一歩外へ出ればスマホやカメラ片手に町並みや景色、お気に入りのお店の商品など思い思いに撮影しSNSへ
アップするのが当たり前の時代になりました。

数年前の当方はというと若干引き気味にその様子を見ていたのですが、今では何のためらいも無くスマホ片手に
パシャパシャと出張先の景色や立ち寄った飲食店の様子を撮影するようにまでなってしまいました。

本当人間慣れというのは怖いものです。

さて今回はカメラが趣味のお客様よりデータ復旧のご依頼をいただきました。

愛用のカメラで風景などを撮影されるのが御趣味とのことで撮影したデータは我が子のように愛おしい
存在に違いありません。

お客様のお住まいは真岡市
宇都宮からは目と鼻の先の場所ですが、お客様は撮影のため遠方へ出張中
よって今回復旧を希望されるSDカードを当店まで郵送していただきました。


栃木県真岡市 (真岡市公式サイト)

さて栃木県真岡市ですが東洋経済新報社が実施している 『 全国住みよさランキング 』 でなんと!
3位に輝いたこともある街なのです。

その後順位は惜しくも下降気味ですが、それでも栃木県内では変わらず1位の座をキープしております。

そんな住みやすい街”真岡市”にもゆるキャラはいます。

その名も 『 もおかぴょん 』

市内を走るSLもおか号を頭に乗せ、市内で盛んなイチゴの柄のパンツをはいた愛らしいキャラです。

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もおかぴょん (真岡市公式サイト内紹介ページ)

真岡鐵道の真岡駅や市役所には「 もおかぴょん 」 のPOPなども展示されていますので興味がある方は足を運んで
みてください!

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翌日郵送で送られてきたSDカード
当方も使用しているSanDisk製の物でした。

お客様の申告によりますと
・PCでSDカードを読み込むときと読み込まない時のムラが多く発生するようになった
・カメラ側でもSDカードが挿入されているにも関わらず「 アクセスできません 」の表示が出るようになった
・何度かSDカードの出し入れを繰り返せば認識されていたため接触不良と思い気にせず使用を続けてきた
・しかしついには全くカードを認識しなくなってしまった
という内容でした。

恐らくただの接触不良では無くSDカード自体に何かしらの問題が生じている可能性が高いと思われました。

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問題のSDカードを裏返したら...これはひどい!

『 金色のコネクタ部に多数の傷が付いている 』

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拡大してみた所です。

どうでしょう
お分かりになりますでしょうか?

カードリーダーとの接点になるコネクタ部
船でいえば船着き場の桟橋が損傷しているような状態です。

このコネクタ部が損傷(メッキが剥がれた)したことによりSDカードの読み取りが出来なくなってしまったと推測されます。

その後検証した結果
やはりこのコネクタ部の重度の損傷によりPCをはじめカメラなどで読み取りできなくなったようです。

これは余談ですがお客様は最近カメラを買い換えられたそうです。
購入されたのはSonyのデジタル一眼カメラ α7Ⅲ
ミラーレスでより軽量に設計されたスペックも高めのモデルになります。

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Sonyデジタル一眼カメラ α7Ⅲ (Sony α7Ⅲ紹介ページ)

新しいアイテムが手に入れば誰しも心がワクワクすることでしょう。

その矢先に生じた今回のトラブル
お客様はカメラの不良かもと心配されておりましたが、お話を更に聞いてみるとSDカードを読み取るカードリーダー側に
問題があることが判明。

他のSDカードのコネクタ部にも同様の傷がたくさん付いているとご報告いただきました。
カメラ買い替え前から使用していたSDカードにも傷が付いていたことからカメラ側の問題ではないとわかり
お客様はまずは一安心。

さぁ焦点はこのSDカードのデータが復旧できるかどうかです。

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こちらは正常な場合のSDカードのコネクタ部になります。

多少の傷が付くのは仕方が無いとしてもこれぐらいが許容範囲となります。

あまりにも傷(メッキ剥がれ)が目立つ場合は大事なデータを失う前に早めにカードの世代交代をされることをご提言
させていただきます。

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作業のためSDカードを分解し内部の記録部分本体となるチップを取り出します。

画像では伝わりにくいですがSDカードの中にはmicroSDサイズのチップが入れ子式に入っております。
※SDカードの種類や製造元によっては若干構造が異なる場合もございます。

この取り出したチップを専用の機器にセットし記録されている写真データの復旧を行います。

このチップ本体にひび割れや反りが生じているとデータの復旧は極めて困難となります。
逸る気持ちは分かりますが決してお客様自身でSDカードの分解などをされませぬようお気を付けください。

気になる結果の方は...

