日本海側最大の都市である新潟市

その歴史は古く1889年の市制開始第一号の市の一つであり、2005年の平成の大合併を経て政令指定都市化
現在人口は80万人を超えており、日本海側および中露交流の拠点都市として機能しております。

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日本海側最大の都市である新潟市から眺める日本海
市内中心部には日本最長となる信濃川が流れております。

海と河川に恵まれ日本における水の都 「 新潟市


新潟県新潟市 (新潟市公式サイト)

今回はその新潟市から修理と言いますかPCのパワーアップのご依頼をいただきました。

以下お客様からのご要望
・2008年に購入しPCの動作が著しく遅くなってきた
・HDDの交換では無くより高速なSSDへ交換して欲しい
というものでした。

年式が古いPCでも HDD → SSD へ換装することで確実にスピードアップが期待できます。

このへんはメモリの増設よりもより顕著にその速さを体感できるかと思われるのでおススメです。

さらにここにきて500GBを越えるような大容量のSSDの価格も以前に比べ小慣れてきました。
まさに今がSSDへ換装するベストの時期と言えます。

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お送りいただいたのは2008年にリリースされたApple社のiMac

型式は MB324J/A

画面サイズ21.5インチ製の一体型PCです。

Apple社iMac製品紹介 (Apple社公式サイト内紹介サイト)

内蔵されているHDDをSSDへ換装するためにはiMac本体の分解作業が必要となります。

この機種は全面のガラスパネルが本体側と磁石で固定されているため専用の器具を使ってパネル部を外していくことに
なります。

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ガラスパネル、液晶パネルを取り外した際の様子です。

ご覧のように狭い面積に対しパーツがこれでもかとひしめき合っているのが分かります。

ちなみに画面中央に鎮座している黒い物体が今回の換装対象のHDDです。

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本体から取り外されたHDD
ディスク容量320GBのHDDでした。

500GBでも侮ることなかれ

発売当初はこれでも大容量だったのです。

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さらなるスピードアップのために用意したSSD

Crucial製の512GBの機器になります。

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但し取りはずしたHDDの大きさは3.5インチ
用意したSSDは2.5インチ

このままではサイズが合わず本体側へ装着でいないため別途大きさを合わせるためにマウンターと呼ばれる
アダプターを用意する必要があります。

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マウンターを装着したSSD

装備も完璧これから戦場で出向く兵士のような出立に生まれ変わりました。

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HDDが装着されていた場所にSSDを装着

配線も組み戻し、液晶パネルなども元通りに組んでいきます。

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それでは感動の電源オンの瞬間です。

ジャーンというmacOS独特の起動音の後にデスクトップまで問題なく表示されました。
ここまで時間にして約30秒ちょっと

今から10年も前にリリースされたPCとは思えないほどの身軽さに生まれ変わりました

これにて作業完了となります。

HDDでは速度がいま一つというお客様
大容量SSDの価格が下落している今がまさに換装へのベストタイミングだと思います。

HDDに記録されているデータを丸ごとごっそりとSSDへ転送しますので、データは勿論、各種環境設定も失わずに済みます。
※一部のソフトウェアにおいては、ライセンスの再認証が求められる場合がございますので要注意。

参考までに今回発生した費用です。
SSD換装作業料       8,400円
データ転送作業料     4,200円
換装用SSD機器代(512GB)  17,280円
3.5インチ用マウンタ機器代 1,620円 
割引           -1,500円
合計           30,000円
※機器発送時の往復の送料は別途発生いたします。
※機器を発送していただく際は元箱 or 精密機器BOXにて発送していただくことを推奨しております。
 梱包が不十分ですと郵送中にひび割れなどが起きてしまうこともございます。

当店パソコンサポートPCわんだではWindowsは勿論、macOSを搭載したApple社のPCにおいてもHDDからSSDへの
換装に対応いたします。
HDDの速度低下や経年劣化からくるアクセス遅延などでお困りのお客様当店までお問い合わせください!!

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無事作業も終わり作業場は3時のもぐもぐタイムに突入

私は甘いお菓子で糖分を、そして鉄分を補給すべく同僚たちとの話題は鉄道の話へと...

今回作業を承ったお客様のお住まいである新潟市
その中の秋葉区(合併前の旧新津市)は日本海側有数の鉄道の町として有名です。

信越本線・磐越西線・羽越本線と3つの路線が乗り入れる新津駅は交通の要衝となり
西の米原、東の新津 』 とまで呼ばれるようになりました。

ピーク時は新津で働く人の4人に1人は鉄道に関わる仕事をしていたといわれるほど...

そんな新津には鉄道ファン必見のスポットがあるのでご紹介させていただきます。

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新潟市の旧新津市にある新津鉄道資料館

全国に津々浦々ある鉄道資料館や鉄道博物館の中でもよりリーズナブルに見学できるありがたい場所です。

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資料館の入口前に静態保存されているのは今を時めく栄光の名列車たち

東北上越新幹線の開業を支えた200系新幹線
1972年まで新潟エリアで活躍していた蒸気機関車C5719

実際には画像のように並ぶことは無かった車両のそろい踏みに興奮が冷めなりません。

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館内に入ると駅で切符を購入するかのように券売機で切符を購入します

その価格は
な・な・なんと!!驚きの300円

館内は綺麗に展示がなされており気持ちよく周ることができます。

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見どころは数多くその中の一部ですが時刻表です。

これまたビックリの大正時代の時刻表なんです。

今と違って漢数字が並ぶ時刻表は見づらいの一言

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館内では駅員さん車掌さんたちも頑張っています。

...と言ってもマネキンですが

指さし点呼異常なし!!

