Buffalo製の高規格無線ルータ WZR-1750DHP の設定で出張して参りました。

今回設定した無線ルータ WZR-1750DHP は 親機と中継子機がセットになっている

WZR-1750DHP/E というものでした。

なんとこの商品ドットコムなどで調べても25,000円以上もする家庭で使用するには

かなり高価な部類に入る機種なんです。

WZR-1750DHP-1

お客様で一度設定を行ったそうなのですが、うまく設定できなかったため当店へ依頼が入りました。

WZR-1750DHP-2

この機器の特徴ですが、新機能「ビームフォーミング機能」というものがあります。

子機の位置を親機が自動で判別し、電波を最適に届けますよというものです。

また、親機と同梱されている子機を使用することで中継機能も利用できます。

親機の設置場所からPCの利用場所がかなり離れている、既存の無線ルータでは電波が
入らなかったという場合に有効な機能です。

箱から出し、難なくセットアップを進めていきます。

出荷時の段階で当機種は親機と子機との間で既にベアリング済みになっているため
余計な設定は必要ありません。

親機は現在利用されているNTTのひかり電話のルータへ接続、子機はPCのLANポートへ接続します。

本来これで問題無く作業完了するはずだったのですが、トラブル発生。

子機を接続したPCでインターネットを開くにも遅い、冗談抜きでホントに遅い。

アナログ回線かと思うくらいに。Youtubeも視聴出来ません。

PC上からスピードテストで転送速度を測ってみましたが、

唖然としました。

なんと 80kbps~200kbps しか出ていません。

単位の打ち間違いでは決してなく、「kbps」でした。

親機側の管理画面へアクセスし、無線周波数帯(チャンネル)の変更を行うも改善されず。

距離の問題かと思い、子機を親機側へ近づけてもダメ。

念のため、中継子機を使用せずに親機と有線でダイレクトに接続すると転送速度は100Mbps前後

で推移、無線LAN機能が内蔵された別PCで計測してみましたがこちらも転送速度は80Mbps前後で良好。

付属の中継子機を使用した場合に転送速度が遅くなるということが判明。

何か対策が無いかとメーカーであるBuffalo社のHPを見に行ったら最新ファームウェアのご案内が

ドライバダウンロードのページにありました。
Buffalo WZR-1750DHP 最新ファームウェアはこちらから

ダメもとで最新ファームウェア2.09を適用しましたところ、

解決しました。おかげで転送速度が速くなりました。

kbpsだった転送速度が、一気に100Mbpsを超えるかという速度までアップ。

同じようにBuffalo社の WZR-1750DHP/E をご利用のお客様がいらっしゃいましたら

必ずファームウェアの更新を利用されることをお勧めいたします。

※親機単体のみの利用で、中継を利用しない場合は特に更新する必要はないかもしれません。

ファームウェア更新中は決して、機器の電源は切らないよう注意が必要です。

最悪機器が壊れることもありますので。

今回は作業時間が90分ほど掛かりましたので、

料金は 6,300円 + 3,150円(60分超過作業分) で 計9,450円 です。

Buffalo製無線ルータの設定や中継で困ったら
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