... 作業着手から中1日で無事データの復旧を行うことができました。

尚復旧したデータは別途用意したSDカードへバックアップの上丁寧に梱包し宅配便で納品させていただきました。

~~~ これは当店からのお願いとなります。 ~~~

当店まで郵送修理を希望されるお客様には念を押してお願いしておりますが、可能な限り宅急便での発送を
推奨しております。
今回のように極めて小さな媒体であるSDカードであっても普通郵便などでお送りいただくと万が一郵送事故や紛失など
が発生しました際にお荷物の追跡はもちろん補償も適用されませんので。

ご利用のお客様へはご面倒をお掛けすることになりますが、ご協力いただけますよう何卒よろしくお願いいたします。

参考までに今回発生した費用です。
データ復旧作業料 25,000円
(物理障害発生のSDカードのデータ復旧)   
復旧データ保存用SDカード(8GB)  850円  
割引  -1,850円
合計   24,000円
※郵送修理時の金額となります。
※機器・復旧媒体発送時の往復の送料はお客様負担となります。

パソコンなどで日常的に使用している大事なファイルやカメラで撮影された一生モノとなるお写真などなど
ある日突如消えてしまったり、読み込めないとなってしまったらものすごく困りますよね

突然のデータ消失、データへのアクセス不可などでお困りの際はパソコンサポートPCわんだまで気兼ねなくご相談ください。

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担当スタッフが親身になって最後まで対応にあたらせていただきます。
もちろんご相談だけでも大歓迎です♪♪

お客様への納品も済ませここで真岡市の話題について触れたいと思います。

当店スタッフには寺社仏閣好きが多いのですが真岡市で外せないのが大前神社
ちなみに大前と書いて 『 おおさき 』 と読みます。

真岡市のほぼ中心に位置しすぐそばには市民の憩いの場とともいうべき五行川が流れています。
また骨董好きの方はご存知かと思いますが毎月第二日曜日には関東地方でも有数の骨董市が開かれています。

某なんでも鑑定団に出しても恥ずかしくないお宝と巡り合えるかもしれませんので興味がある方はぜひ足を運んで
みてはいかがでしょうか?

お宝骨董市 大前神社 (大前神社公式サイト内紹介ページ)

その大前神社ですが今年1月に初詣がてら仲間たちと参拝してきましたのでその時の写真を紹介させていただきます。

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1500年の歴史を誇る県内有数の神社である大前神社

延喜式内の名社で、御祭神は福の神で有名な 「 大国様恵比寿様 」 です。

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参道にそびえ立つ朱色の大鳥居

鳥居をくぐる際は脱帽をして深く一礼をするのがマナーです。

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参道を抜けると見えてくる鳥居

鳥居の扁額(へんがく)にはしっかりと 「 大前神社 」 と書かれております。

もちろんここでもしっかりと一礼をします。

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境内には隣接している大前恵比寿神社についての案内などもございます。

参拝者へのサービスなのでしょう。
観光地で多く目にする撮影用の顔出しパネルなどもありました。

えびす様と一体になり撮影してもらえればきっと幸運が自ずと近づいてくることでしょう。

こちらの大前恵比寿神社には日本一の大きさを誇るえびす様がいらっしゃいます。

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色鮮やかを感じる県指定文化財にも指定されている大前神社の拝殿です。

江戸時代に完成したとされる拝殿には正面に千鳥破風、向拝に軒唐破風。
そして背後には凸字型に幣殿が供えられている造りになっています。

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拝殿天井部に飾られている龍の彫刻です。
すごい迫力に体が硬直しそうなほどでした。

こちらも拝殿同様、江戸時代に造られたもので当時の技法で作られているのが特徴です。

ちなみに天井部にこの龍の彫刻は全3体います。

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拝殿向かって右手に見えるのが御祭神のひとり大黒様

大きな袋を背負っていて小槌を手にしているのが特徴です。

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拝殿向かって左手に見えるのが御祭神のひとり恵比寿様

三角の形をした風折烏帽子と釣り竿を手にしているのが特徴です。

神社への参拝も終え先ほどまでいた大前恵比寿神社への分岐点まで戻って参りました。
そこには池があるのですが、これがただの池ではありません。

『 金運招福コイの池 』

一般的にえびす様が手にしている魚は鯛(たい)なのですが、ここ真岡の大前恵比寿神社のえびす様が手にしているのは
なななんと! 鯉(こい)なんです。
しかも鯉は神様の遣いというポジションまで与えられています。

それだけに池周辺には鯉に関連するオブジェクトが多数設置されているのが特徴的です。

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そのオブジェクトの一つ

