本日は群馬県館林市へ出張して参りました。
宇都宮市からは距離的にも比較的近く高速不使用でも1時間弱で到着可能とアクセスも申し分ありません。
さて群馬県館林市ですが
・群馬県で唯一東北自動車道のICがあります。
※このため群馬県であることに気が付かない方もいるようで。。
・お隣埼玉県の熊谷市と日本一暑い町を競い合っています。
※館林市の最高気温は2007年に記録した40.3℃
・群馬名物上毛かるたの「鶴舞う形の群馬県」の鶴の頭部分に位置しています。
・市内にはうどん店が多く、うどんの原料になる小麦の産地としても有名。
※なんでも日清食品グループの創業の地なんだそうで。
、、、といった具合にざっとあげただけでも注目すべき点が幾つもあります。
群馬県館林市 : https://www.city.tatebayashi.gunma.jp/
そんな群馬県館林市のゆるキャラをせっかくですのでご紹介。
館林といえば分福(ぶんぷく)茶釜のたぬきが有名ですね。
もちろゆるキャラはちゃんと分福茶釜にちなんでいますのでご安心を。
茶釜を胴に見立てた愛嬌あるタヌキのキャラクター。
ご丁寧に胴の茶釜部分にはひらがなでしっかりと 「たてばやし」 の表記があります。
ぽんちゃんの部屋 : https://www.utyututuji.jp/pom-room/
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それでは修理の話題に戻ります。
今回修理のご依頼を下さったのは当店を過去に利用されたお客様からでした。
お客様のご友人でパソコンでお困りの方がいらしゃるとのご相談をいただきました。
お話を伺いますと
1. コーヒーを飲みながらノートPCで作業中、うっかりコーヒーをキーボードへこぼしてしまった
2. すぐにタオルなどでふき取り電源を切り半日ほどエアコン直下で乾燥させた
3. 翌日恐る恐る電源を入れたらきちんとWindowsが起動
4. Wordなどで文字入力の際にとある異常が発覚
なんと文字入力の際に特定のキーが応答せずというトラブルが生じてしまったのです。
もちろWordだけでなくExcelでも同様の症状が発生していることから液こぼしによりキーボードの
回路がショートおよび腐食してしまった可能性が高いと判断いたしました。
上記ヒアリング内容の「2」 を行ったことで被害が最小限に治まったのではないかと思われます。
場合によってはPCの電源そのものが入らない、起動できないという症状に至ってしまうことも
ありますので。
くれぐれも液こぼしの際は症状が悪化するのを防ぐためにも逸る気持ちを抑えつつPCのご利用を
中断されることをおススメいたします。
お客様よりいただいた情報を元に館林市のご友人宅へお伺いさせていただきました。
診せていただいたPCはLenovo製のG570。
2011年に発意されたPCですが、今でも現役で通用する人気機種になります。
中古市場でも大変人気があり需要もあります。
当店でも多くのG570をWindows7からWindows10へアップグレードし納品したので思い入れも一塩です。
キーボード部分にコーヒーをこぼされたというG570です。
キーボード部からはふき取った後とはいえ、かすかにコーヒーの香りが漂います。
まるで喫茶店のお店に入ったかのような香りです。
稀にアルコール類をこぼされる方がいらっしゃいますが、そうなると匂いがかなりきつくカバー部、内部の
洗浄を徹底しないと日常使用に大いに支障がでるほどの臭気を放ちます。
その破壊力は絶大です。
Lenovo G570
画像からは見分けることは困難ですが、キーボード部へコーヒーをこぼされたことでうっすらと汚れが
あるのが確認できました。
今回のような液こぼしによるトラブルの場合、キーボードの総交換になることがほとんどです。
運よくキーボードの洗浄のみで復旧したというケースもありますが、割有としては稀なケースになります。
診断の結果やはりキーボードに異常が見受けられました。
残念なことに回路部が腐食しており、総交換は避けられない状況でございました。
事前に問題PCの型番をいただいておりましたので、現地対応が取れるように交換用保守部品を持参して
臨んだことが功を喫しました。
キーボード交換に伴い既存のキーボードを取り外す作業に着手します。
キーボードを固定しているネジ3か所を外すために本体を裏返します。
