本日私は栃木県栃木市におります。

前日に出張サポートのご予約をお申込みになったお客様宅へ向かっているところなのです。

栃木市は2010年、2011年、2014年と続けざまに周辺町村との合併を行い栃木県下第3位の
人口約16万人を擁する主要都市になるまでになりました。

市中心部には蔵造りの家屋が並ぶ街並みが保存されていることから小江戸、小京都、関東
の倉敷などとも呼ばれております。

ちなみに賛否ありますが縁日の屋台では今や欠かせない”いもフライ”
じつは栃木市発祥とも言われております。

さらに栃木市とジャガイモは切っても切れない関係にあります。
B級グルメの先鋒である焼きそばも栃木市ではジャガイモがこれでもかと入っているぐらいです。

私も初めて客先で口にしたときはかなりのインパクトを覚えたのは今でも鮮明に覚えております。

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大豆生田商店(おおまみゅうだしょうてん): https://www.tochinavi.net/spot/home/?id=919

一見ではまず読むことも叶わない難読名字の一つです。
栃木県南部の佐野足利地区に多い苗字です。
そういえば足利元市長の名字も大豆生田でしたね。


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それでは話は本題に

今回お客様からご相談いただいた内容は
・使用していたMacMini(OS10.6)が故障したため新しいMacMini(OS10.12)に買い替えた
・買い換えたところこれまで使用していたAdobe Photoshop CS5 がAppleのサポートに確認
 したところ対応外とのこと
・Adobe製ソフトは高額なため新たに新バージョンを購入する余裕は残念ながら無い
の3点です。

お客様はデザイン系のお仕事を副業でされており、納期の迫っている案件へ対応するために
MacMiniを買い換えたまでは良かったのですが、まさか使用しているPhotoshop CS5が動作
対象外になるとは思いもよらなかったそうです。

一般的にAdobe製のデザインソフトは高額なことは業界でも有名です。

どうにか低予算で設定の変更等で対応して貰えないかと必死に懇願されたのです。

調べてみると MacOS Sierra(10.12)からはAdobe CSシリーズは動作対象外のようです。

お客様がお持ちのソフト Photoshop CS5 のインストールにはJava6の環境が必須。

しかしながらMacOS Sierra(10.12)からAppleはこのJava6のサポートを打ち切ってしまった
のです。

これは困ったと色々調べてみるとどうやら解決策はあるらしく一寸の光が見えたことで
まずは一安心。

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お客様が購入されたMacMini MGEM2J/A
MacMiniといえばデスクトップPCでありながら、そのスタイリッシュでコンパクトなデザインが
人気を得ているマシンです。

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化粧箱から取り出したところです。
Macらしいシルバーの筐体からは高級感が溢れていますがMacMiniということで軽量なボディ
iMacとは違い設置場所を取らないという最大の利点があります。

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買い替え後のMacMini MGEM2J/A へインストール予定のAdobe Photoshop CS5
アップグレード版です。
ちなみにアップグレード版のインストールには旧バージョンのシリアル番号が必要となります。
アップグレード版単体ではインストール不可ですのでご注意を。

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Adobe Photoshop CS5 をインストールし起動させると画像のようなエラーメッセージが都度
表示されます。
「Adobe Photoshop CS5 を開くには、以前のJAVA SE6ランタイムをインストール必要があり
ます。」

これは最新のMacOS Sierra(10.12)からはJavaがサポートされなくなったためによる物です。

ここから先はこの問題を解決させるために特殊な操作を行っていきます。

1.リカバリーモードで起動し、Rootless の一時無効にします。
 ※Macのリカバリーモードですが Command + R を押しながら Mac を起動させることで入る
  ことができます。

2.ターミナルにて csrutil disable と入力し再起動

3.通常起動し、再びターミナルを起動 
 sudo mkdir -p /System/Library/Java/JavaVirtualMachines/1.6.0.jdk /System/Library/Java/Support/Deploy.bundle
と入力し再起動

4.再度リカバリーモードで起動し、Rootless を有効にします。

5.ターミナルにて csrutil enable と入力し再起動

以上

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無事インストールに成功した模様。
起動、再起動も数回確認しましたが特に問題なく使用できることを確認いたしました。
あくまでApple非公認のサポートとなりますのでこの点ご了承願います。