神社とは不釣り合いさえ感じられるどこか怪しささえ感じられる像

少年がハグしているのは紛れもなく神様の遣いである鯉です。
鯉にハグしたまま天まで昇っていきそうな勢いさえ感じられます。

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これは・・・・!?
もうひとつのオブジェクト

京都の伏見稲荷でもお馴染み 「 おもかる石 」 をリスペクトしたのでしょうか?

その名も 『 おもかるコイ石 』

少しダジャレが入っておりますが、鯉は神様の遣いです。
年末の某番組ではありませんが決して顔に出して笑ってはいけません。  

実際にこの 「 おもかるコイ石 」 を持ち上げてみると思いのほか重量がありました。

但し私が思ったよりは軽かったので願いが叶うことに期待したいところです。

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もちろん池には本物の鯉も泳いでいます。

トレヴィの泉の如く池には願いを叶えようとたくさんのコインが投げられていました。

鯉はなんでも飲み込むのでコインまで飲み込まないか少し心配しながらその場を後にしました。

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さて視線の先にそびえる何やら大きな像

その正体はここ大前恵比寿神社の御祭神であるえびす様です。

その大きさは日本一なことから 『 日本一のえびす様 』 の愛称で親しまれています。
その高さは20mというのですから驚きです。

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日本一のえびす様をズームしてみました。

右手に持っているのは釣竿。
左手に持っているのは鯛では無く鯉です。

一般的にえびす様は鯛を手にしているのですが、ここ真岡の大前恵比寿神社では鯉が神様の遣いと崇められているため
えびす様も手にしているのだと思われます。

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その日本一のえびす様の足元にあたる部分にあるのが大前恵比寿神社になります。

拝観料として500円かかりますがお値段の問題ではありません。
大前神社と合わせて拝観しなければ勿体ないです。

内部はご覧のように様々な装飾やオブジェクトがあり「 一見博物館? 」 「 資料館? 」のようでした。

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神社の前で参拝をします。

目の前にある大きな黄金の釜。
こちらが有名な 「 幸せの黄金釜 」です。

この釜の中に大切なものを入れ手前の鈴を鳴らすと日本一のえびす様のご利益が授かると言われております。

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飾られている提灯にはえびす様が描かれておりました。

良く見ると一つ一つ表情が違うのが面白いです。

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再び大前神社へ足を戻して先ほど見逃したスポットへ

大前神社の境内には全国の二輪車守護発祥の神社である足尾山神社が鎮座しています。
私はバイクには乗りませんが、バイクを利用される方はご参拝されてみてはいかがでしょうか?

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二輪車守護発祥の神社である 「 足尾山神社 」 です。

ライダースーツに身を包んだ、いかにもバイク乗りと思われる方々がひっきりなしに参拝されていたのが印象的でした。

神社横にあるボンベには川崎重工の社名が!?
スポンサー様でしょうか?

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さて大前神社での参拝も散策も終えたので興味はすぐ傍の五行川へと移ります。

五行川で鴨の親子でしょうか?

集団で泳いでおりました。

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鴨さん一家の遊泳シーン

じつに微笑ましくしばし見入ってしまいました。

・ ・ ・ ・ さてここいらで鉄分の補給を
鉄は鉄でも鉄道の方ですが (^^)

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大前神社のすぐ傍を流れる五行川
ここは真岡鐵道の撮影スポットとしても知られます。

待ち構えていると真岡鐵道の主力車両となる 「 モオカ14形 」 がやって参りました。

スイカを彷彿とさせるカラーリングが特徴の車両です。

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そして帰り支度をしていると予想外のサプライズ^^;

な・な・なんと!!

SL車両がやってきたではないですか!?

客車を牽引する機関車は C12
昭和7年から22年までに300両近く製造された車両です。

ちなみに真岡鐵道で運行されている蒸気機関車は正式には 「 C1266号

この車両はNHKの朝の連続テレビ小説『すずらん』でも使用されたことで有名です。

真岡鐵道でのSLの運行は土日祝日限定となります。
※車両のメンテなどの状況によっては運休になる場合もございます。

神社と鉄道と存分に満喫し帰路に着くのでした。


大前(おおさき)神社 (大前神社公式サイト)

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