2月に入り気温も一気に冷え込むなど日本列島は冬一色。
ちなみに1月下旬の大寒波で自宅のガス給湯器が初めて凍結するという災難に見舞われました。
ニュースでも流れましたが北陸地方は未曽有の大雪とのことで被害も甚大のようです。
それに比べ栃木は大雪という事態までには至りませんでした。
大雪に見舞われた福井駅前の様子。
恐竜王国福井ご自慢の恐竜たちがうなだれる光景は氷河期のようだとネットでも話題に。
これを見ると案外日本列島は狭いようで広いのだなぁと実感させられます。
そして雪景色といえば温泉は外せません。
中でも山形県の銀山温泉は私の憧れの地でもあります。
初めてネットでその光景を目にした瞬間ハートを射抜かれたのを今でも鮮明に覚えております。
そして今回はその銀山温泉を擁する山形県のお客様より修理のご依頼をいただきました。
銀山温泉があるのは尾花沢市ですが、修理を依頼されたのは山形市のお客様です。
まずは恒例のゆるキャラ紹介
山形市にももちろんゆるキャラは存在します。
山形といえばべにばなの産地として有名。
それゆえ県の花にも指定されるほど。
そして皆さんが大好きなさくらんぼの産地でもあります。
その名の通り県の花であるベニバナから名を冠しており、特製浴衣にはさくらんぼの柄が
手に持つ花笠は山形市で毎年8月に開催される花笠祭りから
まさに山形のフルコースという贅沢仕様となっています。
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それでは山形の紹介はこの位にして修理のご紹介をさせていただきます。
お問い合わせをくださったのは長年勤めた会社を昨年退職されたというお客様。
これまでは職場のPCを主に利用していたため自宅のPCはほとんど使うことはなかったそうです。
退職を機に自宅のPCに触れる機会が増えた矢先にトラブルが??!
ある日これまでのように電源を入れ使おうとしたらPCが起動しない!?
電源の接触不良を疑いコンセントを変えてもダメ×
時間を置いて電源を入れても相変わらず起動せず...
困り果てたお客様は購入先の地元家電量販店へ持ち込まれたそうですが、思いのほか高額な費用に唖然。
世話好きの息子さんがネットで当店を見つけてくださりこの度宅急便での修理を受け付けたという次第です。
送られてきたお客様のPC
東芝の一体型PC D714/T7KW でした。
2013年の秋に発売されたモデルでWindows8.1を搭載したマシンになります。
東芝 液晶一体型AVPC dynabook REGZA D714/T7KW (東芝dunabook.com紹介ページ)
東芝のdynabookと聞くとほとんどの方はノートPCをイメージをされますが、2010年以降は一体型PCも発売しているんですね。
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診断の結果内蔵のHDD(ハードディスク)が完全に故障しており、通電もしないという状態。
急いでお客様に確認したところ、データは必要ないので起動できるよう復旧してもらえればと一抹の望みを託されました。
この機種は本体裏側のカバーを取り外すことで内部部品の脱着が可能となります。
嫌らしいのは一体型PC特有なのですが、分解するためのハードルが少々高いことでしょう。
決して分解ができないという訳ではありませんのでその点はご安心ください。
東芝製のPCだからなのか搭載されていたのは東芝製のHDDでした。
こちらも東芝製になります。
交換前は2TBのHDDでしたが、お客様からのご要望でコスト削減のために1TBのHDDをチョイス。
HDDの交換を終えましたが問題なのはWindowsの再セットアップ作業です。
お客様は再セットアップディスクを作成されておりませんでした。
そのためこのままではHDDの交換が済んだだけでOSが入っていないもぬけの殻状態。
万事休すかと思われるところですが当店は諦めません。
東芝さんから再セットアップ用のデータを取り寄せその後の作業を難なく進めることに成功。
再セットアップも完了し、不死鳥のように復活したdynabook D714/T7KW
工場出荷時に設定されている真っ赤な壁紙を見ていると目が疲れます。
念の為Windows Update も実施し最新の状態に持っていきます。
※お客様の希望によりWindows10にはアップグレードはしておりません。
再セットアップディスクはサービスで作製させていただきました。
これにて修理完了となります。
機器を返却するためにヤマト運輸の配送センターへ
参考までに今回発生した費用です。
内蔵機器交換作業料 6,300円
(Windows再セットアップ作業含む)
交換用HDD機器代 5,600円
再セットアップデータ修復作業費 11,200円
※東芝様依頼分
割引 -1,100円
合計 22,000円
※機器発送時の往復の送料は別途発生いたします。
当店パソコンサポートPCわんだではHDDの交換修理の際に再セットアップディスクの紛失、再セットアップディスクを
作成されなかったケースでも修理対応可能です。
お困りの際は諦めることなくお気軽に当店までお問い合わせください。
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無事作業も終わったので山形市について思い出を少々
それは2年ほど前に訪れた山寺。
ご存知でしょうか?
