PCを操作していて
”うっかり重要なデータを削除してしまった”
”USBフラッシュメモリーをフォーマットしてしまった”
”誤ってリカバリー(初期化)してしまった”
など誤操作や勘違いにより苦い経験をされた方は多いのではないのでしょうか?
今回は誤操作により消失してしまったデータの復元依頼のご相談をいただきました。
お客様は栃木県那須烏山市にお住まいでしたので出張にて対応。
ご利用のPCはレノボ製G580
2013年製の比較的新しいマシンです。
レノボ製PCはモデルの枝番違いで細かく搭載OSやスペックが異なります。
トラブルで困っているお客様曰く
「システムの復元ができない」
「阻害要因になっているInstant Resetをアンインストールしようとしたら、PCが初期設定直後の状態に戻ってしまった」
「これまでにインストールを行ったアプリケーションやデータなどが消えてしまった」
というものでした。
この一部のレノボ製PCに搭載されている「Instant Reset」
どのようなものかといいますとWindows8以降のOSに標準搭載された
「リフレッシュ」機能に近いといえばわかりやすいと思います。
OS側に問題が生じ正常に起動できない、システムエラーが発生するといった場合に
リカバリーの一歩手前の状態に復元できる重宝する機能なのですが、いかんせんデメリットが多々あります。
【デメリット】
・OS標準のシステムの復元が無効となる。
・アンインストールをしようとするとInstant Resetが強制的に発動してしまう
・Instant Reset 実行後、初期設定後にインストールされたアプリケーションや環境設定が全て消失する
・ドキュメントやピクチャなどの個人データが別フォルダ(隠しファイル)に格納される。
通常はセットアップの際に「Instant Reset」を有効にするか否か確認の画面が表示されますので
無効にされることをおススメいたします。
Instant Reset による恩恵よりシステムの復元機能が利用できないことによる損失の方が大きいですから。
電源ボタン右横の矢印が時計回りに表示されているボタンが
「Instant Reset」用の実行ボタンです。
うっかり押すととんでもないことになりますのでご注意ください。
「Instant Reset」実行後に表示される画面です。
「継続」を選択するとPCが初期セットアップ実施後のクリーンな状態に。
Instant Reset PC内のデータを確認するとデスクトップにあったアイコンやファイルは無くなっております。
またドキュメントなどのデータもきれいさっぱりなくなっております。
消えてしまったアプリケーションは再インストールするにしてもドキュメントなどのデータが消えるのは困りものです。
しかしご安心ください。
デスクトップやドキュメントなどの個人データは実は隠しファイルによって別フォルダに退避されているのです。
よってデータ復旧作業するまでもなく消失データを復元することが可能です。
参考までに今回発生した費用です。
消失データ復元作業料 6,300円
超過作業料(作業時間60分超過分) 3,150円
割引 ‐1,000円
合計 8,450円
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