文書作成、表計算ソフトと聞くと昔は様々なメーカーさんが市場の覇権を巡って参入した記憶が懐かしい今日この頃
現在ではMicrosoft社のOffice製品がシェアにおいて大多数を占め、ライバルのApple社のMacユーザーまで取り込んで
しまうほど
それでもMicrosoft社のOffice製品との互換性を謳った商品は幾つかあることにはあります...
一個人で使用する分には良いのですが、これが取引先など第三者まで絡んでくると外部からの評判は極めてよろしくない
という問題に苛まされます。
今回はMicrosoft Office のライセンス認証トラブルで対応させていただきましたのでご紹介を
お問い合わせをくださったのは栃木県真岡市にお住いのお客様
これまでは購入されたPCの初期設定や環境移行などは、すべてご自身でされてきた経験豊富なユーザー様でした。
しかしこの度購入したWindows10のPCでは躓きの連続で当店へヘルプのお電話をくださいました。
この中で重要なのは購入されたPCのOSがWindows10であることではありません。
製品にバンドルされているMicrosoft Officeのバージョンが大きく関係しております。
Microsoft Office 2013 の登場以降登録が必須になったMicrosoftアカウント
Office2010までは予め製品がインストールされており、添付のプロダクトキーの入力をすればOKという簡単さでした。
これがオンラインでのMicrosoftアカウント登録が必要になったため設定のハードルがだいぶ引き上げられました。
困ったものです。。。
スマホへ機種変更すればGoogleアカウントやAppleIDの登録が必須なように、PCを購入すればMicrosoft社への登録が
必須になりました。
現在市販されているメーカー製PCにバンドルされているMicrosoft Office製品のパッケージ
その大きさはハガキよりも小さく中には紛失してしまう方も続出!?
Office2010まで付属していたセットアップ用のインストールディスクも付いていないため、重要なものではないと早合点
してはいけません。
PCの初期設定を進めていくと分かりますが、Office製品の導入部までは予めインストールされています。
Office製品の初回起動時に出現するプロダクトキーの入力画面。
これで終わればどんなに良いことか。。。。
この後に待っているのがMicrosoftアカウントの登録画面になります。
すでにMicrosoftアカウントを取得済みという方はこの後に待ち構える画面も難なく進んでいけることでしょう。
アカウントを未登録の方も慌てる必要はありません。
画面に表示される指示に従い入力していけばゴールに到達するはずです。
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しかししかしそうは問屋が卸さないのがMicrosoftさん。
プロダクトキーの打ち間違いや、Microsoftアカウントの登録漏れ、パスワードの打ち間違いなどが無くともトラブルが
発生する場合があるのです。
それが今回お客様がドツボにはまった現象になります。
手順に則りMicrosoftアカウントを登録、プロダクトキーも今回購入されたPCに付属の完全な正規品です。
それにも関わらず画像のようなエラー表示が出現
なんと驚いたことに
開封して初めて入力したOfficeのプロダクトキーが、別のMicrosoftアカウントで引き換えられている?
