栃木県南部に位置する佐野市。

東北道と北関東道2つのインターチェンジを併せ持つ交通の要衝です。


佐野市(公式サイト)

多くの方がイメージするのは佐野ラーメン、アウトレットではないでしょうか?

最近ではゆるキャラの 「さのまる」 の知名度や活躍も目立ってきております。

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佐野市が全国に誇るゆるキャラのさのまる。
その知名度はもはや全国区。

さのまる公式サイト

2013年の全国ゆるキャラグランプリの覇者にもなったことからその実力は本物。
佐野ラーメンのどんぶりを被り、腰にいもフライを携えたその姿は現代のサムライのよう。

画像のように市内の至る所でさのまるの姿を目にすることができます。

まさにさのまるランドと化してきている今日この頃。

当店は佐野足利方面のお客様からの利用も多く、群馬県東部に掛かる両毛エリアと合わせて出張によるサポートを
高頻度で行っております。

もちろんお客様からは迅速に駆けつけてくれるとのことで大変喜ばれております。

今回は佐野市のお客様より出張による修理のご依頼をいただきましたので紹介いたします。

お客様の愛用のマシンはLenovo製のノートPC IdeaPad Z500
2013年にリリースされた Windows8 を搭載したマシンになります。

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Lenovo IdeaPad Z500(メーカー製品仕様紹介サイト)

今から約4年前のマシンになりますが、メンテナンスを行っていれば現在でも十分通用する仕様です。
もちろん最新OSであるWindows10へのアップグレードも可能。

無論敢えてアップグレードをしないという選択肢もありますが...

お客様よりいただいたお問い合わせ内容は次の通りです。
「2週間ほど前から急にパソコンの動きが遅くなってきた」
「アイコンをクリックしても応答するまでに時間を要する」
「ここ数日はついには起動すらできなくなった」
「パソコンの内部からカツーンという異常音が聞こえる」
というもの。

お話をまとめる限りシステム的な問題ではなく、ハードウェアの方に原因がありそうです。
しかも限りなく怪しいのは内蔵のHDD(ハードディスク)かと。

とにもかくにも現物を診てみないことにははっきりしません。

現地での対応をご希望されておりられましたので、すぐに駆けつける準備をいたします。

宇都宮から佐野市までは距離にして約50km。
これが果たして近いのか遠いのかは判断が分かれますが、当店スタッフ的には至近距離の範囲です。

無論高速を使うこともなく下道で現地へと向かうのでした。

現地に到着し早速問題を起しているパソコンを拝見させていただきます。

初期診断の結果予測した通り内蔵の記録媒体であるHDD(ハードディスク)に問題があることが判明いたしました。

状況としては
・HDDの物理的な損傷の度合いが大きいため今回はデータ復旧はしない
・ひとまずネットやメールが使用できるように修理して欲しい
とのご依頼をいただきました。

故障したHDDの交換修理が必要となるため保守用部品の在庫状況を確認します。

幸運にも在庫は潤沢で本日中に手配可能とメーカーより正式回答あり。

ここでお客様へご提案
1. 交換用のHDDを持参し現地にて交換修理。
2. パソコンをお預かりし当店で交換修理を実施。作業完了後に再訪問のうえ納品。

費用的には上記2の案の方が、ややお安く仕上げられことからお預かりにて修理を行うことでご了承をいただけました。

事務所に戻り仕切り直しです。

作業ブースへお預かりしたノートパソコンを安置し、交換用HDDの到着を待ちます。

夜間の便で部品が到着しましたので、このまま作業を続行していきます。

どうやら今日は残業になる模様。

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Lenovo製 IdeaPad Z500 の内蔵HDDを取り外すために本体を裏返します。

