本日は宇都宮市の西隣に位置する鹿沼市へ出張して参りました。
鹿沼市はサツキや鹿沼土、かぬま和牛などが全国的に有名です。
宇都宮市の西隣という地理的要因からベッドタウン化が進んでいる一面もあります。
また市西部は自然豊かな渓流や森林が広がる前日光県立自然公園に指定されております。
前日光県立自然公園(栃木県公式サイト)
地図をご覧になっていただけると分かりますが鹿沼市の市域は県内の主要市部に接しております。
東は宇都宮市、北は日光市、南は栃木市、南西は佐野市、また連絡道路はありませんが、最西部は群馬県にも
接しているのです。
そんな鹿沼市にお住いのお客様より出張サポートのご依頼をいただいたのでした。
向かったのは鹿沼市でもかなり西に位置する西大芦(にしおおあし)地区。
かつてダムに沈むかと言われたこともある地区です。
お客様のお話を伺いしますと
「最近実施したWindowsのアップグレード後からパソコンの調子が悪い」
「パソコンでTVを視聴していたが、アップグレード直後からエラーのため視られなくなった」
「リビングのTVは家族に占有されているため自分の部屋にあるTVはこのパソコンのみ」
とにかく出張でどうにか対処して欲しいとご相談をいただいたのでした。
当店からお客様のご自宅までは約35km。
距離にするとそうでもありませんが、宇都宮の街中を横断することになるためやや渋滞に巻き込まれます。
それでも約1時間もあれば到着可能。
この距離ですとほとんどの場合即日対応が可能です。
もちろん即日対応であっても他店様と異なり、割増し料金などは一切掛かりませんのでご安心ください。
ご自宅へ到着し早速ご利用のパソコンを拝見させていただきます。
2016年の5月にリリースされた比較的新しいマシンになります。
Windows10を搭載し標準でTVチューナー内蔵、CPUにはIntelのCore i7 6700Tを搭載しているハイスペック仕様の一体型
パソコン。
最近ではパソコンにTVチューナーが搭載されていても実際に利用されない方が多い中、アパートや自室内のスペースを
有効に活用されたいお客様は少なからずいらっしゃいます。
そのような層にこのような一体型パソコンは一定の需要があるようです。
一通り動作確認を行ってみましたがやはりTV機能がうまく働きません。
しかしTV機能以外では問題点は見つかりませんでした。
ちなみに富士通製のTVチューナーを搭載したパソコンには TV視聴アプリである「DigitalTVbox」がインストールされております。
このアプリを通しパソコン上にてTVを視聴することになります。
お客様のパソコンでは、この「DigitalTVbox」アプリがエラーのために起動ができないという問題が生じておりました。
参考までに表示されたエラーメッセージは
「サービスの起動に失敗しました」
このWindows10ですが、これまでのWindowsと異なりWindowsアップデートが強制的に実施されます。
先送りすることは可能ですが、完全な回避にはなりません。
※Windows10 Pro以上のエディションだとWindowsアップデートの設定を変更する事も可能なのですが。。。。
お客様が今回実施されたアップデートは2017年10月17日にMicrosoft社より公開された大型アップデートとなる
「Fall Creators Update」
※お客様が望んでアップデートされた訳では無いためこの言い回しには語弊が生じますが。。。。
昔からWindows アップデート直後はトラブルが尽きることがありません。
それは現在のWindows10になっても然りです。
Windowsアップデート はMicrosoft社がパソコンの基本ソフトとなるWindowsの不具合改善の目的で公開しております。
但しその公開したプログラムがすべてのマシンで適合するのかというと例外もございます。
とりわけメーカー様のパソコンの場合、メーカー様が独自に提供している内蔵および周辺機器用のドライバや
プレインストールされているアプリケーションの更新プログラムなどを別途あてがう必要があることは忘れてはいけません。
幸い富士通製のパソコンにはFMVアップデートナビという優れたプログラムがタスクバーに常駐しております。
このプログラムを利用することで、富士通がご利用パソコンで適用可能な更新プログラムや最新のドライバなどを検出して
