1月15日

正月も終わり、成人の日も終わり、センター試験も終わると、「あぁ春に向かって時間が刻一刻と流れているんだなぁ」
と実感します。

大寒目前の寒さ一層厳しくなるこの時期ですが、私ども現場の人間は常に外回りをしなければなりません。

それがたとえ県外であっても。

という訳で今回は茨城県日立市の事業所様より出張サポートのご依頼をいただきました。

茨城県北部の主要都市日立市。

かつて常磐炭坑で栄えた街で、日本を代表する大企業である日立グループの創業の地でもあります。
市内には日立関連の事業所が多く、日立の企業城下町になっております。


茨城県日立市(公式サイト)

さて今回お客様からいただいた問い合わせですが、当店ではお馴染みのNAS(ネットワーク型HDD)のトラブルに
よるものでした。

NASとは?(アイ・オー・データ社公式サイト内紹介ページ)

NASを扱っているメーカー様は多くありますが、中でも多いのがBuffalo社のNASではないでしょうか?

LinkStation から上位機種となる TeraStation まで多岐にわたるラインナップ。
やはりBuffalo社のブランド力は絶大だと感じさせられます。

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PC周辺機器、通信機器のBuffalo-バッファロー-(Buffalo社公式サイト)

通常日立市への出張へは遠方出張費を別途いただいております。
※栃木県内のお客様は発生いたしません。

これらの理由からお客様へは郵送での修理受付を打診させていただいたのですが、
「日常的に使用している機器なので手元から離れるのはマズイ」
とNoのお返事。

予めお客様からヒアリングさせていただいた内容を総括すると、
「現地での作業でも問題ないだろう」
と上席の許可がおりたので私が出張させていただく運びになった次第です。

NASのトラブルは実に多数で、
1.内蔵HDDの故障、損傷に伴うトラブル
2.電源トラブル
3.ネットワークトラブル
なかでも厄介なのは上記1のトラブルでしょう。

最悪データの消失に繋がることもありますから...

お客様からヒアリングした症状ですが
・ ピー、ピー、ピーとNAS本体から警告音が鳴り出す
・ 障害通知メールでDISKエラー通知、HDDでエラーが発生しました
・ PC側のNAS管理ツールにはディスク2、ディスク3にエラーが発生しましたとの通知

以上の内容から4台ある内蔵HDDの内、ディスク2とディスク3の2台に異常、損傷があると見受けられました。

通常4台HDD搭載したNASでHDDが2台同時に故障することは滅多に無いのですが、全く無いとも言い切れません。
確率的な問題ですので今回はたまたま偶然が重なった可能性が高いと思われます。

現地でHDDを交換するために店内の在庫からスペアの品を調達し、いざ日立市へ!!
 

宇都宮を出ること約1時間半で目的の日立市へ到着。

今回は高速道路を利用させていただきました。
北関東自動車道から常磐道という経路で利用。

予定時間よりも少し早目に到着してしまったので日立駅周辺をぶらりと散策。

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JR日立駅前に設置されている巨大な羽根車。
それは見るからに工業的なモニュメント。

一見何だか理解できなかったのですが、調べてみると地元を代表する企業日立製作所が製作した原子力発電所用の
タービン試作品とのことです。

原子力発電所のタービンがこのような姿形をしているのを初めて見たのですが、間近で見れる駅はここ日立駅を除いて
他には無いと思います。

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こちらはJR日立駅の西口。

こちらが表玄関になります。

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ガラス張りの東西連絡通路。

まるで博物館か美術館のような造りです。

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駅構内の東西連絡通路コンコースを東手に進むとやがて突き当りになります。

そしてここからは目の前に広がる大海原太平洋を一望できるのです。

すぐ近くにはテラスを構えた軽食喫茶もありますので太平洋を見渡しながら軽く一服するのも乙かもしれません。

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次に日立といったらやはりこの建物は外せません。

一見東京の某テレビ局?
とも思えなくもないその外観。

その正体は日立シビックセンター。
ホールや科学館、プラネタリウムなどを併設した複合施設です。
ちなみに球体部分がプラネタリウムになっています。

調べてみるとこちらの施設の方が某テレビ局より先に竣工されておりました。

ということは某テレビ局の方が日立シビックセンターを真似てつくったのでしょうか??