その際に事前にバッテリーを外しておくことをお忘れなく。
これ重要です。
ネジ1ヵ所はすぐに取り外せます。
残り2ヵ所は背面カバー内にあるため、このカバーを取り外していきます。
見落としがちですがCPU冷却ファンのすぐ横にキーボードの固定ネジがあります。
残り1ヵ所はHDD固定具の近くにあります。
キーボード固定ねじは他のネジと差別化を図るためにキーボードの表示が付いております。
これを目標に探していただければ作業も捗るかと思います。
3ヵ所のネジすべてを取り外し再び本体を表にします。
キーボード上部にヘラのような器具を使いテコの原理でキーボードをクイッと持ち上げます。
キーボードとPC本体をつなぐ生命線というべき接続ケーブルが顔を覗かせす。
作業しやすいようキーボードを上部にずらしつつ、接続ケーブルを固定しているプラスティック製の固定具
(黒い部分)を起し、接続ケーブルを取り外します。
この際にこの固定部分を破損したりしないように力加減が重要です。
デリケートな部分ですので優しく作業を行う必要があります。
今までキーボードがあった部分が解放され、内部の部品がむき出しになっております。
このような作業を現地で行っておりますと多くのお客様より
「パソコンの中身ってこんなになっているんですね~」
「普段目に出来ないので写真を撮ってもいいですか?」
とよほど珍しいのか決まって上記のようなお言葉をいただきます。
我々作業員としましても興味を持っていただけるのはこれ以上ない喜びです。
あっ私どもの顔を撮影するのはご遠慮くださいね。恥ずかしいので。。
さて取り外した問題のキーボードです。
キートップ部分がテカってるのが使用歴を物語っています。
こちらはキーボードの裏側です。
黒いシミはこぼしたコーヒーによる物です。
鼻を近づけると裏側は十分にふき取りがなされていないためか、表側以上に強烈なコーヒー臭がしました。
じつはLenovo G570 の純正キーボードは価格が高いため、今回は同じLenovoブランドの型番違いG580の
キーボードを用意して参りました。
そのためキートップの表示を見比べるとWindowsキーの表示が異なっているのがお分かりになられるかと。
実際使用する上では何ら問題はありません。
その後裏側の固定ねじ3ヵ所を順次取り付けていきます。
アプリケーション「メモ帳」を開き入力確認。
問題なくすべてのキーで入力確認が取れました。
これにて作業完了です。
作業時間は約30分弱でした。
お客様には飲食中はパソコンから距離をとっていただくようご案内をさせていただきました。
これから寒い季節を迎えますとどうしてもホットコーヒーやお茶が口恋しくなります。
このようなトラブルは慣れからくる不注意でのつい ”うっかり” がほとんどです。
皆様くれぐれもご注意を!
大事なことをお伝え忘れておりましたが、今回修理のご依頼をくださったお客様は当店ご利用者様から
のご紹介でしたので、修理金額から1,000円割引になります。
参考までに今回発生した費用です。
作業料 6,300円
交換用キーボード機器代 4,800円
ご紹介割引 -1,000円
合計 10,100 円
※作業時間1時間以内での料金となります。
当店パソコンサポートPCわんだではお客様からのご紹介は大歓迎いたします。
懇切丁寧に対応し、ご紹介者様の信頼に必ずやお応えさせていただきます。
身の回りでパソコンなどでお困りの方がいらっしゃれば悩むよりぜひご相談下さい。
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さて作業も終わり宇都宮への帰路の途中。
館林といえば分福茶釜。
ということで分福茶釜で有名な茂林寺(もりんじ)へ足を運んでみました。
しかし時計はすで16:00 を回っているため宝物殿は拝観できませんでしたが。
分福茶釜に興味のある方は下記のサイトにて音声付きでお話を聞くことができます。
昔ばなし分福茶釜 : https://minwa.fujipan.co.jp/area/gunma_001/
なんやかんやで茂林寺へ到着。
駐車場は終日解放されており料金も無料でした。
たぬきつながりで滋賀県の信楽たぬきの日についての案内がされておりました。
ちなみに信楽たぬきの日は11月8日です。
こちらも興味がある方は遠方になりますが足を運んでみてはいかがでしょうか?