くれるのです。
予期せぬWindowsアップデートによる起こり得る諸問題もこれを利用することですべてではありませんが、ある程度は回避
できるのです。
今回のトラブルはこちらにきちんと目を通していれば回避出来たものとなるだけに非常に悔やまれます。
デスクトップのタスクバー上に常駐しているFMVアップデートナビ
普段は隠れているため表に出てくることはないだけにその存在に気が付かない方もいるようです。
右クリックをすることで 「富士通へ最新情報を確認」 というメニューが表示されます。
これをクリックすることで富士通が提供する更新プログラムの確認及びダウンロードを行うことが可能となるのです。
FMVアップデートナビの案内に従いダウンロードをしたTV視聴時に必須となる「DigitalTVbox」の最新プログラム。
旧DigitalTVboxを先にアンインストールをし、ダウンロードした最新版プログラムのインストールを進めていきます。
インストール作業はそれほど時間が掛かりません。
慌てず待ちましょう。
尚富士通 FH70/YDの最新ドライバーは下記のサイトよりダウンロード可能です。
FMVアップデートナビがうまく働かないという方は下記のサイトを参考にしてみてください。
無事DigitalTVboxのインストールも完了。
ここでPCを一度再起動させます。
その後動作確認のためにDigitalTVboxを起動し問題なくTVが視聴できることを確認します。
お客様にも実際にリモコンを手に取っていただき問題なくTVが視聴できるようになったことを確認していただきます。
ここまで作業に要した時間は約40分弱。
参考までに今回発生した費用です。
作業料 6,300円
割引 -1,000円
合計 5,300円
※作業時間60分以内の作業料金となります。
当店パソコンサポートPCわんだでは栃木県内であれば山間部でも当日対応が可能です。
県内であれば割増料金をいただくこともございません。
メールでのご相談も承っておりますので気兼ねなくお問い合わせください。
パソコンサポートPCわんだ問い合わせフォーム
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作業も終え休憩をしていると、停車している車のリアガラスには古峯(ふるみね)神社のステッカーが貼ってありました。
そういえば前回の参拝は大雨で断念したのをふと思い出しました。
思い立ったら吉日といいますので前回のリベンジも兼ねて古峰ヶ原の古峯神社へ向かうことにしました。
鹿沼市街から古峯神社までは約25km離れております。
しかし現在地は古峯神社にもほど近い大芦地区。
ここから古峯神社までは約10km.
まさに射程圏内です。
道なりに進んでいくと、それはそれは大きな鳥居が目に入ってきます。
その大きさ迫力は某アニメの使徒の再来のようです。
古峯神社はこの大鳥居を抜け、さらに6kmほど進んだ山間にございます。
この大鳥居を抜ければ聖域古峰ヶ原まではすぐそこです。
一の大鳥居を抜け登り坂を進んでいくと途中に不動明王様の像がそびえ立っております。
その眼光は鋭くこれより先は不審な輩を通さぬという気迫が感じられます。
こちらは古峯原金剛山瑞峯寺(こぶがはらこんごうさんずいほうじ)
日光山を開いたことでも有名な勝道上人(しょうどうしょうにん)によって奥之院三昧石が開創された修験道千古の
霊場になります。
北関東三十六不動尊の第17番札所となっており、県外からも多くの方が古峯神社と合わせて参拝されるようです
逆光のためうまく撮影できませんでしたが、不動明王様の御尊顔です。
その眉間には皺が寄せられ鋭い眼光からは覇気がこれでもかと感じられます。
先ほどの不動明王三尊像の場所から少し西、古峯神社方面へと歩を進めると見えてくるのが
勝道上人の像です。
日光山を開いたことでも有名な勝道上人。
勝道上人の像のすぐ目の前に置かれているのは下駄に見えます。。。がそのサイズは規格外。
下駄には奉納の文字が書かれておりました。
寄贈されたものと思われます。
ここ古峯原金剛山瑞峯寺や古峯神社では古くから山岳信仰も相まり天狗が神の使いとして崇められてきました。
その大天狗の足のサイズに合わせて奉納されたのがこの大下駄になります。
重量もありとても人間では履くことはおろか、両手で持ち上げることもできないことでしょう。
荒々しい岩に立つ姿が凛々しいことこの上ないです。