参考までに今回発生した費用です。
作業料   6,300円
割引    -1,000円
合計    5,300円
※作業時間1時間以内での料金となります。

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さて出流町といえば名水の里
もちろん名水あるところにおいしい蕎麦あり。

せっかくですからお昼は蕎麦をいただくことにしました。

向かったのは名店「いずるや」さん。

TVや雑誌にも引っ張りだこの超が付くほどの人気店です。
その実力はとあるそばランキングで全国4位にランクインしたほど。

行列がすごかったら今回は諦めようと思っていたのですが、、、、、
やはり日曜日ということもあり県外ナンバーの車が多いこと多いこと。

それでも行列はそれほど大きくはないため30分ほど待てば中に入れそうです。

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いづるやさんの佇まいです。
目の前に駐車場、店舗はす向かいにも駐車場があります。

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周辺は山間部で携帯電話の電波が入りにくいのですが、有りがたいことにWiFiが設置され
ておりますのでこれで待ち時間を気長に過ごしましょう。
ちなみにWiFi接続用のセキュリティキーは設定されていない為SSIDのみ選択すれば簡単に
接続可能です。

並ぶこと約30分ほどで呼び出しを受け中に入ることができました。
こちらのお店は順番待ちをする際にあらかじめ店内の名簿に名前を記帳する方式を取って
おります。
家族連れや団体さんでの利用が圧倒的に多く私のようにピンで来店する方はほとんどおり
ませんでした。

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店内に入るとすぐに地元の特産品やお土産品の売り場が目に入り込んできます。

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スイカやメロン、トマトなどどれも取れたてでしょうか?
おいしそうでしたが今回は蕎麦に専念のためスルー。

一人客ということで通されたのはカウンター席。
私以外の着席は無く皆テーブル、座敷席へ案内されておりました。
そのためカウンターを広く利用できたのはラッキーでした。

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メニュー表を見比べ注文する品を時間をかけて吟味します。
初めて訪れるお店で初めて目にするメニューを見るのは結構好きだったりします。

別メニュー表に掲載された寒ざらし蕎麦が気になりこれをメインで注文し、
付け合わせは野菜天ぷらにすることにしました。

ちなみに寒ざらし蕎麦は盆ざるに盛ってある珍しいスタイルでした。

そば通の方はご存知かと思いますが、寒ざらしというのは
秋に収穫されたそばを寒中の空気や水にさらして置くことで自然乾燥させる製法です。
そばの実のえぐみ、雑味が抜け、甘みが際立つ逸品に昇華させる非常に手間の掛かった
製法です。

そのため通常の蕎麦に比べお値段も若干高くなる傾向があります。
付加価値が付いているのですから当然ですよね。

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飲み水はセルフになっております。
ちなみに飲み水は、ここ出流町の名水を利用しているため非常においしく蕎麦との愛称は
抜群。
水だけで3杯もお替りしてしまいました。

水を飲みながら待つこと20分ほどで野菜天ぷらが運ばれてきました。

さつまいも、茄子、ししとう、ごぼう、人参

これは、、、。。。
。。。めちゃくちゃおいしそうです。

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続いて寒ざらしそば(2合)が運ばれてきました。
盆ざるに盛られた蕎麦を食するのは初めてだけに口にする前からテンションが上がります。

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これで注文の品がすべて揃いました。
どうです?おいしそうですよね。
薬味のネギも多めでこれは嬉しい誤算でした。

天ぷらはサクサクでつゆを付けずともそのまま口にできるほどでした。
蕎麦はさすが寒ざらし。
口に含んだ瞬間に蕎麦の持つ本来の風味、甘みがぶわっと広がります。

店員さんの勧められた
「一口目は敢えてつゆに付けずに召し上がってみてください」
に従いつゆに付けずに不安ながら口にしてみましたが
つゆを付けずここまで食べられる蕎麦もあるのかと感心してしまいました。

