新年あけましておめでとうございます。
ついに暦は2017年
熊本地震、リオ五輪、アメリカ大統領選
日本、世界に注目しても様々なできごとがありました。
そんな中2016年は弊社にとっても波瀾万丈の一年でした。
思い返せばWindows10に始まり、Windows10に終わった
まさにWindows10に振り回された1年でした。
じゃじゃ馬のようなWindows10ですがやっと使い慣れたという方もいれば
相変わらず使いにくいという風に賛否両論分かれます。
さて三が日も終わり正月の余韻を惜しみながらも世間は通常営業に切り替わりつつあります。
そんな中で一本のお問い合わせをいただきました。
仕事初めで事務所内のパソコンを使おうとしたところ電源が入らない。
何度か電源ボタンを押しやっと電源が点いたかと思ったらまた消える。。。
この繰り返しでパソコンが使えず仕事にならないとお客様からはイライラと焦りの様子がヒシヒシと伝わってきます。
茨城県は小美玉市にお住いのお客様でやや遠方のため郵送修理でのご案内を差し上げました。
小美玉市?
馴染みない方もいらっしゃるかと思いますがお客様のためにも説明させていただきます。
2006年平成の大合併により誕生した市なのはご存知でしたでしょうか?
かつてあった「小川町」「美野里町」「玉里村」の3自治体が合併し、それぞれの頭文字をとって
小美玉市となった経緯があります。
市町村合併後の自治体名を何にするかで揉めることが多いのですがこれなら公平ですね。
北関東に住んでいると空港まで遠くて不便なのですが
これまで福島空港 or 羽田空港 だった選択肢が増えることになり空港の無い栃木県民としては
開港したのは嬉しい限りです。
最近は利用者も増え業績もV字回復の兆しを見せております。
栃木県からみて茨城県は海があり、空港もありうらやましい限りです。
話が脱線してしまいましたがお客様からは最短での修理希望と強いリクエストが
ありましたので当店まで郵送にて発送していただくようご案内。
茨城県から栃木県ですと当日の19:00までに出荷手続きが間に合えば翌日には到着できます。
到着したパソコンは東芝製 の一体型PC PD51-32MSXW
2014年に販売された比較的新しめのPCです。
お待ちになっているお客様のためにも速やかに診断を開始します。
電源ボタン押下後一瞬パワーランプは点くのですが、すぐに消えます。
もちろん電源は入りません。
機器を分解し更に調査を進めていくと次のことが分かりました。
①ロジックボード(マザーボード)に電気的な損傷
②電源ユニット部に短絡(ショート)箇所
いずれも電気的なトラブルによる損傷になります。
中でもロジックボードの損傷個所は多岐にわたっており、スポット修理は困難でした。
そのため部品交換による修理案をご案内させていただくことになりました。
部品手配の都合上納期までに若干お時間が掛かることになるためお客様は当初難色を示されましたが
なんとかご理解ご納得いただけましたため急ぎで仕入れ先に部品を注文。
幸い国内に部品の在庫が数点あったため予想納期を短縮することに成功しました。
これは本当に予想外でした。
修理後の起動確認画面です。
問題であった電源も一発で入り、Windowsのサインイン画面まで進むことを確認。
ここから先はパスワードが掛かっていたためお客様の方で入力確認していただくようご案内いたしました。
※希望があればパスワード情報をご提供いただくことで当店側でパスワードの入力後
Windowsが正常に動作するか、Windowsのライセンス認証が外れていないかなども含めて
確認させていただくことも可能です。
最近のWindowsでは内蔵パーツ交換後にWindowsのライセンスの再認証画面が表示されることもありますので
内蔵パーツ交換は以前のように簡単にはいきません。
参考までに今回発生した費用です。
作業料 8,400円
交換用ロジックボード機器代 32,400円
割引 -1,000円
合計 39,800円
※郵送修理受付時の料金となります。
※機器発送時の往復の送料はご負担いただいております。
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