日立シビックセンター(公式サイト)

束の間の駅前散策を終えてお約束の時間が迫ってきましたのでお客様先へお伺い。

ご挨拶も早々に問題を起しているNASを拝見させていただきます。

案内された設置場所であるラックには、これ見よと言わんばかりにBuffalo社のNAS「TeraStation」が鎮座しておりました。

但しもうこの時点で既に異変を察知することができました。

お客様のご申告内容にもあったように
  ピー、ピー、ピーと本体から警告音が鳴り出しているのです。

正常運転時はこのような警告音はしません。
加えて本体の状態を示すステータスランプのerrorランプが赤点灯しております。

これは明らかに機器側に異常が生じている証に他なりません。

幸いTetaStation本体は通電しており、PC側にインストールされた管理ツールである「NAS Navgator2」にも機器名が
表示されておりました。

現在のステータスを調査するためにお客様のPC画面を拝見します。

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Buffalo社提供のNAS監視&管理ツールであるNAS Navgator2

画面内には通常点くはずもないビックリマークが機器名の部分に表示されておりました。

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ビックリマーク部分にカーソルを充てると
「I12:RAIDアレイがデグレードモードで動作中です」
との表示が。

このデグレードモードというのは内蔵HDDのいずれかに障害が発生し、Raid構成が崩れかけていますよという状態なのです。
まさに悪条件の中、吊橋を渡るかのような危険な状況なのです。

デグレードモードの通知が表示されましたら速やかに故障箇所の特定とHDDの交換をすることが急務です。

この通知と合わせて
事務所内の管理者様PCへはメールで

///////////// /////////////
DISKエラー通知
HDDでエラーが発生しました。
エラー発生ドライブ:ドライブ2 ドライブ3
ドライブへの書き込みエラーが発生しました。
エラーが発生した箇所を含むデータは復元できません。
すぐにドライブの交換をお勧めします。
///////////// /////////////

の知らせも届いておりました。
これは予めTeraStationに設定されt障害発生時のレポート機能になります。

出荷時の状態では設定されていませんので、未だの方は忘れずに設定しておくことをおススメいたします。

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今回障害を起こしたBuffalo社のNAS
TeraStation TS3410DN1604

内蔵HDDを4台搭載した上位モデルになります。
当然Raid機能を有しており、対応Raidは 0/1/5/6 の4種類と信頼性も抜群です。

HDDを4台搭載していることにより対応Raidの選択肢が広がりました。
中でもRaid6はRaid5に比べかなりおススメです。

Raid5では内蔵HDDが2台同時に故障してしまうとRaid崩壊のみに留まらず、データの消失にも繋がる恐れがありました。
これがRai6になることで、HDDの2台故障時に耐えられるようになります。

一見盤石のように見えますがデメリットもございます。

Raid5は内蔵HDDの容量を3台まで使用できましたが、Raid6環境下においては2台分までしか利用できなくなります。
加えてフォルダやファイルへのアクセス速度も低下します。

この辺は記録容量、アクセス速度、冗長性のどれを最優先されるかを十二分に検討された上で設置された方がよいでしょう。
一度設定したRaidモードを変更するのは大変ですので。

Raidとは(Buffalo社公式サイト内紹介ページ)

Raid6とは(Buffalo社公式サイト内紹介ページ)

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TeraStation TS3410DN1604

ご覧のように状態異常を示すスタータスランプのerrorが常時赤点灯しております。

これは非常事態を示す合図ですので普段から見落とさないようにしましょう。

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障害を起こし内蔵HDD 2番と3番を取り換えるために一度TeraStationの電源をシャットダウンします。

通電したままの状態からも内蔵HDDの脱着は可能ですが、念の為の措置です。

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内蔵HDDをと外すために必要なのが付属の専用キーです。

このキーはBuffalo社のTeraStationすべてにおいて共通です。
紛失された方は流用できますので参考までに。

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専用キーを用いてフロントのカバーを開け、内蔵HDDを取りします。
今回障害を起こした2番、3番のHDDを取り外しているところです。