思わず2口目、3口目までつゆ無しで食べそうになりふと我に返りここで一旦セーブ。
せっかくつゆと薬味もあるのですから利用しないと勿体無いですから。

暫し食事を楽しんでいると蕎麦湯を持ってきて下さいました。

蕎麦湯で蕎麦の味の確変も楽しむ。
なにより栄養分が高いのでそのまま飲んでも体にもいいのです。

蕎麦湯も楽しんでいると盆ざるの蕎麦はいつの間にか空に。
楽しい時間は過ぎるのが早く感じます。
今回は2合を注文しましたが3合位はいけそうでした。

お店に並ぶ時間も含めると約1時間ほど要しましたが、口にした味はそれ以上の価値のある
ものかと。

寒ざらしそばは7月7日からの期間限定メニューのため気になる方は早めに食べに行かれる
ことをお勧めいたします。


元祖手打ちそば いづるや : https://www.iduruya.co.jp/

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そして参拝も忘れずに行ってきましたよ。

坂東三十三観音第十七番札所 真言宗智山派 出流山満願寺
先ほど蕎麦を食べた 「いづるや」さんからは車で5分ほどで着きます。

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到着してすぐに仁王門が目につきます。
左右に位置する仁王尊像は足利時代の作とのこと。
造形美に惚れ惚れしてしまいます。

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仁王門を抜けると橋の先に立派な建物が見えます。
あちらが出流山本坊です。
満願寺の寺社務所にもなっております。
トイレも館内にありますのでこれから先の奥の院へ行かれる方は事前に用足しをしておくこと
を忘れずに。

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鐘楼前の池には沢山の鯉がおりました。
目を凝らすと金色の鯉を発見!

これは幸先良いことがありそうです。

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エサを与えている訳でもないのに人が近づいただけでこのフィーバー振り。
あまりにもアグレッシヴなため水が飛んできますので洋服に掛からないよう御注意を。

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鐘楼の近くには滝もありました。
滝の音っていいですよね。
思わず録音しちゃいました。

睡眠時はヒーリング効果も期待し滝の音を流しているのは他でもありません。

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険しい表情の不動明王様。
心に後ろめたさがあるものはこの形相で睨まれたら白状すること間違いないでしょう。

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この階段の先に見えるのが満願寺本堂です。
失火により一度は本堂が燃えてしまいましたが、1764年8月に再建された歴史あるお堂です。

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立派な彫刻が装飾されていることから日本三御堂の一つと称せられているようです。
もちろん忘れずに参拝もして参りましたよ。

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本堂すぐ右手に歩を進めると奥之院へ通じる受付所がございます。
入山料は300円となります。

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奥之院までの案内図が掲げられておりました。
片道約1.5kmほど。

写真のように未舗装の山道を進むことになりますので歩き易く動き易い服装で来られることを
おススメします。
当日は幸運にも運動靴を持参していたので悲鳴をあげずに済みました。

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見てください!
これ橋なんですよ。
しかも道幅1mもありません。
片方は欄干も無しです。
スマホに気を取られ落ちないようにご注意を。

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道中このような川のせせらぎと度々遭遇します。
ここはマイナスイオンを補充するまたと無い機会です。
深呼吸をしながらゆっくりと歩を進めましょう。

目的地奥之院まではもうすぐです。

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崖の上に何やら建物が見えてきました。
あちらが奥之院となっています。

目的地も眼前に見据え気が抜けたのかここでどっと汗が流れてきました。
もう少しの辛抱です。
がんばりましょう。

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狭く急斜面の石段を登ることになります。
最後の洗礼です。

階段が非常に狭いため離合困難でした。
お互い譲り合って往来することになります。

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足に鞭打ちながらどうにか拝殿まで登りつめました。

中は朱色を主体とした空間になっており三体の仏様の像がお出迎えしてくださいました。

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この拝殿の奥にはなんと鍾乳洞があるのはご存知でしょうか?

じつは拝殿が鍾乳洞の入口になっており、中には鍾乳石で出来た十一面世音菩薩様の
後ろ姿が拝されているのです

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奥之院の最奥部。
最も神聖な場所です。

大きな鍾乳石が目に入ってきました。
鍾乳石はそのお姿から十一面世音菩薩の後ろ姿として拝されているようです。

この一帯は鍾乳洞と同様高い湿度と時折天井部から滴る水によりカメラのレンズがすぐに
曇るほどでした。

仕事、食事、参拝、観光も終えて事務所へ帰還。

いい仕事をするには気分転換も必要です。

私の場合気分転換の方がメインになりつつありますので、上司からも再三
気を引き締めるよう激を飛ばされておりますが。。。。


坂東十七番 出流山 満願寺 : https://www.idurusan.com/index.html

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