信楽たぬきの日 : https://www.e-shigaraki.org/tanuki/
茂林寺付近にはこのような分福茶釜の絵本案内板が複数設置されています。
それぞれ内容も異なりますので探してみるのも面白そうです。
建立は応仁2年と非常に歴史的価値の高い建造物になります。
この門をくぐれば分福茶釜のたぬきワールドが待っています。
その数じつに22体
一体一体表情やポーズも異なり見ているだけでも自然と笑みが出ます。
総門に近いたぬきの像は分福茶釜にちなんだ茶釜の胴を有しております。
こちらは総門を抜けた左手です。
どうです左右のたぬきの像の違いに気が付きましたか?
たぬきの像が載っている台座部分には格言?らしいものが書かれております。
これも一体一体すべて異なるものが書かれております。
すべてを紹介することは困難ですが撮影したものの一部を紹介させていただきます。
笠をかぶって通い帳を持っている信楽焼きでよく見かけるたぬきの像もあります。
たぬきたちは皆空を見上げていますが、見上げる視線の先には何が映っているのでしょうか?
すごく気になります。
たぬきの像ですが名前の通り 「たぬき→他抜き→他を抜く」 という意味合いが込められています。
たぬきはお金を表す精霊として扱われていたことからたぬきの像・置物は商売繁盛の象徴として縁起物
扱いされてきました。
皆様の商店街やお店の入口や玄関付近にもたぬきの像・置物が置いてあるかと思います。
このような理由からだったのですね。
とっくりを持っているのにも理由があります。
とっくりは漢字だと「徳利」と書きます。
鋭い方はもう気が付いたはずです。
徳利、つまり徳を積むことが商売繁盛につながりますよ~と言っているのですね。
夕日と重なり門の朱色が更に映えます。
この先に本殿があります。
ここまでたぬきの像があるお寺は全国探してもそうは無いはずです。
お寺ですからしっかりと観音様の像もあります。
青銅色の格式の高い聖観音です。
なんでも作られたのが元禄3年だとか。。
境内には群馬県指定の天然記念物 茂林寺のラカンマキがあります。
群馬県最大規模のラカンマキだそうで高さは約14mもあります。
このラカンマキは葉先がとがっているため魔除けとして境内に植えられたそうです。
目立つ幟(のぼり)を発見
「花と緑のぐんまづくり」 と書いてあります。
幟には群馬県の誇るゆるキャラ ”ぐんまちゃん” がプリントされておりました。
分福茶釜を茂林寺へもたらした守鶴和尚が祀られているお堂になります。
設置された意味合いも異なるということなのでしょうか?
こちらのたぬきの像は漫画に出てくるようなキャラクターになっております。
比較的最近になってから作られたのでしょうか?
こちらは茂林寺の駐車場(トイレ前)に設置されていた、たぬきの像たちです。
数から察するに家族という設定なのでしょうか。
一番サイズが大きいのがお父さん何ですかね。。。
曹洞宗茂林寺 : https://www7.plala.or.jp/morin/
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茂林寺つながりで最寄りの駅 東武鉄道の茂林寺前駅まで足を延ばすことにしました。
茂林寺からは距離も近く徒歩でも10分圏内です。
東武鉄道 東武伊勢崎線の駅 茂林寺前駅
駅前には駐車場もありますので車で訪れても大丈夫です。
最後にノートPCのキーボード交換や液晶パネルの交換作業ですが、事前に故障箇所が特定でき
PCの型番情報などをご提示いただければ現地での交換作業が可能です。
一回の訪問で作業が完結することから非常に多くのお客様に喜ばれる内容になります。
※故障箇所の特定がヒアリング時点で特定できない場合は再訪問対応となる場合もございます。
群馬県館林市でLenovo、Dell、HP、ASUSなど海外製PCの突然のトラブルや故障、修理で困ったら