最近ではデスクトップPCでも無線LAN用の子機が標準で搭載された機種も珍しくはありません。

ただし自作パソコン(組み立て式)に限ってはその限りではありません。

ほとんどが別売りのUSBタイプの子機を用意する必要があります。

今回は自作パソコン(購入元はパソコンショップ)をご利用のお客様から無線LANの
子機がインストールできないとの内容でご相談をいただきました。

利用予定の無線LAN子機は今まで別PCで利用していたBuffalo製 WLI-UC-AG300Nです。

参考までにメーカー様のサイトを確認すると2008年販売の機器ですがWindows10まで
対応と記載がございました。

WLI-UC-AG300N1.jpg

WLI-UC-AG300N2.jpg

IEEE11n対応を謳った製品で現在でも十分通用する仕様となっております。

トラブルの内容ですがメーカー様サイトからダウンロードされたドライバをインストールしようとすると
「サードパーティのINF にデジタル署名情報が含まれていません。」
なるエラーメッセージが表示されインストールが完了しないという内容でした。

これは64bitOS共通の仕様でインストールするすべてのドライバーにデジタル署名の
付与が求められるようになったことが原因です。

今回お客様がご利用のWindowsは64bit版のWindows8.1でした。

デジタル署名が付与されていないドライバーをインストールするには少々面倒ですが
ひと手間仕込みが必要になります。

①ご利用のWindowsを 「テストモード」に移行させる必要があります。
 ※テストモードへは管理者権限にてコマンドプロンプトからコマンドを実行することで移行可能。
 ※テストモードの解除もコマンドプロンプトからコマンド実行が必要です。

②ドライバー署名の強制を無効化させます。
 チャーム → 設定 → PCの設定変更 → 全般 
 → PCの起動をカスタマイズする → 今すぐ再起動する 
 → トラブルシューティング → 詳細オプション 
 → Windowsのスタートアップ設定 → 再起動

 すると下記のような画面が表示されますので 7) を指定します。

sais.jpg

 これで「ドライバー署名の強制を無効化」にした状態でWindowsを起動させることが
 可能となります。
 ※この後再起動を掛けると通常の状態に戻ります。

③場合によっては Windows Smart Screenの無効化 が必要になることもあります。
 コントロールパネル → アクションセンター →Windows Smart Screen 設定の変更
 から無効にすることが可能です。
 ※今回のドライバーインストールでは特に無効にせずともインストール完了いたしました。 

d3af227e.jpg

参考までに今回発生した費用ですが

基本作業料         6,300円
※60分以内の作業
割引            -1,000円
 合  計        5,300円

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