。。。そんな馬鹿な。。。
しかも一部伏せてありますが、引き換えられているアカウントはMicrosoft社が発行する「outlook.com」
じつは私どもが訪問する前にお客様はPCの不良を疑い購入店様でPCを交換されたとのこと。
そのため交換後のPCにも関わらずエラー再出現ということで頭の中は 「???」 が高速に回転しているようで納得が
できないご様子
じつはこのよなトラブルが発生するのはPCのメーカー様側に問題がある訳ではないのです。
Office製品のライセンスを管理しているMicrosoft社の問題になります。
Microsoft社からは正確なコメントをいただけなかったのですが、噂によるとOfficeのプロダクトキーを出荷する際に社内の
テスト用サーバーで使用済みのキーを、そのまま各PCメーカーへ卸してしまったのではないかとも言われています。。。
このような事態に陥った際の解決法ですが手取り早いのが
『 Microsoftアンサーデスク窓口へ電話 』
これにつきます。
かくいう私も同様のトラブルでMicrosoft社へヘルプの電話を入れたことが数度あります。
ここで重要なのは問い合わせ先の電話番号
0120-54-2244
受付時間は平日:9:00~18:00 / 土日:10:00~18:00
このような問い合わせ窓口は電話が混み合うのが慣例です。
一度では繋がらなくとも繋がるまで辛抱強く待ちましょう。
電話に出たオペレーターさんに感情を露わにクレームを言っても仕方がないのでこちらも事務的に対応。
PC画面に表示されたライセンス認証が出来ない旨のエラー表示の内容を伝え、その後の指示を仰ぎます。
暫しまつことオペレーターの方からは問題解決用の対策法についてアドバイスいただけることになります。
以下その際のやり取りですがかなり端折ってます。
①オペレーターへ現在の状況を説明
※Officeのバージョン、PCのメーカー名、型番、購入店舗名、購入日時などの情報を提供
②連絡の取れるメールアドレスをオペレーターへ提供
③提供したメールアドレス宛てにOfficeを利用可能にするためのリンクが張られたメールが受信される
※このメールが受信されるまでにMicrosoft側の問題なのか約30分ほど要しました
④メール本文内のリンクをクリックし登録済みのMSアカウントを入力し、Officeの設定用データをダウンロード。
⑤プレインストールされているOfficeを予めアンインストール
⑥PC再起動後に先ほどダウンロードしたOfficeのセットアップを実行すれば完了。
想定外に長引きましたがこれにて一件落着です。
WordもExcelも問題なく使用でき、ライセンスの状態もきちんと有効になっているのが確認できました。
参考までに今回発生した費用です。
作業料 6,300円
割引 -1,000円
合計 5,300円
※インターネットからのサポート申込の場合通常料金から1,000円割引になります。
当店パソコンサポートPCわんだでは他店で購入されたPCでも初期設定から旧PCからのデータ移行、トラブル時の
修理からサポート、データ復旧まで全面的に対応しております。
パソコンのことで困ったらお気軽に 0120-918-248 へお電話ください
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作業も終わった午後の昼下がり
ふらっと足を延ばしたのは市内を走る真岡鐵道の姿を拝むことができる五行川沿い
場所的に言うと大前神社の東側になります。
大前神社は先日参拝をしたばかりなので今回は見送ることにしました。
真岡鐵道は非電化のため架線がありません。
そのため撮影の際には車両にピントが合わせやすいのが嬉しいところ。
いつ見てもスイカっぽいカラーリングは周囲の景色との愛称も抜群!
あれよあれよという間に列車はあっという間に目の前を過ぎ去ってしまいました。
一両編成だとふと目を離したすきに目の前から消えてしまうので油断大敵です。
何と言っても驚かされるのはその駅舎の姿形ではないでしょうか?
駅舎全体が巨大なSLなんです。
※モデルになっているのは国鉄の前身となる鉄道省時代に造られたC11形蒸気機関車です。
なぜSLなのか?
真岡鐵道は土日祝日限定でSL車両が走るなどSLに力を入れている鉄道会社です。
SLのような形の駅舎はこのあたりから採用されたのでしょう。
ちなみに関東の駅百選にも選出されている栃木県の誇りともいうべき駅舎です。
駅前のロータリーに設置されているSLの車輪
実際に手で触れることも出来るので、小さなお子さん連れには大人気のようです。
この現在走行している新型車両では感じられないレトロ感が堪りません。
改札口に近いホームに停まっているのは下館方面へ行く上り列車。
右手に見える島式のホームは茂木方面へ行く下り線用ホームになります。
ちなみにホーム内も入場券無しで見学できるのでありがたいです。
自動改札では無く有人改札なのがミソです。
今ではすっかり関東圏では珍しくなった改札だけに今後もこのようなスタイルを貫いていただきたいと思います。
駅舎正面を左側から見た構図になります。
SLを正面から見たようですよね?