剣の左右にはスモールサイズの童子像が剣を守護するかのごとく配置されておりました。
小さくてもそのお力は絶大であること間違い無しでしょう。
間近でみても細部までしっかりと作られておりその造形美には目を見張るものがあります。
いまにも動き出しそうな躍動感さえ感じられました。
本堂へ続く階段を登り切ると左手に等身大の天狗の像が見えてきます。
天狗の象徴ともいえる長い鼻。
正面からではその鼻の長さを実感できませんが、アングルを変えてみると。。。。
本堂前に安置されている金剛力士像
向かって左側にあるのは吽形像
本堂前に安置されている金剛力士像
向かって左側にあるのは阿形像
どちらも本堂を守る重大な役目を任された守護神であります。
その左右はきっちり金剛力士像によってガードされるという一片も隙もない鉄壁の布陣。
これだけガードが堅ければ悪者の侵入も一筋縄ではいかないはずでしょう。
以上、古峯原金剛山瑞峯寺からのご案内でした。
古峯神社へ向かう道中にありますのでお時間に余裕があればぜひとも訪れておいて損は無いスポットと言えます。
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古峯原金剛山瑞峯寺から進むこと約4km
車だと10分足らずで古峯神社へ到着できます。
9月に予定した参拝を台風の影響で見送ってから実に3か月ぶりの祈願達成となりました。
このトンネルを抜けると足尾方面へ続く県道15号線に合流します。
今回は古峯神社の参拝が目的ですので寄り道はパス。
大天狗と烏天狗が描かれていることから天狗ゆかりの神社であることが容易に想像できます。
きちんと一礼をして鳥居を潜ったのは言うまでもありません。
鋭い眼光で睨みつける感が半端ないです。
お土産なども販売しているようですので、気になる方は利用してみてはいかがでしょうか?
先ほどの鳥居よりも気持ち大きめに感じます。
やはり神社に近づいているだけあり大きくなっているのでしょうか?
最初の狛犬とはポーズも違いますね。
段差が設けられておりちょっとした滝のようになっておりました。
ここで初めて古峯神社と刻印された立派な石碑を目にすることができました。
それにしても鼻が長いこと。
ここで目にする狛犬たちもこれまでの物とはポーズが異なります。
製作者の意図を感じる瞬間でもあります。
画像では小さく感じますが、実物は結構な大きさでした。
さぁここを抜ければ神社まではもうすぐです。
しばし階段が続きますがそれほど高低差はありませんので苦にはならないかと。
2つあるのは大天狗と烏天狗からです。
幾つもの鳥居を抜け階段を登りきるとついに神社本殿を拝むことができます。
当日は平日のためか意外と空いておりスムーズに参拝をすることが出来ました。
屋根は完全茅葺で神社としての雰囲気もしっかりと感じることが出来ます。
ここ古峯神社は天狗の社といわれております。
祭神日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の使者である天狗様は災厄を除災するとして古くから信仰の対象とされてきました。
なので天狗に関連したオブジェクトが多かったのですね
境内、本殿には天狗の社に相応しく様々な天狗の置物や像、大天狗・烏天狗のお面が設置、飾られておりそれを拝む
ことが可能です。
中は撮影禁止ですのでお気を付けください。
本殿内にはそれはそれは立派な天狗様のお面や像が飾られておりました。
画像で紹介できないのが残念でいたし方ありません。
そしてここ古峯神社の凄いところは境内に専用の郵便局を抱えているところでしょう。
大切な方へのお手紙をここ古峯神社から出されてみてはいかがでしょうか?
おそらく受け取った方も特別な想いを感じること間違いなしです。
最後に境内の狛犬に礼を捧げ、今年最後の古峯神社への参拝をあとにするのでした。
古峯神社は天狗の宿としても知られ、神社本殿内の宿泊施設に泊まることもできるのです。
御朱印のデザインも実に凝っており天狗好きの方には堪らない物となるはず。
鹿沼市街からはかなり遠く車やバスでないと訪れるのも困難ですが、苦労した分だけ報われること間違いなしです。
初詣は古峯神社でご参拝などいかがでしょうか?
栃木県鹿沼市でWindows10のトラブル、Windows Updateによるトラブル、富士通製PCの予期せぬトラブルで困ったら