今では当たり前になった光回線。
90年代後半は時計と睨めっこしつつ常に時間を気にしながらの従量制インターネットが主流でした。
通信速度も高速で尚且つインターネットも使い放題。
当時からすれば夢の様な話ですが、それが今では話題にすらなりません。
インターネットユーザーの中には
ISDN ⇒ ADSL ⇒ FTTH(光回線)
の順に鞍替えをしてきた方もいらっしゃるかと。
そこで問題になってくるのが通信速度です。
特にADSLから光回線に変更されたユーザー様に多いのですが、ADSL時代に使用していたブロードバンドルータを
そのまま継続利用してはいないでしょうか?
インターネットへの接続は旧タイプのルーターでも問題ありませんが、最近では光回線もより高速な「ギガ」を
銘打ったものまで出る始末。
そうなると旧タイプのルーターでは処理が追い付かず、せっかくのギガのスピードを持て余してしまうという事態に
今回はそのようなトラブルに悩まされていた事業所様からお問い合わせをいただきました。
お問い合わせをくださったのは茨城県土浦市の会社様
事務所内では高速がウリの光回線を利用しているにも関わらず、
・サイトの閲覧や表示に時間がかかる
・データのダウンロードやアップロード、添付付きメールの送受信に時間を要する
・事務所内のファイルサーバーへのアクセスやレスポンスが悪い
とかなりお困りのご様子。
どうやらお話を聞いていくと現在ご利用になられているルーターに問題があるようでした。
そこで代替となる機器をご提案およびお見積りさせていただくことに。
ちなみに提案した機器は個人的におススメのMicroResearch社のNetGenesisシリーズ。
機器の手配を済ませ入荷後にお伺いすることとなりました。
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茨城県土浦市は日本で二番目の大きさを誇る湖「霞ケ浦」に接しており、茨城県南部の主要都市でございます。
宇都宮からは高速と下道利用で約1時間20分ほどでアクセス可能。
それほどアクセスが悪いわけでもありません。
そんな土浦市にもゆるキャラはおりますのでご紹介をいたします。
キャラクターを見て真っ先に思うのが某ゲームの中に登場するあの黄色いキャラクターに限りなく似ているということ。
一見私は仲間かと思ってしまいました。
チャームポイントとは何と言ってもレンコンの形をした耳です。
土浦市はレンコンの生産量がなんと日本一なんです!
市内には”つちまる”のポスターやポップ、オブジェクトが沢山あるようです。
着ぐるみの貸し出しもしているようですので興味がある方は市へお問い合わせしてみてはいかがでしょうか?
着ぐるみを身にまとっての記念撮影など中々できる物では無いだけに思い出に色濃く残ることでしょう。
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手配した機器を待つこと約2日
首を長くされているに違い無いお客様の事務所へといざ出陣!
企業向けに定評のあるヤマハ製のルーターRta58i
2006年と12年も前の製品なのですが、こうやって第一線で活躍していることに驚かされます。
さすがヤマハ製は伊達ではありません。
機器正面の表示にもあるようにISDNやVoIPにも対応したルーターで、ヤマハ独自の機能であるネットボランチDNSも
標準搭載
これにより遠隔地から監視カメラのモニタリングなどの導入もしやすくなっております。
ネットボランチDNSとは?
LANだけでは無く、電話回線のポートもあるのがお判りになるかと思います。
今ではすっかり下火になったISDNにも対応したルーターとして、その後のADSL乗り換えも見据えて導入される企業様は
多かったと記憶しております。
インターネットの接続自体は問題が無くとも、なにぶん12年も前の機器だけにスループット値の低さは足かせになる模様。
お客様の事務所はPCの台数が8台ほどあるようです。
しかも大容量の図面データを頻繁にWebやメールでやり取りするだけにスループットの低さは業務効率の著しい低下を
招いてしまうなど問題化していたそうです。
Micro Research製 NetGenesis MR-GL2000(Micro Research社公式サイト内製品紹介ページ)
2011年にリリースされた製品で最新の機器では無いことを先にお断りしておきます。
ヤマハ製RTa58iでは最高200Mbpsだったスループットも700Mbpsと3.5倍に強化されております。
また万が一のネットワーク障害に備えWANポートが2口付いているのもポイントです。
主回線がダウンした際には副回線に切り替えてオンラインの状態をシームレスにキープできるのでありがたい機能と
言えます。
箱を開封するとごらんのような素っ気ない梱包に肩すかしを食らうかもしれませんが、業務用の機器ではこのような梱包や
包装は日常茶飯事ですのでそれほど驚きませんでしたが。。
白いボディに正面の青のラインがカッコいいと思いました。
こうどこか北陸新幹線的なイメージを彷彿とさせてくれます。
先述の紹介通りWANポートが2口備わっております。
またLANポートも8口と申し分無い数です。
もちろんすべてのポートがギガビット対応なのは言うまでもないかと。
設置と設定を終えここで緊張の通信速度の計測タイム
入れ替え前のヤマハ製Rta58iのときは下り速度2~3Mbpsでした。
入れ替え後のMicroResearch製のルーターでは、下り速度が30~40Mbpsまでに大幅に向上するという嬉しい結果に
最後にルーターに接続するPCの台数を敢えて減らして計測してみたのですが、最大で160Mbpsという数値をたたき出して
くれました。
数値だけでは速さが実感できませんので、お客様に実際に手に取ってPCを操作していただきましたが、その速さの違いは