こうしてみると改めてSLチックな駅舎なんだなぁと思い知らされます。
次に向かった先は真岡駅のすぐ隣にあるSLキューロク館です。
ハチロクでは無くキューロクですのでお間違いの無い様に
奥に見えるSLのような建物がSLキューロク館です。
ちなみに 「キューロク」 とは国鉄時代の蒸気機関車9600(キューロク)形の愛称。
館内にはキューロク館の命名の元になった9600形機関車の実車が保存されています。
その手前には国鉄時代に製造された貴重な貨物用車掌車 「ヨ8593」 が展示されております。
なんとこの機関車(9600形蒸気機関車含む)土日祝日限定で運転されるSLキューロク号を牽引する今でも現役の車両なんです。
そのためしっかりと細部まで整備されています。
たしかに近くによると独特の油の匂いがしました。
この匂いはマニアにはたまらないはず。
キューロク館の入り口前にはご覧のような案内がデカデカと掲示されています。
解説付きで紹介されているので初めての方にも分かり易いと好評の模様。
キューロク館の北側、位置的には真岡駅との間に展示されているのが、ヨ8016形貨物用車掌車です。
これまたファンには堪らない車両の展示です。
最近まで保線用として現役で走っていたというのですから驚かされます。
現在は走行されることもなく完全に現役を引退してこの地で休養しております。
先ほどのヨ8016形貨物用車掌車のすぐ隣に展示されている朱色の派手な車両
キハ20247号ディーゼルカーです。
真岡鉄道の前身であるJR真岡線時代に走った車両になります。
国鉄時代の象徴とも取れるそのフォルムは時代を越えた現代でも心惹かれるものがあります。
戦前の1940年に日本車輌で製造された車両になります。
貨物の積載量は10tとやや小型です。
それでは満を持してキューロク館の中へ
入館料が無料であることは意外と思われる方もいらっしゃるようです。
中に入ると青い車両が嫌でも目に入るはずです。
客車「スハフ4425」
スハフはおもに北海道内の急行列車に使用されてきた歴史があります。
かつては東京の船の科学館で展示されていた車両ですが、展示されていた青函連絡船「羊蹄丸」の解体に合わせ
ここ真岡へ引っ越してきた経緯があります。
なんと「スハフ4425」は車内の見学も可能なんです。
これは予想外でした。
今では珍しいボックスタイプの座席
もちろんリクライニング機能はありません。
車体の色と同じ青い座席は統一感があっていいと思います。
天井部を見ていただければお判りになりますが扇風機が付いておりました。
今でもローカル線の車両にはこのような扇風機付きの旧式の車両が現役で走っているので気になる方はチェックしてみては
いかがでしょうか?
そして当館の看板車両である9600形SL「49671号機関車」、通称 「キューロク」の存在が名に入ることでしょう。
大正時代に製造されたかなり年季の入った蒸気機関車で、現存しているだけでも凄いことこの上ありません。
蒸気機関車は重機や大型機械のような一種独特のオーラーが漂っており、大人から子供まで男子の視線を釘付けに
することでしょう。
油の光沢が伝わってくると思います。
というのも、この展示されている9600型SLキューロク号は土日祝日などの期間限定で運転をしているんです。
そのため整備のために車輪などの駆動系には油を注してメンテナンスを入念に行っているんですね。
車体には期間限定でしょうか?
ハート形のイルミネーションが取り付けられておりました。
手前のカラーコーンの存在からも分かりますように車体への接触などは禁じられていますのでルールを守って見学しましょう。
角度的には斜め45度といったところでしょうか?
シャープに映る黒光のボディからはSLという荒々しさもあり猛牛のようなイメージを感じることができました。
時代が違えば黒船的な扱いを受けてもおかしくないでしょう。
黒いボディに金無垢であしらわれた「49671」の表示が異彩を放っています。
見るからに鉄々しい感じがファンには堪らないことでしょう。
館内で入館者をお出迎えしてくてくれるキューロク館の陰の立役者
それが真岡市のイメージキャラクターである「コットンベリー」です。
観光地ではお馴染みの顔出しパネルになっておりますので記念撮影なんかもいいですね。
コットンベリーとスタッフさんに見送られキューロク館を後にするのでした。
今回訪れたキューロク館は火曜日が定休日になりますのでお越しの際はご注意ください。
またSLに乗車されたい方へ、SLもおか号の運転日は原則土日祝日ですが例外もあります。
また2月は丸々車両整備のため運転がなされません。
詳しくは真岡鉄道の公式サイトをご覧ください。
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