Lenovo製のパソコンは総じてHDDの取り外しが他社と比較し容易なのですが、このシリーズに関しては少し手間が掛かる
設計のようでした。

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本体裏面四隅のゴム足に注目してください。

じつはこの下に隠しネジがあるのです。

隠しネジをオープンにするためにゴム足を器具を使用してめくります。
※完全には脱着できませんので破損させないよう力加減が求められます。

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計4か所ありますので順番に隠しネジを外していきます。

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4つすべての隠しネジを取り外すことができました。

しかしこれだけでは本体裏面のカバー(ボトムケース)を取り外すことはできないのです。

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本体を裏返し表面にします。

目の前に見えるキーボード。

じつはこれ取り外せるのです。

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専用の工具を使用すれば画像の様に綺麗に取り外すことができます。

キーボードの下に取り付けられているネジがあることに気が付くはずです。

これらのネジを順に取り外していきます。

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再び裏返し本体裏面へ。

先ほど取り外したネジにより、DVDドライブを取り外すことが可能となります。

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DVDドライブを取り外しますと、そのべゼルのあった場所に更に2か所のネジがあることがわかります。

すかさずこれらのネジも外していきます。

ここまでで結構なネジを取り外してきたことでしょう。
あとで組み戻す際に紛失することの無いように管理は徹底しましょう。

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再び表面に帰ってきました。

この状態で本体表面のカバー(トップケース)をゆっくりと力を上方向へ加えつつ外していきます。

貴重品を扱うかのごとく慎重に作業を進めて行きます。

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本体表面のケース(トップケース)を外した状態です。

内部はこのような造りになっていたのですね。

デスクトップPCと違いなかなかお目にかかることが無い場面ですので撮影するなら今がチャンスです。
インスタ映えするかは、さてどうでしょう...

ここまで来ると今回問題を起こした故障部品であるHDD(ハードディスク)の存在もご確認いただけるようになります。

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先ほど目にした本体内部の機器構成から、左下に取り付けられていたHDD(ハードディスク)を交換するために取り外します。

HDD自体はあっさりと外れますのできっと拍子抜けすることでしょう。

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故障したHDDを救うためにやってきたピンチヒッター東芝製のHDD MQ01ABD050
ディスク容量は故障したHDDと同じ500GBになります。

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HDDを本体部分へ装着させ固定させるために取り付けるマウンタ。

うっかり無くしてしまうと安定性が極めて失われますので取り扱いにはくれぐれも注意しましょう。

ご存知のようにHDDを交換しただけではPCは起動しません。
中身が空っぽですので。

そこでWindowsのインストールや再セットアップが必須になってくるのですが、生憎お客様はリカバリーディスクを作成されて
おりませんでした。

しかしご安心を!

海外製メーカー様のPCの場合、OS意外の各種ドライバはメーカー様の公式サイトでほぼ提供されております。
これは国内メーカーには無い対応となり非常にありがたいサービスです。

問題はWindows8をどうやって用意するか?
それもご安心ください。

当店では各種Windowsのインストールディスクも用意しておりますので、今回の様な不測の事態でも慌てる必要が
ございません。

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予め用意したWindows8のインストールディスクを使用しインストール作業を進めて行きます。

ここまで来ると作業のゴール地点もすぐ目の前です。

Windowsのインストールが終わりましたら、漏れなくメーカー様のサポートサイトより各種ドライバのダウンロードと
インストールを行います。

念の為 Windows Update も実施しPCの状態を可能な限り最新に。

「HDD交換」、「Windows8のインストール」 これらの作業を終え翌日お客様宅へ返却のために再訪問するのでした。

お客様のご利用のPCをお預かりして行う修理。
現地ですべての作業を行う場合と比較し、最大のメリットは時間あたりの作業料が発生しないことです。

それでも「預けたくない」、「現地で対応して欲しい」 というお客様の要望にもお応えし、現地での部品交換や
Windowsのインストール作業も喜んで承ります。

参考までに今回発生した費用です。
作業料   8,400円
再訪料    2,100円
交換用HDD機器代 6,480円
紹介割引 -1,000円
合計    15,980円
※お預かり修理時の作業料金となります。

Lenovo製パソコンを始め海外メーカーのパソコンの場合、再セットアップディスクやリカバリーディスク無しでも
当店ではWindowsの再セットアップが行うことが可能です。

再セットアップディスクやリカバリーディスクが見当たらないという場合でも安価に修理することが可能ですのでお気軽に
ご相談ください。




。。。。。 パソコンの納品も終え時計を見るとタイミングよくお昼の時間。

佐野まで来たら普段はラーメンを食すところですが、今日の私の味のアンテナはうどんの方角を向いております。
幸い佐野界隈にもうどんの有名店は多々ございまして

中でも一風変わったうどんがあることはご存知でしょうか?