PCのHDDと異なり工具などを利用せずとも取り外し可能ですので作業が捗ります。

TeraStationのHDDには番号が振られております。
装着カセットの上から順に1・2・3・4と降られております。

くれぐれも脱着されるHDDの順番を間違えぬ様お気を付けください。

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取りはずされたHDDの2番と3番。

HDDはSeagate製のST4000VN008 4TBと大容量のHDDです。

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画像は今回交換用に持参したHDD

同じくSeagate製ですが型式名は若干異なります。
記録容量は交換前と同じ4TBのHDDです。
※画像はメーカーさんのサンプル画像になります

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交換したHDDを専用マウンタに装着し元の場所へ格納します。

その様子はさながらホームに入線した特急列車を見送る図に良く似ておりました。

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HDDを換装したしただけでは機器本体のerror表示はまだ解決しません。

ここから若干の仕込みが必要になります。

料理でいうところの味つけに該当するかと。

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再びNAS Navigator2へと目を向けます。

これまでのビックリマークの表示はクエスチョンマークに変わっておりました。

これは障害を起こしたHDDが交換されたことで、ひとまず症状がやや落ち着いた状態になりました...という合図になります。

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NAS Navigator2 に表示されているTeraStationのアイコンを右クリックし、「Web設定を開く」を選択します。

するとご覧の様なブラウザを通して管理画面が表示されます。

その後赤枠で囲んだ 「ストレージ」 メニューを選択します。

※この画面に至る前にはログインパスワードなどを入力する必要があります。
 初回設定時に控えられた情報を入力してください。

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交換したHDDをTeraStation本体に認識させる必要がありますので、赤枠で囲んだ 「ドライブ」 メニューを選択します。

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画面が変わり、搭載されているHDDの一覧が表示されます。

すると先ほど交換を行った ドライブ2 と ドライブ3 の状態は
「 Raidアレイ1/破損 」
となっているはずです。 

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交換後のドライブ(HDD)は再認識させる必要があります。

対象のドライブをラジオボタンで選び、赤枠で囲んだ 「ドライブの認識」 をクリックします。

これを対象のドライブの数だけ同様の操作を繰り返します。

今回は2台のドライブ(HDD)を交換しましたから、2回行う必要があるのですね。

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ドライブの再認識が終わったら完了という訳には行きません。

最後の仕上げ一番重要なRaidの再構築(リビルド)作業が待っています。

現在Raidは交換前ドライブ2台によるデグレードモードで作動しております。

これを元のHDD4台の構成で再構築する必要があるのですね。

この操作を行わないと今後さらにHDDに障害が発生しました場合、データ喪失のリスクが大幅に跳ね上げること
になるのです。

これらの設定を実施するために赤枠で囲んだ 「RAID」 メニューを選択します。

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現在構築されているRAIDアレイの一覧が表示されます。

ちなみに一番上のRAIDアレイ1が現在作動しているRAIDアレイになります。
RAIDモードはRAID6、状態はデグレードになっているかと。

RAIDアレイの再構築(リビルド)を行うために、「RAIDアレイ1」 の表示をクリックします。

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RAIDアレイ1の設定画面が表示されます。

今回交換をしたドライブ2 、ドライブ3の状態が 「未フォーマット」 となっているはずです。
これら2台のドライブ左側のチェックボックスにチェックをし、右下の 「RAIDアレイの修復」 をクリックします。

これでブラウザからの管理画面での操作は終了となります。

あとはRAIDアレイの再構築が完了するまでひたすら続いていきます。
交換をしたHDDの容量が1台4TBと大容量のため完了までには1日以上かかると予想されます。

但しこの間もフォルダ、ファイルへのアクセスは可能ですので業務に支障が出ることはありません。

時間の都合上、作業を午前中いっぱいまで見届け事務所を退室させていただきました。

参考までに今回発生した費用です。
内蔵HDD交換作業料    12,600円
(HDD2台交換およびRaid6再構築作業)
遠方交通費        6,300円
交換用HDD機器代(4TB) ×2 23,760円
割引           -2,660円     
合計           40,000円
※作業時間2時間以内、現地作業時の料金となります。




無事作業を終え緊張から解放されました。

こういったときは自然や動物を見て癒されるに限ります。

幸いにもここ日立市には動物園があるのはご存知でしょうか?

