栃木県大田原市
当修理日記で何度も取り上げてきた栃木県北部の市です。

さて大田原市といえば外せないのが 『 那須与一(なすのいち)

当市は源平合戦に登場した弓の名手那須与一公ゆかりの地なのです。

市内にはその那須与一公(以下与一公と省略)にちなんだ看板やポスターが数多く設置されているのが特徴です。
なかでも特筆すべきは今や全国の自治体が互いにしのぎを削りあい誕生しているゆるキャラの存在。

大田原市のゆるキャラこと公式キャラクターもやはり与一公にちなんでおりました。

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大田原市のゆるキャラこと公式キャラクター 『 与一くん

1998年、世にまだゆるキャラというワードが生まれる前に誕生したゆるキャラ界の古株です。

大田原市公式キャラクター与一くん (大田原市観光協会公式サイト内紹介ページ)

続いて話題は道の駅へ
1993年の正式発足以降今ではその数じつに1,100を超えるまでに増えた道の駅

そもそもはドライバーの方への休憩場所の提供でしたが、場所によっては一大観光地と化し多くの来場者で賑わう
施設もあるほどに。

そんな道の駅ですが、ここ大田原市にもございます。

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大田原市にある道の駅” 道の駅那須与一の郷

一見特徴がなさそうに見えますがお侮ってはいけません!!

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道の駅の入り口には大田原市を代表する偉人 那須与一公 の立派な像が立っているのです。

しかもゆるキャラの与一くんではなくリアルさを追求した本格仕様

馬に乗っている姿からは勇ましさが感じ取れます。

栃木県大田原市の道の駅”道の駅那須与一の郷” (公式サイト)


「奥の細道」で知られる松尾芭蕉ゆかりの地 栃木県大田原市 (大田原市公式サイト)




さてさて今回当店へご相談をくださったのは冒頭の紹介通り大田原市にお住いのお客様からでした。

ご相談の内容はな・な・なんと!! PCではなくスマホ ” iPhone ”でした。

お客様の希望は新しく購入したPhoneXSへこれまで使用していたiPhoneのメールやアプリなどのデータを移行して
欲しいというものでした。

このようなスマホの機種変更や買い替えに伴うデータの移行は携帯ショップは基本的にやってくださいません。

しかし当店パソコンサポートPCわんだではPC以外のスマホやタブレットなどのIT機器の各種設定や今回のご依頼の
ようなデータのお引っ越しも承っております。

「スマホを機種変更したいんだけど、メールやLINEのデータが消えるのはチョッとっっ。。。」
とお悩みのお客様もご遠慮なくお申し付けください。



iPhoneのデータのお引っ越しを行うためにお客様宅へお伺い

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拝見させていただいたiPhone6
※SIMフリーのiPhone6です

2016年の購入から約2年弱
お客様に大事に使われてきましたが
・バッテリーの持ちが非常に短くなった
・GPSが狂うようになった
ことなどが新型機へ切り替える決め手になったそうです。

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お客様が満を持して購入された今年10月にリリースされたばかりのiPhoneXS

勿論これまで使用していたSIMフリーを継承するために今回もSIMフリーの端末をApple社から購入されたそうです。

iPhone6の画面サイズは4.7インチ
それに対しiPhoneXSの画面サイズは5.8インチと一回り大きくなっております。

それに伴い箱のサイズもビッグになっております。

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箱から出されたiPhoneXS

画面には新品であることを謳うかのようにセロファンがそのまま貼られておりました。

いいですねこの感じ。
画面もピカピカで宝石みたいです。

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本体を取り出した後の箱の中身です。

充電に際に利用するUSBコンセントとLightningポートに対応した新型のイヤホンが付属しておりました。
※悲しきことにiPhoneXS、XRからは「Lightning-ヘッドフォンジャック変換アダプター」が付属しなくなりました。

新しいiPhoneが手元に届けばはやる気持ちを抑えきれないことでしょう。
これまで使用していたSIMカードをセットしたり電源をオンにしたりなどしてしまう方もいるかもしれません。

しかししかしはやる気持ちを落ち着かせてここで深呼吸

旧型機となるiPhone6のバックアップを事前に済ませておく必要がございます。
このバックアップ無くして新機種への移行は始まらないほど重要な工程となります。

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勿論バックアップに使用するのはPCにインストールしたiTunesで決まりです。

バックアップの際は画像の赤枠で囲んだ箇所
iPhoneのバックアップを暗号化 」 
に忘れずにチェックを入れましょう。
※このチェックが漏れますとLINEなどアプリのデータ移行が完全になされません。

その後
今すぐバックアップ
をクリックしバックアップの処理を進めていきます。

Apple社が無償で公開しているiPhoneの使い勝手を無限に広めてくれる便利なソフト「 iTunes 」
ソフトはWindows版、macOS版と複数のOSに対応したバージョンが公開されています。
iTunes公式サイト

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iTunesでの事前バックアップが終わりましたら、いよいよ旧型機とのお別れの時です。

iPhoneにセットされていたSIMカードを新機種へセットするために取り出します。
※SIMカードの取り出しはiPhoneに付属しているSIMピンというアイテムを使用すると便利です。

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取り出したSIMカードを新機種となるiPhoneXSへとセットします。

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iPhone6からのデータの復元に備え最低限の初期設定を行うためにiPhoneXSの電源をオン