その名も 「耳うどん」
もう一回言います 「耳うどん」 です。
決して冗談ではありません。

古くから佐野市の仙波地区に伝わる郷土料理で、正式にはうどんに類似した麺料理になるようです。

その特徴は名前の通り耳の形をしたうどん。
その可愛らしい見た目から口にするのも忍びなくなるほど。

そんな耳うどんを佐野市の市街部で食べることができるのがこちらの 「野村屋本店」 さんです。

さすがに仙波地区までは行くことは叶いませんが、佐野市の街中とあってはアクセスもよくこれからお昼をとるには
もってこいの場所。

気が付いたらお店の前まで来てしまいました。

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耳うどんの名店 「野村屋本店」さん

TVなどにも取り上げられたことのある有名店のようで平日にもかかわらず駐車場はほぼ満車。

暖簾(のれん)にも大きく耳うどんと書かれており、いやがおうにも期待してしまいます。

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お店の前に掲げられていた真っ赤な暖簾。

ここにもでかでかと耳うどんと書かれております。
ご丁寧に写真までプリントされており初めての方にも伝わりやすいデザインは好印象です。

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テーブルに座るとメニューが置いてありましたので拝見を

看板メニューであることは明らかな耳うどんが1ページ目からその存在を極限までアピールしております。

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席に座るとすぐに店員さんがおしぼりと割り箸を配膳してくださいました。

おしぼりに書かれた手作り感あふれるイラストがいいですね。

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テーブルに置いてあった薬味となる焙煎七味。

この七味は見たことがないため一般には市販されてはいないのかもしれません。
店内限定品なのでしょうか?

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店内の様子。
邪魔にならない程度にささっと撮影。

丁度13時を回り、お客様が空いてきたタイミングを計らい撮影いたしました。

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招き猫の暖簾の先は御手洗いになっています。

耳うどん以外にも蕎麦にも力を入れているらしく、
「新そばの粉打ちはじめました」
の案内が耳うどんに負けじとその存在をアピールしておりました。

次回は蕎麦にも挑戦してみようと要チェック。

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今回は基本に則り看板メニューの耳うどんをオーダー。

見るからに縁起の良い金色の器に入って配膳されてきました。
小鉢に入っているのは温泉玉子です。

じつはこちらのお店予め公式サイト内のクーポン券をプリントの上来店するとトッピング1点を無料で付けてもらえるのです。
なんとも太っ腹な企画。

店長さんの粋な計らいに感謝!

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蓋を開けるとその内側には 「耳うどん」 とかかれておりました。

中にはくじのように当たり的な物が書かれているパターンもあるのかなと勝手に邪推するのでした。

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どうですか?
これが耳うどんの全景です。

ナルトに伊達巻、かまぼこ、など縁起の良いとされる具材が入っており、ちょっとしたお正月気分。

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言い伝えによると耳うどんは悪い神様の耳を意味しており、その耳を食べてしまえば家の話を悪い神様に聞かれる
ことがないため一年間悪いことが起こらない。
また耳を食べてしまえば悪口が聞こえないため、近所との交際が円満にいくなどの諸説あります。

それらの伝統を受け継ぎ永く魔除けとして食べられるようになったようです。

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レンゲにすくった耳うどん。

本当に耳の形をしています。
見た目はぷっくらとしており、食感はモチもちしておりました。

このようなうどんが器の中に十数個入っており食べごたえもあり、満腹感から自然と幸せな気分になれます。

公式サイトよりお得なクーポン券をプリントの上、ご来店ください。
どれでもトッピングが1点無料になりますので。
野村屋本店(公式サイト内クーポン券紹介ページ)


野村屋本店(公式サイト)




食事を終えお腹も満たされ訪れた束の間の休息。

次の予定までは2時間近く空いているため、ここはアクティブに周辺の観光スポットをぶらっと巡ってみることにします。

佐野市内には見どころはたくさんありますが、今回ターゲットに選んだのは関東の三大師の一つにも数えられている
佐野厄除け大師。

正式名称は春日岡山 転法輪院 惣宗官寺(かすがおかやま てんぼうりんいん そうしゅうかんじ) ...長いっ
天台宗の寺院です。

年末年始のこの時期になると関東地方ではお馴染みのTVやラジオのCMが流れるます。
訪れたことは無くともその名を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?