その名は日立市かみね動物園

市内の神峰(かみね)地区の高台にある動物園で、園内から太平洋が一望できる日本唯一の動物園なんです。

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神峰地区の高台にあるかみね動物園の正面入り口になります。

すぐ近くには無料の駐車場もありますのでマイカーでお越しの方も困ることはないかと。

入り口前にはゴリラの模型が設置されておりました。

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市営ということで入場も安いのが魅力です。
大人は510円。子供は100円とお子さん連れには嬉しい料金設定となっております。

チケットを購入し入場するとすぐに当園のマスコットキャラである「かみねっちょ」の顔出しパネルがお出迎えしてくれます。
お子さん連れならここは外せない撮影スポットとなることでしょう。

かみねっちょの外見ですが、からだはカバ 羽はミミズク 尻尾はネズミと空想上のキャラとなっています。

かみねっちょ紹介ページ(日立市かみね動物園公式サイト内)

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入場してすぐ目に入る動物はアジアゾウです。

その大きさは規格外です。

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冬の寒さも何のその。
元気にその長い鼻を振り回し入場者へのサービス精神も忘れてはおりません。

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象園にはアジアゾウのメスで 「ミネコ」 と 「スズコ」 の2枚看板が健在です。

当動物園で最も長く飼育されている動物だけに多くの固定ファンがついている模様。

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場所を移動して鳥類のゾーンへと。

画像は日立市の市の鳥にも指定されている「ウミウ」です。

人間に慣れているのか近づいても微動だにしません。

大分肝が据わっているようです。

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お子さんたちにも大人気のペンギンさんです。

ペンギンも種類が多いのですが、当園にいるのはフンボルトペンギンです。

生息地は南極ではなく南米のペルー・チリの沿岸部になります。

暑さにも耐性があるのが特徴です。

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このポーズが決めポーズなのか、終始このポーズを入場者へ向けてアピールしておりました。

お腹が岩盤部にあたるので気持ちいいのでしょか?

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プールに浮かびラッコのようなポーズをとっているペンギンもおりました。

ラッコと違い貝などは抱えておりませんでしたが...

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かみね動物園の魅力は小動物たちとの触れ合いも可能であることでしょう。

自宅ではペットを飼えないという方や、普段動物と接することが無い小さなお子さんにとって貴重な体験になること筈です。

画像は某ハム太郎ではなくハムスターになります。

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小動物の代表ともいえるウサギさんもおりました。

種類も多くその愛くるしい姿にはきっと癒されることでしょう。

現に私この小動物エリアで周りの目も気にせず20分近く滞在してしまいました。

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こちらはプレーリードッグです。

北米が生息域で、地中に巣穴を掘って群れで生活します。
犬の様な鳴き声をすることからこのような名がついたそうです。

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とろんとした表情でくつろいでいるのはシバヤギです。

ちなみに日本在来種となるヤギになります。

時折「メェ~」と鳴き声を放ち自由気ままに終始マイペースでした。

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遠くに見えるのはアカカンガルーです。
オーストラリアに広く生息する最も体格の大きいカンガルーになります。

時たまピョンピョン跳ねておりましたが、そのジャンプ力はもう少しで柵まで越えてしまいそうなほどでした。

意外と筋肉質なのでビックリしちゃいました。

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つぶらな瞳の日本鹿です。

冬の繁殖期を前に、オス鹿たちの自慢の角はすべて切り落とされておりました。

体毛も暖かそうな冬毛に生え変わっており、これから来る寒さに適応する準備は万端といったところでしょうか?

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明らかに他の鹿たちとは大きさの異なるのが小鹿です。

尻尾部分の模様は小鹿ならではの物なのでしょうか?