ほどなくして画面にはApple社の象徴であるリンゴマークが表示されました。

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流れ作業的に初期設定を済ませていきます。

この部分は画面の指示に従い設定を前へ前へと進めていくだけなのでそれほど迷うことも無いことでしょう。

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初期設定が完了しましたらいよいよバックアップをしたデータの復元へと移っていきます。

データの復元には勿論iTunesを使用します。
iTunesからのデータ復元に備えPCとiPhoneXSとをUSBケーブルで接続

画像赤枠内の 「 バックアップを復元 」 を選択します。

※お使いのiTunesのバージョンによっては予めiTunesのバージョンアップを行う必要がございます。
 このバージョンアップは難しい作業ではありませんのでご安心ください。

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iPhoneをPCへ接続しiTunesからバックアップをしたデータをiPhoneXSへと復元していきます。

復元作業にはバックアップデータの容量にもよりますが、今回は約10GBのデータを約20分ほどで復元することができました。
※あくまで参考程度に留めてください。環境によっては更に時間を要することもございます。

データの復元も完了し、晴れて新機種となるiPhoneXSを使用できるようになりました。



...とここで大事なことを忘れておりました。

今回お客様のiPhoneはキャリアを選ばないSIMフリーの端末です。

そのため通話をはじめインターネットやメールなどのモバイルデータ通信サービスを利用するためにはプロファイルの
設定を追加する必要があったのです。

これを行わないとiPhoneは一切のサービスを利用できない高価な文鎮と化してしまいます。
※プロファイルの設定を行わなくともWi-Fi専用機としては使用可能です。

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お客様が契約されていたSIMフリーの提供会社であるBiglobe
BiglobeといえばISP界の大手。

最近ではこのようなISP様もモバイル市場へ参入しており一層競争が激化しております。

ちなみにプロファイルの設定データは契約されたSIM会社様のサイトからダウンロードすることで入手可能。
事前にWi-Fi環境下でダウンロードしておきましょう。

作業開始から約1時間ほどで新機種への環境やデータのお引っ越しが完了いたしました。

参考までに今回発生した費用です。
データ移行作業料  6,300円
割引 -1,000円   
合計   5,300円
※作業時間1時間以内時の料金となります。

新型のiPhoneへ機種変更をしたいがメールやLINEのデータを引き継ぎたい、スムーズに引っ越しをしたい
というお客様は非常に多くいらっしゃいます。

スマホのデータなどのお引っ越しでお困りの際はパソコンサポートPCわんだまでご遠慮なくご相談ください。

作業も終わり束の間の休息の時間
ここは市内の名所をぶらり散策してみようと少し足を延ばしてみました。

与一公ゆかりの大田原市ですが、奥の細道の松尾芭蕉ゆかりの地としても知られています。
なかでも奥の細道の道中で最も長く滞在したという大田原市の黒羽

少し前にTV番組の特集で黒羽地区にある 雲巌寺(うんがんじ) が紹介されたことも今回足を運ぶきっかけになったのは他でもありません。

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吉永小百合さんが出演されたJR東日本 「 大人の休日倶楽部 」 のCMで一躍注目をあびた大田原市東部の黒羽地区にある
雲巌寺

その雲巌寺ですが芭蕉ゆかりの寺としてだけでは無く、禅宗の日本四大道場として全国的にも有名なお寺だということを
ご存知の方も多いのでは無いでしょうか?

これまでは紅葉などのシーズンを除いてはそれほど参拝客が殺到することはなかったのですが、やはりTVの効果は絶大です。
県外ナンバーや大型観光バスまで乗りつけていてその変わりようには目を何度も疑ってしまうほどでした。

正面にある朱塗りの反り橋からみる山門はまるで極楽浄土へいざなう橋のようにさえ感じられる素晴らしい光景です。

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反り橋から眺めた山門

山門までは石段を昇るのですがこれが結構勾配があり思った以上に足腰を使います。
ここで足腰が弱い方やご年配の方々の多くが登るのを断念されていたのが非常にいたたまれませんでした。。。

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山門から覗く境内の様子

山門から一直線に視線を向けるとその先に見えるのは釈迦堂です。

※この山門は市の有形文化財に指定されています。

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山門を抜けるとその姿が如実に現れる釈迦堂

さらにこの釈迦堂の先には石段が続いており、画像からは確認できませんが本堂となる師子王殿がございます。

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釈迦堂の窓
お寺に多いユニークな鐘の形をしています。

ちなみにこの窓の形は花頭窓(かとうまど)と呼ばれています。
この形状は中国から伝えられた様式みたいです。

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釈迦堂の奥から続く石段

石段を登りきると雲巖寺の本堂となる師子王殿が見えてきます。

ここでは昔も今も実際に禅の修業が行われている神聖な場所なのでお堂を前にした瞬間周囲の空気が変わったのを
肌で感じられました。

紅葉の名所として知られる雲巖寺ですが、歴史好きの方も満足できること間違い無しのスポットです。
また吉永小百合さんファンも必見のスポットにもなって日に日に参拝客・観光客が増えてきているため昔のように
のんびり撮影ができないのがもどかしいですがいたし方ないですね、、。。。


芭蕉ゆかりの寺、JR東日本の「大人の休日倶楽部」のCMでもおなじみの雲巌寺 (大田原市観光協会公式サイト内紹介ページ)

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