ふと家電量販店に入ると陳列されているPCはWindows10搭載のもにばかりに。
ようやくWindows10が普及してきたのかなと思う一面でございます。
。。。閑話休題
かつてパソコンを自作するという行為は一部のマニアの間で根強い人気がありました。
自作した方が量販店で購入するより圧倒的に安いという最大のメリットがあったからです。
しかし時代は流れPCの価格破壊が起こります。
そうなると自作するという行いは価格面では旨みが無くなり、完全に趣味と実益を兼ねたもの
となっていきます。
その中でもとりわけゲームユーザーの間では市販されているPCではたびたびスペック不足となるため
自作界へ流れてくる方もいらっしゃいます。
PCでゲームなどしなければそれほどマシンスペックを気にする必要がないほど
最近のPCはスペックが底上げされてきたのかもしれません。
今回はご自身で組み立てたPCにWindows10をインストールしようとしたが上手くいかず
困ったという内容で当店にご相談をいただきました。
お客様は自作歴3年と決してビギナーではないのですが、今回ばかりは躓いたと仰っておりました。
パーツの組み方までは順調に進み、やっとWindows10のインストールを行おうとした際に
その悲劇が起きたようです。
Windowsに同梱されていたプロダクトキーを何度入力しても
エラーが返されライセンス認証まで到達できません。
お客様が購入されたDSP版Windows10のパッケージです。
パッケージの右隅に申し訳なさ程度に 「Home」の表記があるのが確認できます。
Windows10からはセットアップ用のDVD-ROMが付属しておりません。
インストールメディアは代わりにUSBフラッシュメモリー(8GB)となっております。
誤ってフォーマットされないよう注意が必要です。
化粧箱もMicrosoftとしては気合が入っているデザインで、Office同様
プロダクトキーの記載されたカードが収納されております。
誤って処分されないよう注意が必要です。
インストールの過程でWindowsのエディション(Home or Pro)を選択する箇所があるのですが
今回お客様は欲を出されてHome の上位版となる Pro を選択されていたのでした。
実はこれが落とし穴でした。
購入されたWindowsと異なるエディションを選択されていたため問題が生じていたのです。
あくまで同梱のプロダクトキーは購入されたWindowsのエディション専用で
この選択を誤ると永遠にライセンス認証に至らないという罠。
そこで再度Windows10のインストールをし直し、エディションの選択画面で
間違いなく 「Home」 を選択。
すると嘘のようにすんなりとライセンス認証が通りました。
しかしHome も Pro も同一のインストールメディアなので今回のような問題が
生じたのですが、Microsoftさんは良かれと思ってやっているのでしょうが
ユーザー視点に立つと分かりにくいことこの上ないです。
参考までに今回発生した費用ですが
Windowsライセンス認証作業(インストール作業含) 6,300円
割引 ‐1,000円
合計 5,300円
上記は1時間以内で作業完了できた場合の金額になります。
お客様の環境やPCのスペックによっては作業時間および料金が変動する場合もございます。
Windows10インストールやライセンス認証、アップグレード、Microsoft製品のトラブルなどで困ったら