冬の寒さを乗り切り親鹿たちに負けぬ様大きく成長していただきたいと思います。

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場所をサルの楽園へと移します。
ここから先は実に多数の猿たちの生態を見ることができます。

先ほどからしきりに鳴いている猿もおり気になります。

画像はチンパンジーです。
猿の中で最も知能が高く人間に一番近い動物と言われております。

その表情からはどこか人間的な雰囲気をつかみ取ることができることでしょう。

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先ほどからしきりに鳴いている猿の正体はこちらでした。
シロテテナガザル。

その鳴き声は耳をつんざくような高音で遠くまで響き渡ります。

手先が器用でフェンス内の空間を自由自在に移動する様はまさにサルの楽園の主の風格さえ感じられました。

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次に目に入ったのはワオキツネザル。

マダガスカル島南部に生息する原始的なサルと言われております。

何と言っても尻尾の輪状の縞模様が特徴的で一度見たら忘れることが出来ないほど。

名前の由来は輪尾(ワオ)キツネザルから。

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最後に向かったのは私が一番好きな動物
カピパラのいるエリアです。

カピパラがいる動物園はくまなくチェックしている私ですが、ここかみね動物園は初めてなのでスゴく楽しみでした。

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南米のアマゾン川流域に生息しているカピパラ。
種類的にはネズミの仲間になり、その大きさからお化けネズミと言われることも。

ゴロンと横になり眠りについているカピパラ達。

しばらくその様子を眺めておりましたが一向に動く気配はありません。

もしかして体調が悪いの...と少し心配になりながらも後から理由を知りました。
じつは今日は気温が物すごく低かったんですね。

温暖な南米出身のカピパラにとって日本の冬の寒さは堪らないはずです。

そりゃ少しでもカロリーを節約させるために必死になって眠りにつくはずです。

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横になり徹底して眠りに集中しているカピパラ。

遠目に見るとヘチマのたわしか落花生にも見えなくもありません。

こう見えても意外と気性が荒くげっ歯類特有の鋭い前歯は注意しないと大けがをするほど。

くれぐれもエサやりの際には注意しましょう。

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かみね動物園のカピパラ一家です。

ご覧のように皆スヤスヤとお休み中。

起きる気配もないため寝顔を見て癒されることにしました。

アクティブに動くカピパラを見たいと言う方は春先以降に訪れた方が良いかもしれません。

動物園で十分に癒され精神的にお腹いっぱいの私。

人ごみは疲れますが、動物たちはいくら見ても嫌になりません。

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かみね動物園はかみね公園の一角に所在します。

そのかみね公園には遊園地やプールなども併設されており、頂上部には市街を一望できる展望台あるのです。
そうこの公園だけで一日時間を過ごすことも可能なんですね。

そして公園の頂上部にある展望台。
ここに至るまでには動物園から坂道をひたすら歩くのみ。

夏場だったら汗がすごいことになることでしょう。
訪れたのが冬で良かったです。

車で頂上部の駐車場までダイレクトに来ることも可能なのですが、今回は敢えて達成感を得るため徒歩で登ってみました。

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展望台からの眺め

遠くに見える青は太平洋。

高萩、北茨城方面を眺めた様子です。

展望台から視線を東へと向けてみました。

先ほどよりも海の青が多く目に入ります。

天気も良く海の青が美しく映えますね。

このような光景を目にすると海無し県の身としては羨ましくて咽び泣きそうです。

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展望台からの光景

視線を南東へと移してみました。
遠くに見える煙突は日立の工業地帯にそびえるものです。

あの煙突の見えるあたりが市街中心部になります。
JR日立駅があるのもこの辺りになります。

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今度は視線を南へと向けてみました。

市街の中央に見える道路は国道6号線です。
東京の日本橋から宮城県の仙台市へと至る主要国道で、茨城県の大動脈でございます。

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展望台からの眺めラスト。
市街西部の光景になります。

先ほどまでとは違い海はもう見えません。
市街西部には山々と渓谷が続いております。

高速道路の常磐道が通っているのもこの山間部。
だからトンネルが多かったのですね納得。

かつてはこのあたりには鉱山があり、銅の採掘が基幹産業でした。
今では閉山されており時の流れの移り変わりを感じさせられます。

動物と自然に癒され気分はすこぶる絶好調です。

老後は海の見える町に住みたいなぁと人生設計を企てながら宇都宮へと帰路に着くのでした。


日立市かみね動物公園(公式サイト)

茨城県日立市でBuffalo社のNAS LinkStation 、TeraStationのデータ復旧や故障トラブルで困ったら
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栃木県宇都宮市のパソコン修理はパソコンサポートPCわんだ