おくのほそ道 」 で有名な松尾芭蕉が愛したみちのくの世界

芭蕉が詠んだとされる句の多くに”みちのく”(現在の東北地方)の旅で目にした感じた思いが謳われております。

今回はその芭蕉も足を運んだとされるゆかりの地
宮城県白石市のお客様より修理のご相談をいただきました。


宮城県白石市 (白石市公式サイト)

今回郵送で送られてきたPCは
Apple社のMacbook Pro

2011年リリースのMacbook Pro2200 シリーズの MD318J/A
動作周波数2.4GHzのクアッドコアCPUの「 Core i7 」とグラフィックに「 Radeon HD 6770M 」を搭載すしたハイスペックモデル
になります。

ハイスペックだけに時を経た今でも修理をして使おうとされるお客様が多いことに驚かされます。

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郵送されてきましたMacbook Pro2200 シリーズのMD318J/A

お客様曰く
・起動後しばらく経つとランダムにフリーズを起こす
・フリーズを起す際に画面表示にノイズが入る
というものでした。

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問題のMacbook Pro を開いたところです。

Macbook Pro の画面にノイズが入りフリーズするトラブル

あれっ?
身に覚えが...というMacユーザーの方も恐らくいることでしょう。

じつはこちらのMacbook Proの不具合
Apple社も公式に認めたリコールだったのです。

詳しくは下記サイトにて説明がなされております。
MacBook Pro ビデオの問題に対するリペアエクステンションプログラム (Apple公式サイト内製品サポートページ)

リコールならばApple社へ修理に出せば無償で直してもらえるのでは?
と淡い期待をしたいところですが、そうは問屋が卸しません。

Apple社のアナウンスによると今回のリコールによる無償サポートは
・MacBook Pro の最初の小売販売日から4 年間または2016年12 月31日まで (いずれか期間の長い方)
で対象となる MacBook Pro シリーズに適用されます

残念ながらお客様のMacbook Pro は2011年製ですからこの無償サポートを受けることはできません。
また非情なことにApple社ではこの該当機種の修理も終了してしまっているのでした。

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問題のMacbook Pro MD318J/Aの電源を入れてみたところです。

macOSの起動自体は問題ありませんでしたが、その後ランダムで画面表示が画像のように乱れフリーズしてしまいました。
やはり調べてみるとグラフィックチップ周りに異常があることが分かりました。

症状が軽ければグラフィックチップの補修で治るのですが今回は症状が重いため万全を期すためにグラフィックチップを
含むロジックボードごと交換することでお客様へご案内。

金額もそれなりに掛かるためお客様はしばし検討されましたが、最終的に修理続行のサインをいただきました。

Apple社が公式に修理受付を終了した同マシンですが、修理用の交換部品は海外より入手可能です。
そのため当店ではApple社の結論とは異なり修理を行うことが可能です。

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待つこと約1週間で海外より交換修理用のロジックボードが届きました。

お客様も首を長くしてお待ちしていますので、この後の作業をスピーディーに進めていきます。

Macbookシリーズのロジックボード交換は分解時のハードルも高くそれなりのスキルが求められます。

当店では熟練のエンジニアがお客様のMacbookを赤子をいたわるように丁寧に分解いたしますのでご安心ください。

苦労の末分解したMacbook Pro

その後手配したロジックボードを組み込んでいきます。

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いつもの緊張の時間です。
修理完了後の電源オンの瞬間

どうか無事に起動してくれとしきりに念を送ります。

結果...無事起動し念には念を入れ負荷を与えてみましたが、症状は再発することはありませんでした。

これにて修理完了となります。

参考までに今回発生した費用です。
ロジックボード交換作業料    12,600円
交換用ロジックボード機器代   67,600円 
割引            -2,200円
合計             78,000円
※機器発送時の往復の送料は別途発生いたします。
※機器を発送していただく際は元箱 or 精密機器BOXにて発送していただくことを推奨しております。
 梱包が不十分ですと郵送中にひび割れなどが起きてしまうこともございます。