かの有名な山寺(正式名称立石寺)は山形市にあるんです。
訪れたのは紅葉には少し早い11月上旬。
みちのくの紅葉は関東に比べだいぶゆっくりなのです。
JR山寺駅から見上げた山寺方面
駅から降りた方々が向かう先は同じ模様。
目的地は山寺こと立石寺のようです。
しばし階段が続きますがこれから迎える石段地獄に比べれば赤子のようなものかと。
860年もの昔に開山された天台宗の寺院。
背後に控える山の頂上までが境内になっており、そのスケールと規模から山寺といわれるのも納得。
こちらはこけし塚になります。
こけしといえば宮城県の鳴子こけしが有名ですが、ここ山形も負けてはいません。
ここ山寺は芭蕉も訪れ句を詠んだことで知られます。
なんだか師の芭蕉よりも立派な気が・・・・
ここからいよいよ頂上まで続く1,000段の石段を登っていくことになります。
またここから先は聖域になりますので気持ちを引き締めていざ参りましょう。
ふむふむ石段を1段登るごとに煩悩が消えていくのだそうな
石段に隙間なく人、ひと、ヒトの行列が続きます。
これだけ見るとまだまだ先は長そうです。
がんばりましょう!
通常石段が1000段も続くと嫌になり口数も減って来るところですが、山寺の石段は周囲の景色も去ることながら
興味深い案内が随所に用意されているので楽しみながら登頂できます。
小休憩を挟みながら一段一段確実に登っていきます。
石段のそばにはこのような歴史感あふれる灯篭や石碑が多く続きます。
先ほど目に入った岩壁です。
この岩壁は百丈岩と呼ばれております。
山頂部は一部紅葉が始まっているようです。
やっと山頂部が見えてきました。
ちなみにこちらは仁王門になります。
11月だからよかったもののこれが真夏日だったら汗地獄間違い無しかと
それでも汗を流しながらの登頂になりましたので体温管理と水分補給はマメにしましょう。
この仁王門は江戸時末期に建造されたものになります。
仁王門を抜けると奥の院へと至ります。
正式名称は如法堂。
釈迦如来と多宝如来の両尊を御本尊としているお堂になります。
そして忘れてならないのがこの時点で踏みしめた石段が1,000を超えているはず
これであらゆる煩悩から解放されている純真無垢な状態になっていることでしょう。
奥の院から横道に逸れると華厳院という慈覚大師が開山の際に住んだ聖なる場所があります。
この華厳院の手前にあるのが立石寺の三重小塔です。
正面は保護されていてよく見えませんが、この岩肌の中に三重の塔が佇んでいるようです。
茶色の看板からもわかるように国の重要文化財に登録されております。
向かいに見える山は釈迦ヶ峰(しゃかがみね)。
人が立ち入れないような岸壁部分に立っている謎のお堂。
その正体は修験者向けの道場のようです。
危険な岩場を渡り切らないと足を運べないだけに部外者は一切立ち入り禁止となっております。
山寺の注目スポットNo1ともいえるのが崖に突き出た五大堂です。
舞台造りのお堂は展望台にもなっており山寺から広がる山々を一望できるのです。
目の前の山々がすぐ手の届く位置にあるかのような錯覚さえ覚え神になった様でした。
これぐらいの高さだと気象条件によっては朝方に雲海も期待できるかもしれませんね。
どういったものか詳細は不明ですが、五大堂ゆかりのもので間違いはないかと
ここなら雨風がしのげるのでベストプレイスといえるかもしれません。
写経を納めるためのお堂で何と山内で最も古い建物立ちいうのですから驚きです。
すべてを見納め後は元来た石段を下るのみ。
上りと違い下りは非常に楽ちんでした。
但し段飛ばしなどは危険ですから決して行ってはいけません。
マナーを守って登頂参拝を心がけましょう。
※翌日筋肉痛になったのは言うまでもありません。
鞭打って会社に出勤しましたがお客様にもご迷惑をお掛けしてしまいました。
山形県山形市で東芝製一体型PCのHDD故障やリカバリーディスク紛失などのトラブルで困ったら
栃木県宇都宮市のパソコン修理はパソコンサポートPCわんだ