ちなみに今回初めての来訪となります。

すぐ近くまでは来るのですが、本当にタイミングってつくづく重要だと思わされます。

先ほど耳うどんをいただいた野村屋本店さんからは1.3kmしか離れておらず、これは訪れなさいという天の声なのかも
しれません。

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近くに無料の駐車場がありますのでアクセスには苦労せず。

専ら年末年始の時期は非常に混み合うこと必須ですので公共交通機関を利用された方が良いかもしれません。

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駐車場に一番近い入口となる山門。

その山門に掲げられている扁額(へんがく)には
「鎮護国畏?」 と書かれておりました。

もしかしたら最後の漢字が違うかもしれませんが...

勉強不足で意味はよく分からず仕舞い。

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山門の柱部分には造形美溢れる龍の彫刻が施されておりました。

この時点でワクワク感が募ってきます。

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境内に入ると早速登場!
佐野市のゆるきゃら 「さのまる」 です。

金色に輝く鐘は金銅大梵鐘(きんづくりのだいぼんしょう)
日本一大きな金の梵鐘(つりがね)で、 その直径は1.15メートル、重量は約2トンもあります。

ここは人気の撮影スポットになっているようで邪魔にならないように足早に次の場所へ。

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境内には足尾鉱毒事件で活躍した田中正三の墓もあります。

地元のために奔走してくださった氏に感謝の念を捧げさせていただきました。

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田中正三の墓の近くには先ほど目にした金銅大梵鐘とは異なる鐘もありました。

柱の部分に徳川家の家紋が入っているので要チェックです。

鋭い方は既にご存知かと思いますが、ここ佐野厄除け大師は徳川家とも結びつきがあるお寺なのです。
境内には佐野東照宮もあります。

家康公の遺骸を日光東照宮へ移す際に宿所となったことから江戸幕府から庇護されるようになったという歴史があるのです。

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本堂に進んでいくと目につく奇妙なお札。
某カードゲームのモンスターではありません。

これは角大師(つのたいし)といわれる魔除けのお札。
人の出入りが多い場所に張っておくと効果てき面なのだとか。

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境内にはこれでもかと金色に輝く観音様の像があります。

麗水観音像。
眩いばかりの金色っぷりは見るだけでもご利益がありそうです。

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こちらが本堂になります。

金で作られた装飾が豪華絢爛を放っておりました。

ちなみに中は撮影禁止ですのでご注意ください。

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寺社巡りをしているとよく目にするお掃除小僧さん(子育て地蔵とも)。
その可愛らしい仕草に多くのファンがいる模様。

竹ぼうきを持っており手が込んでおります。

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佐野厄除け大師にはこれだけの数のお守りが自動販売機で購入可能です。

見たところ自販機は特注なのでしょうか?

中には自販機で購入だと有難みが...と心配な方は対面でも購入もできますのでご安心を。

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水子地蔵尊の外観。

佐野厄除け大師は水子供養でも有名なようで関東近県から多くの方が供養に足を運ばれるそうです。

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佐野東照宮本殿にほど近い唐門。

東照宮の表門ということもあり金を使用した豪華絢爛な装飾は目を見張るものがあります。

感想ですが参拝できてよかったと思います。

魔除けのお札も自宅用と会社用で数セット購入させていただきました。

佐野市へ観光の際は佐野ラーメンやアウトレットと一緒に足を運んでみてはいかがでしょうか?


佐野厄除け大師(公式サイト)

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栃木県宇都宮市のパソコン修理はパソコンサポートPCわんだ