久保利通だと分かります。

画像からはみ出ていますがこの他にも像が展示されていました。
パノラマ撮影や超広角レンズを搭載したカメラでないとすべてを一枚の写真に収めるのは難しいと思います。

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ここ3階には他のフロアには無かった高貴なるオーラを放つ空間が設けられています。

雰囲気から時代劇で将軍様が坐している間のようですね。

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この空間 

じつは明治天皇が東北行幸の際に行在所(あんざいしょ)という宿泊所の役目をはたした場になるのです。
そして驚きは2度目の東北行幸の際は昼食会場としてこの場が提供されたのです。

開成館。。。明治天皇もお気に召されたのでしょうか?

気になります

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安積開拓、安積疎水の成功を成し遂げたあと開成館は行政の場として郡役所、教育の場として農学校として
機能していくのでした。

画像は農学校時代に卒業生に授与された卒業証書

卒業生の氏名には ” 立岩さん ” と明記されています。

学が旧字体なのも時代を感じられますね。

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農学校時代の開成館のイラスト

きめ細かく丁寧に描かれております。

右下には英語も表記されておりますが外国の方向けに配布したものでしょうか?

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歴史あり、明治天皇関係の展示ありと見どころ満載の開成館ですが最後の〆は内閣総理大臣も務めた
松方正義の公揮毫(こうきごう)である

松竹茂

の文字

これは松方正義が大正11年に安積疎水組合第40回記念式典のへ参加し、帰京後現郡山市へ
揮毫(きごう)したものなんだそうです。

みなさまも郡山へお越しの際は開成館で歴史に触れてみてはいかがでしょうか?

近代の郡山発展の石杖となった開成館 (郡山市公式サイト内紹介ページ)

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