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これも懐かしいですね~

かつて駅に設置されていた券売機です。

この○ボタン幼少時の私も押した記憶が残っています。

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壁一面に飾られた列車の行先表示版

業界用語で「 サボ

マニアにとっては付加価値が非常に高いようで、その人気振りから盗難事件も起きるほど。

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こちらも行先表示版の展示コーナーです。

行先が遠方であることから特急列車用の「 サボ 」 だと思います。

その中でも中央部にある 『 帰還専用 』 という見慣れないサボ??
これは何だということで調べてみました。

→終戦直後に外地より引き揚げてきた方々を故郷へ返す際に運行された特別列車に付けられたという代物でした。

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こちらもマニア必見の一コマ

貴重な貴重な当時の記念切符が展示されております。

しばし見入ってしまいました。

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場所が変わって 『鉄道の技術と新潟・新津』 ゾーンへ

ここでは地元新潟・新津の資料をメインに展示されています。

画像は有名な蒸気機関車デゴイチことD51で使用されていたのプレート達です。

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この団子っ鼻は何ぞや??
と思った方もいることでしょう。

安心してください!!
新幹線の先端部であるノーズになります。

画像左が200系新幹線
右が2階建て新幹線MaxのE1系新幹線です。

ともに引退した車両なのが残念なところ...

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このメダルような物は何??
と思われた方もいることでしょう。

これはタブレットといいます。
※現在タブレットと聞くと皆さまがお手に取っているiPadなどの電子端末をイメージしがちですが違います。

単線区間をすれ違う際の通行手形のような役割をしてきたアイテムになります。

その役目は非常に重大で、この有無で列車の衝突事故を防ぐ役割をしてきた歴史があります。

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館内にはかつての駅舎に設置されていたであろう大型時計の姿も。

時間は12時丁度を示したまま針が止まっております。

現在ではデジタル式の時計が多い中当時はご覧のようなアナログ式の時計が主流でした。
これはこれで味があって個人的には好きなのですが♪♪

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ド派手な真っ赤な座席
座り心地も良さげです。

こちらは当時の急行列車のグリーン車で使われていた座席のようです。

やはりグリーン車はグリーン車でも急行用ということで特急列車のそれと比較すると少しグレードが劣るみたいです。

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所変わって再び座席の紹介コーナー

こちらは200系新幹線の座席たちです。

3列 + 2列の配置からも普通車用の座席であると思われます。

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何やら複雑そうな基盤らしいものが見えて参りました。

ちなみにこちらは制御室ではありません。

かつて走っていた電車の制御装置の主流だった抵抗制御の装置群になります。

パッと見電話の交換機のような複雑さ!

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これもきっと懐かしいと思う方もいらしゃることでしょう。

JRの前身である旧国鉄時代のロゴマークです。

JRに移行する1987年までは当たり前のように駅や列車で見かけられました。
その当時私はまだ幼少時代、残念ながら見たかどうかさえまったく記憶に残っておりません...

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SLばんえつ物語のヘッドマーク

新津駅を発着する観光列車 「 SLばんえつ物語
何と言っても迫力ある蒸気機関車(SL)が走ることで多くのファンのハートを射止めております。

人気も高く乗車チケットを購入するのも大変な模様。

使用されている機関車である「 C57 180 」 は国鉄時代の
前身である鉄道省が製造したC57形蒸気機関という貴重な車両です。

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このペンチのようなものは何だろう?

・・・とお思いの方もいらっしゃることでしょう。

自動改札機が当たり前の現在ではすっかり見かけることが無くなった硬券切符へ鋏を入れるための改札鋏(かいさつきょう)
と呼ばれる専用はさみになります。

※鉄道ファンの方はご存知かもしれませんが関東圏では群馬県高崎駅の上新電鉄でこの改札鋏を使った改札が
 行われております。

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かつて上野から日本海側の主要都市を結んでいた特急、急行列車に付けられていたヘッドマークたち

左から
寝台特急「鳥海
→上野~青森を結んでいた寝台特急

寝台特急「出羽
→上野~秋田を結んでいた寝台特急

急行「佐渡
→上野~新潟を結んでいた急行列車。所用時間約5時間というのですから新幹線の速さには脱帽です。

これらは上越新幹線の登場までは日本海側の主要都市を結ぶ一等列車たちでした。
その後どんどん本数が減っていき1985年のダイヤ改正では急行佐渡が、1993年には鳥海、出羽共に廃止されてしまいました。

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館内の施設を見終えこのまま帰る...... のはお待ちください!

もう一か所見どころがあるのです。

屋外の常設展示エリア
ちなみに冒頭でもご案内いたしました200系新幹線とC57蒸気機関車とは別の場所になるのでお見逃しなく

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複数の車両が展示されておりますがトップバッターはこの車両です。
特急北越

かつて大阪と新潟を日本海経由で結んでいた列車です。
その後直江津~新潟と運転区間が変更になりました。

それも北陸新幹線金沢開業に合わせて廃止されてしまいました。

また奥に見える真っ赤な車両は
国鉄DD14形ディーゼル機関車332号機です。

新潟という雪国ならではの除雪専用車両となります。

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手前の普通列車は国鉄時代に製造された115系近郊形直流電車です。

国鉄時代に数多く製造されたこの115系は今でも全国で多くの車両たちが現役で活躍しています。

奥に見えるには上越新幹線の現役車両となる2階建て新幹線E4Max です。
こちらも近い将来車両の更新が予定されており上越新幹線から姿を消すことが確定している悲劇の車両。

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静態保存されている新幹線E4Maxのサイドには新潟県の県鳥であるトキがデザインされています。
ちなみに列車名も「 とき 」 

E4Maxは引退確実ですが列車名の ” とき” はこれからも残って欲しいと思います。

絶滅危惧種の”とき”の益々の繁栄を願って!


新津鉄道資料館 (公式サイト)

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