如実に現れているようです。
これまでと違いデータ便やファイル便などへのアップロードがぐっと短縮されたとのこと。
これにて作業完了です。
参考までに今回発生した費用です。
ルーター入れ替え作業料 9,450円
(既設PCネットワーク設定の最適化含む)
交換用ルーター機器代 32,500円
遠方交通費 6,300円
割引 -1,250円
合計 47,000円
※茨城県土浦市への出張は遠方交通費として6,300円が掛かります。
※上記作業時間90分以内での料金となります。
ルーターに関しましては高性能なものを要求すると価格も青天井になってしまします。
そこで今回は性能と価格面を天秤に掛け、検討した末にMicroResearch製のルーターをチョイスさせていただきました。
お客様の環境によっては更に上位の機種を手配させていただくことも可能です。
当店パソコンサポートPCわんだでは光回線への移行やプラン変更、プロバイダー様への取次業務、そして光回線へ
切り替えたが速度が遅いという場合のネットワーク環境の点検や診断もいたしております。
遠方のお客様もお気軽にお問い合わせください。
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作業も終わったころには既に夕焼けも目に入る時間帯になっておりました。
それでも土浦まで来たのですから、あの場所だけは行っておきたい、時間が無くてもそこだけは譲れないということで
訪れたのが霞ヶ浦
しかし霞ヶ浦は日本で二番目の湖だけありその広さは想像以上です。
そこで足を運んだのが土浦市東部、霞ヶ浦に面した霞ヶ浦総合公園になります。
広い公園内には遊具も多く設置され、芝生も広がる市民の憩いの場になっており、平日の遅い時間にも関わらず多くの人が
自由気ままに時間を過ごしていました。
公園内でもひときわ存在感を示すのがこの風車。
土浦市の市制施行50周年を記念して建てられた本場オランダ型の風車です。
手前右手に見えるのは体験学習のできるネイチャーセンターになります。
風車と聞くと風力発電用であまり間近で見ることができないという印象がありますが、こちらの風車は建屋に階段が
設けられており間近で見るだけではなく、展望台として遠くの景色を楽しむことも可能なんです。
天気が良い日は展望台からは眼前の霞ヶ浦に限らず遠く筑波山まで望むことができる模様。
風車は止まっているように見えますが、かなりゆったりとした速度で回転しておりました。
これが風量発電用だと勢いよく回転し、風切り音もすごく風情もあったものではないだけに落ちついて鑑賞できます。
ちなみに近くに寄り携帯で通話をしていても全く気にならないほど。
風車の周りにはチューリップが植えられており季節によってはその彩りを楽しめるということです。
花が開花する春の訪れが今から待ち遠しくて仕方がありません。
北方向へ視線を向けると対岸に見えるのは土浦市、かすみがうら市になります。
決して島ではございませんので見間違いませんように。
視線を東方向へ向けると水平線が見えます......がこれも海ではありませんので
その先には行方市、鹿嶋市など鹿行(ろっこう)地域が続きます。
右手奥に見える陸地は半島や岬のように見えますが、これまた違います。
同じ県内の美浦村になります。
画像からは動物の存在が一切感じられませんが、実際は足元の湖畔付近には鴨を始め野鳥が多くおりました。
野鳥好きのファンの中には三脚を利用して撮影されている方もいらっしゃるほど。
ライオンが直接霞ヶ浦に関係している訳では無く地元ライオンズクラブの方々が設置されたのでライオンつながりで
このようになっているようです。
再び湖畔へ向かいます。
今度は先ほどまでいた場所から少し北に向かった地点になります。
目の前の地点は水位も浅く湖面に入ってみたくなりますが、地元の方が漁業をしているためか水産資源の保護の
ためか柵が設けられており先には入れないようになっておりました。
湖面に映り込んだ空と雲
シンメトリーの世界を体現しておりまさにアートのよう。
霞ヶ浦が天然の鏡になった瞬間です。
園内には水生植物園もありますが、残念ながらこの時期は植物の華やかな姿を拝むことができません。
春先以降にリベンジすべく要チェック。
しばし歩くと水車もありました。
更に近づいてみるとここ数日の寒さのせいか水車の骨組みに氷が付着しているのが目につきました。
そのため水車の回転もままならなかったのでしょう。
リング状のオブジェクトの上に腰掛ける少年の像。
霞ヶ浦で釣りを楽しむ少年をイメージしたものでしょうか?
傍には犬もおり叙情ある雰囲気が再現されていると思います。
その光景はまるで海外にでも迷い込んでしまったかのようです。
なんとなく背景には麦畑が広がってそうな雰囲気。
風車前には土浦市のイメージキャラクターである「つちまる」のパネルが設置されておりました。
小さなお子様連れや、女の子たちには人気の撮影スポットのようで訪れる人が記念撮影されているのが印象的でしたね。
しかし何度見返しても某任天堂さんのゲームに登場するキャラに似ていると思うのは私だけでは無いはず
じつに夕焼けが綺麗で心打たれました。
これから春を迎えるにつれ公園内の桜も見ごろになりますので、芝生の上にシートを広げて花見なんかもいいですね。
最後に公園のすぐ近くには「霞浦(かほ)の湯」という宿泊可能な温泉施設があります。
展望浴場もあり日帰り入浴もできますので、霞ヶ浦で思う存分散策されたい方は利用してみてはいかがでしょうか?
※ちなみに入浴料は大人410円とリーズナブル
せっかくなので入浴をしたかったのですが、無情にも時間の関係で今回は断念。
次回プライベートで訪れた時に利用したいと思います。
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栃木県宇都宮市のパソコン修理はパソコンサポートPCわんだ