今回は海外からの部品取り寄せがあったため修理に日数を要しましたが、国内手配が可能な場合は納期を大幅に
短縮することが可能です。

当店パソコンサポートPCわんだではApple社のiMac、Macbook 、Macbook Pro すべての修理に対応いたします。
他社様では修理不可、対応不可であっても諦めることなくお気軽に当店までお問い合わせください。
もちろんApple社のサポート終了製品であっても対応可能です。

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作業も終わりお客様からはお礼の電話までいただきました。
これ以上無く幸せ絶頂の私 ^^;

これはお客様のお住まいの白石市を紹介しない訳にはいきません。

偶然にも当店には宮城県出身のスタッフもおりまして
「ぜひ紹介してあげて」
と懇願されたのも一因であります。



という訳で当店スタッフが宮城へ里帰りした際に撮影してきた白石市の写真の一部をこの場を借りて紹介させていただきます。

さて宮城県白石市の名物...
みなさん何を思い浮かべますか?

私が真っ先に思い浮かべたのは 「温麺 (うーめん)」 です。
温麺 (うーめん) 』 とは何ぞやという方もいるに違いありません。

麺の細さで 「素麺」 「冷麦」 「うどん」 と大別される麺類の仲間で、扱い上は素麺の一種とされています。

しかし素麺と決定的に異なるのはその製造過程で油分を一切使用しないことでしょう。
そして9cmという麺の短さ

これはゆで時間を短縮するのと食べやすい一口サイズにするためにこの長さになったという説があるようです。

約400年も前に誕生した白石の温麺 は「 白石うーめん 」と呼ばれ市内には多くの幟(のぼり)が立っています。

白石温麺の歴史 (白石興業株式会社様公式サイト内)

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市内にはご覧のような幟が多く立っています。

幟の左手には ”らーめんまつり” と書かれておりますが気にしないでください。

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市内には多くの白石うーめんを食せるお店がありますが、中でも一番人気の 「 やまぶき亭 」 さんはおススメです。

店舗前には水車が回っており雰囲気は抜群
暖簾を潜る前からテンションはあがること間違い無しです。

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メニュー表には左から右までこれでもかと並ぶ温麺のラインナップ

迷った挙句に注文をしたのは安定の 「 天婦羅うーめん

季節の野菜をふんだんに使った天婦羅が魅力の一品です。

ザルに乗って運ばれてくるので一見蕎麦かと見間違えてしまいました。
※メニューにはザル以外の ”かけ” もあります。

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天婦羅うーめんの真打ともいえる野菜天たち

茄子にインゲン、カボチャなど季節の野菜が彩りを与えてくれます

こだわりの抹茶塩でいただくのもポイント高です。

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見てください!
この温麺の輝きっぷりを!

大盛りを注文しましたが食べやすい長さになっていることも手伝い
「 いやぁ~箸が進むこと進むこと 」

ペロリと美味しく平らげました。
ご馳走様でした


白石うーめん やまぶき亭 (びみたん白石商工会議所公式サイト内紹介ページ)


 ↓
  ↓
   ↓

名物の白石温麺を食した後は本来市のシンボルともいえる白石城を紹介したかったのですが、あろうことか撮影し忘れる
というミスをやらかしてしまったのでご容赦ください。

代わりに市の玄関口となる 「 JR白石駅 」 を紹介させていただきます。

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JR白石駅前にある鐘楼 (しょうろう)
嫌でも目立つ存在感を放っています。

駅から出た方はまずこの鐘楼の存在が気になって仕方が無くなるはずです。

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鐘楼には何やら文字が書いてあります。

「 歓迎 鐘響都 白石 」

ここで面白いのは 鐘響都(しょうきょうと) と 小京都 を掛けていることでしょうか?

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駅舎を正面から眺めたところ

駅舎上部に掲げられている 「 白石駅 」 の駅名版のフォントが特徴的だと思います。

場所柄仙台に近いので通勤通学で利用される方が意外に多くてビックリしました。

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駅舎を歩道橋の上部から見下ろしたところです。

東北本線の駅ではありますが、地方都市特有ののどかさが駅周辺からは感じ取ることができます。

ちなみに駅は西口と東口がありますが栄えているのは西口になります。
※白石城があるのも西口側になります。

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駅の東西を結ぶ連絡跨線橋から東北本線の線路を眺めてみました。
こちらは仙台へと至る北側となります。

この線路が遠く北海道まで続いているのですから感慨深くもなります。

線路は北海道まで繋がっているのですが東北新幹線の延伸や北海道新幹線の開業に伴い在来線は
JR東日本 』 『 IGRいわて銀河鉄道 』  『 青い森鉄道 』
の3社に分断されてしまいました。

これによりJRが期間限定で販売する青春18きっぷという企画切符を利用して北へ向かうのが困難になったことは
記憶にも新しいことです。

青春18きっぷとは  (JR東日本公式サイト内青春18きっぷ紹介ページ)

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今度は反対側の福島方面となる南側へ視線を切り替えます。

幸いにもホームには上り列車が停車中
こちらの車両はJR東日本仙台支社管内での主力車両の 「 E721系 」 です。

栃木県内では目にすることが無い車両だけに新鮮味があります。

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最後に駅前には白石城の模型が展示されております。

白石城の紹介もしたかったのですが、これでどうかご勘弁をっ(^^ゞ


JR東日本 白石駅 (JR東日本公式サイト 駅の情報ページ)

♪ 
 ♪

最後に大事なことをお伝えし忘れておりましたので手短に紹介を

白石市には先ほど紹介しました白石駅の他にもう一つ玄関口となる駅がございます。
その駅名も 「 白石蔵王駅

東北新幹線の停車駅なのですが...調べていくと多々問題が...

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市内唯一の新幹線の駅 「 白石蔵王駅 」 

駅前にはタクシープールと駐車場がずらりと並びます。

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駅前に立つブロンズ像
恐らく駅舎の完成を記念して建てられたのでしょう

青春の1ページを感じさせる少年と少女の像が駅から降り立った旅人を歓迎してくれます。

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駅舎には 「 片倉小十郎 」 と 「 真田幸村 」 歴史秘話の地 という案内板が掲げられております。

ここで 「 真田幸村 」 の名は全国区ですが、 一方の 「 片倉小十郎 」 って誰?
と思われた方にご説明をいたします。

かつて白石を統治していた人物で、あの伊達正宗の重鎮だった人物でもあります。
ここ白石の領地は伊達正宗公から拝領したとされています。
 
それだけ政宗からの信頼も大きかったのでしょう。

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駅前には 「 真田ゆかりの地 」 ということで戦国武将たちをイメージした大看板がデカデカと掲げられています。

白石市に限らず今は日本中で戦国武将や、それをあしらったゆるキャラなどで町おこしがされていますよね。

意外にも訪日客の方々にも好評と聞くのですから、戦国武将の人気は海を越えて世界へと発信されているのかと思うと
胸アツです。

ここまで紹介して参りました白石蔵王駅ですが、可哀そうな駅として知られています。

市内にある在来線の白石駅
もちろん在来線の駅ですから新幹線は停車しません。

それにも関わらず利用客は新幹線の停車する白石蔵王駅より多いのですから驚きです。

東北新幹線のダイヤを見ていただければ分かるのですが、とにかくこの白石蔵王駅
停車する列車が極めて少ないのです。

白石蔵王駅は在来線が一切停車しない新幹線の専用駅になっています。
そのため在来線利用客の方がシームレスに新幹線に乗り換えることができません。

また互いの駅間は約1.5km弱離れています。
これだけの距離だと徒歩で向かうのは困難です。

駅前には駐車場が完備されていますが、このような利便性の悪さから客離れが加速し、
利用客が減る → 停車列車が減る → 更に利用客が減る

という負のスパイラル現象が起きております。

確かにいつ停車するか分からない新幹線を待つより、先の仙台もしくは福島まで在来線で向かってそこから乗り換えた方が
時間が早いという意見も多いようです。

そうなってくると益々白石蔵王駅の存在が薄くなってしまうのですが・・・・・

パソコンサポートPCわんだでは白石蔵王駅の利用客が増えるよう陰ながら応援させていただきます。
具体的に何をするかは今後の課題とさせていただきます。


JR東日本 白石蔵王駅 (JR東日本公式サイト 駅の情報ページ)

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